FormData と XMLHttpRequest によるファイルアップロード

2024-04-02

メリット

ページ全体の読み込み時間を短縮できます。
ユーザーインターフェースをよりスムーズに保ちます。
アップロードの進捗状況を表示できます。
大容量ファイルのアップロードに適しています。

デメリット

従来のファイルアップロード方法よりも複雑です。
ブラウザの互換性問題が発生する可能性があります。
セキュリティ対策に注意する必要があります。

実装方法

jQuery Ajax File Upload を実装するには、以下の手順が必要です。

HTML フォーム

まず、ファイルアップロード用の HTML フォームを作成する必要があります。フォームには、enctype="multipart/form-data" 属性と、file 型の input 要素が必要です。

<form action="upload.php" method="post" enctype="multipart/form-data">
  <input type="file" name="file">
  <input type="submit" value="アップロード">
</form>

jQuery コード

次に、jQuery コードを使用して、Ajax リクエストを送信します。

$(document).ready(function() {
  $('#file-upload-form').submit(function(e) {
    e.preventDefault();

    var formData = new FormData(this);

    $.ajax({
      url: 'upload.php',
      type: 'post',
      data: formData,
      contentType: false,
      processData: false,
      success: function(data) {
        // アップロード成功時の処理
      },
      error: function(jqXHR, textStatus, errorThrown) {
        // アップロード失敗時の処理
      }
    });
  });
});

サーバーサイド処理

最後に、サーバーサイドでアップロードされたファイルを受け取り処理する必要があります。

<?php

if (isset($_FILES['file'])) {
  $file = $_FILES['file'];

  // ファイルの保存処理
}

?>

jQuery Ajax File Upload は、JavaScript、jQuery、Ajax を使用してファイルをサーバーにアップロードする技術です。従来のファイルアップロード方法よりも多くの利点がありますが、実装にはいくつかの注意点があります。

上記の解説と参考資料を参考に、ぜひ jQuery Ajax File Upload を試してみてください。

jQuery Ajax File Upload サンプルコード

HTML

<form action="upload.php" method="post" enctype="multipart/form-data" id="file-upload-form">
  <input type="file" name="file">
  <input type="submit" value="アップロード">
</form>

JavaScript

$(document).ready(function() {
  $('#file-upload-form').submit(function(e) {
    e.preventDefault();

    var formData = new FormData(this);

    $.ajax({
      url: 'upload.php',
      type: 'post',
      data: formData,
      contentType: false,
      processData: false,
      success: function(data) {
        // アップロード成功時の処理
        alert('アップロードが完了しました。');
      },
      error: function(jqXHR, textStatus, errorThrown) {
        // アップロード失敗時の処理
        alert('アップロードに失敗しました。');
      }
    });
  });
});

PHP

<?php

if (isset($_FILES['file'])) {
  $file = $_FILES['file'];

  // ファイルの保存処理
  $uploadDir = 'uploads/';
  $uploadFile = $uploadDir . basename($file['name']);

  if (move_uploaded_file($file['tmp_name'], $uploadFile)) {
    echo 'ファイルがアップロードされました。';
  } else {
    echo 'ファイルのアップロードに失敗しました。';
  }
}

?>

説明

HTML コードは、ファイルアップロード用のフォームです。
JavaScript コードは、jQuery Ajax を使用してファイルをサーバーにアップロードします。

実行方法

上記のコードをそれぞれ index.html、script.js、upload.php というファイル名で保存します。
Web サーバーで index.html を開きます。
ファイルを選択して "アップロード" ボタンをクリックします。

注意事項

このコードはサンプルコードであり、実際の運用環境ではセキュリティ対策などを考慮する必要があります。
ブラウザによっては、ファイルアップロードの制限がある場合があります。

jQuery Ajax File Upload 以外の方法

FormData と XMLHttpRequest を使用して、ファイルを直接アップロードできます。

var formData = new FormData();
formData.append('file', file);

var xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open('post', 'upload.php');
xhr.send(formData);

File API を使用して、ファイルをより詳細に制御できます。

var file = document.getElementById('file').files[0];

var reader = new FileReader();
reader.onload = function() {
  // ファイルの内容を処理
};
reader.readAsDataURL(file);

第三者ライブラリ

jQuery File Upload や Blueimp File Upload などの第三者ライブラリを使用することもできます。

これらのライブラリは、ファイルアップロード処理を簡略化し、さまざまな機能を提供します。

簡単なファイルアップロード の場合は、FormData と XMLHttpRequest で十分です。

より詳細な制御 が必要な場合は、File API を使用できます。

開発時間を短縮 したい場合は、第三者ライブラリを使用するのがおすすめです。

各方法の比較

方法	メリット	デメリット
jQuery Ajax File Upload	使いやすい	複雑
FormData と XMLHttpRequest	シンプル	詳細な制御が難しい
File API	詳細な制御が可能	複雑
第三者ライブラリ	開発時間が短い	ライブラリの依存