outerHTMLプロパティとinnerHTMLプロパティの違い
jQueryで選択した要素のouterHTMLを取得する方法
jQueryのouterHTML
プロパティを使用すると、選択した要素のHTMLコード全体を取得することができます。これは、要素の内容だけでなく、その要素の属性も含めて取得したい場合に役立ちます。
<div id="my-element">
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</div>
// 要素を選択
const element = $("#my-element");
// outerHTMLを取得
const outerHtml = element.outerHTML();
// 結果を出力
console.log(outerHtml);
出力結果
<div id="my-element">
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</div>
ポイント
outerHTML
プロパティは、要素の内容だけでなく、その要素の属性も含めて取得します。- 取得したouterHTMLは、文字列として扱われます。
- 取得したouterHTMLを、他の要素に挿入したり、別の場所に保存したりすることができます。
応用例
- 要素の内容をコピーして別の場所に挿入する
- 要素を複製する
- 要素のHTMLコードを編集する
注意事項
outerHTML
プロパティは、IE8以前ではサポートされていません。- 取得したouterHTMLをそのまま挿入すると、スクリプトが重複して実行される可能性があります。
outerHTML
プロパティの代わりに、html()
メソッドを使用することもできます。ただし、html()
メソッドは、要素の内容のみを取得します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>jQuery outerHTML サンプル</title>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
<div id="my-element">
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</div>
<script>
// 要素を選択
const element = $("#my-element");
// outerHTMLを取得
const outerHtml = element.outerHTML();
// 結果を出力
console.log(outerHtml);
</script>
</body>
</html>
実行方法
- 上記のコードをHTMLファイルとして保存します。
- ブラウザでファイルを開きます。
- コンソールを開きます。
- 以下の出力が確認できます。
<div id="my-element">
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</div>
- このコードでは、
jquery-3.6.0.min.js
ライブラリが必要です。
jQueryで選択した要素のouterHTMLを取得する他の方法
prop()
メソッドを使用して、outerHTML
プロパティを取得することができます。
const outerHtml = element.prop("outerHTML");
text()
メソッドを使用して、要素の内容のみを取得することができます。
const content = element.text();
clone()
メソッドを使用して、要素を複製し、その複製要素のouterHTMLを取得することができます。
const clone = element.clone();
const outerHtml = clone.outerHTML();
const content = element.html();
outerHTML
プロパティは、要素の内容と属性を取得したい場合に使用します。
- 上記以外にも、JavaScriptのDOM APIを使用して、要素のouterHTMLを取得することができます。
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