【徹底解説】HTMLとCSSで要素を非表示にする全方法:状況に合わせた最適な方法とは?

2024-05-02

HTMLとCSSで要素を非表示にする方法:スペースを取らずに隠す

ウェブページを作成する際、特定の要素を非表示にすることはよくある操作です。しかし、単に要素を削除してしまうと、レイアウトが崩れてしまうことがあります。そこで今回は、要素を非表示にしつつ、スペースを空けずに他の要素を配置する方法について、HTMLとCSSを用いて解説します。

display: none; を使う

最も一般的な方法は、CSSの display プロパティに none を設定する方法です。このプロパティを適用すると、対象要素とその子要素が完全に非表示になり、スペースも占有しなくなります。

.element {
  display: none;
}

上記のように .element クラスに display: none; を設定すると、そのクラスを持つ要素は非表示になります。

利点:

  • シンプルでわかりやすい
  • 確実に要素を非表示にできる
  • スクリーンリーダーなどの補助技術で認識されなくなる可能性がある
  • JavaScript で要素を表示/非表示を操作する場合、複雑になる

visibility: hidden; を使う

もう一つの方法は、CSSの visibility プロパティに hidden を設定する方法です。このプロパティを適用すると、対象要素は非表示になりますが、スペースは空けたままで、スクリーンリーダーなどの補助技術でも認識されます。

.element {
  visibility: hidden;
}
  • display: none; よりもシンプルな場合がある
  • 要素の輪郭線が表示される場合がある
  • 子要素も非表示になってしまう

opacity: 0; を使う

opacity プロパティを使って、要素の透明度を 0 に設定することで、実質的に非表示にすることもできます。この方法では、要素自体は非表示にならず、スペースも空けたままで、スクリーンリーダーなどの補助技術でも認識されます。

.element {
  opacity: 0;
}
  • アニメーションなどでの利用に適している
  • ぼやけた表示になる
  • 古いブラウザでは対応していない場合がある

その他の方法

上記以外にも、以下のような方法で要素を非表示にすることができます。

  • position: absolute;left: -9999px; を使う
  • overflow: hidden; を親要素に使う
  • JavaScriptを使って要素を非表示/表示を操作する

それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて適切な方法を選択する必要があります。

HTMLとCSSで要素を非表示にする方法はいくつかあります。それぞれの方法の利点と欠点を理解し、状況に合わせて適切な方法を選択することが重要です。




以下に、HTMLとCSSを用いて要素を非表示にする方法のサンプルコードを示します。

display: none; を使う

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>要素を非表示にする</title>
  <style>
    .element {
      display: none;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>この段落は表示されます。</p>
  <div class="element">この要素は非表示になります。</div>
  <p>この段落も表示されます。</p>
</body>
</html>

このコードでは、div 要素に .element クラスを付与し、CSSで display: none; を設定しています。その結果、div 要素は非表示になり、ページには表示されなくなります。

visibility: hidden; を使う

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>要素を非表示にする</title>
  <style>
    .element {
      visibility: hidden;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>この段落は表示されます。</p>
  <div class="element">この要素は非表示になります。</div>
  <p>この段落も表示されます。</p>
</body>
</html>

このコードは、上記コードと同様に div 要素に .element クラスを付与し、CSSで visibility: hidden; を設定しています。しかし、このコードでは display: none; を使った場合と異なり、div 要素は非表示になりますが、スペースは空けたままで、スクリーンリーダーなどの補助技術でも認識されます。

opacity: 0; を使う

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>要素を非表示にする</title>
  <style>
    .element {
      opacity: 0;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>この段落は表示されます。</p>
  <div class="element">この要素は非表示になります。</div>
  <p>この段落も表示されます。</p>
</body>
</html>

上記はあくまでも基本的な例であり、状況に合わせて様々な方法を組み合わせることもできます。




HTMLとCSSで要素を非表示にするその他の方法

前述で紹介した3つの方法に加え、HTMLとCSSで要素を非表示にする方法はいくつかあります。以下に、代表的な方法とそれぞれの利点と欠点をまとめました。

方法利点欠点補足
position: absolute; & left: -9999px;要素を画面外に追いやることで非表示にする古いブラウザでは非対応の可能性がある要素のサイズが変化すると、意図した位置に表示されない可能性がある
overflow: hidden; を親要素に使う親要素からはみ出た部分を非表示にする子要素の配置が制限される親要素の高さを固定する必要がある
JavaScript で要素を非表示/表示を操作する動的な処理に適しているJavaScript が無効な場合は非表示にならないコードが複雑になる
  • z-index プロパティを使って、要素を他の要素の下に隠す
  • CSSフレームワーク (Bootstrapなど) を利用して、非表示にする機能を利用する

html css


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