Node.jsとMariaDBでSequelizeを使ってジオロケーション検索をマスター!
Sequelize - MariaDB で WHERE 節にジオロケーション条件を使用する
前提条件
このチュートリアルを開始するには、以下のものが必要です。
- Node.js がインストールされている
- npm または yarn がインストールされている
- MariaDB データベースサーバーが実行されている
- Sequelize ORM がインストールされている
手順
- プロジェクトのセットアップ
まず、新しい Node.js プロジェクトを作成し、Sequelize をインストールする必要があります。
npm init -y
npm install sequelize mariadb
- データベース接続
Sequelize を使用して MariaDB データベースに接続する必要があります。
const Sequelize = require('sequelize');
const sequelize = new Sequelize('database_name', 'username', 'password', {
host: 'localhost',
dialect: 'mariadb',
});
- モデル定義
次に、データベース内のテーブルを表すモデルを定義する必要があります。
const User = sequelize.define('user', {
name: Sequelize.STRING,
location: Sequelize.GEOMETRY('POINT'), // ジオロケーションフィールド
});
- ジオロケーション条件
WHERE 節にジオロケーション条件を追加するには、Sequelize.Op
オブジェクトを使用する必要があります。
const users = await User.findAll({
where: {
location: {
[Sequelize.Op.within]: [[40.7128, -74.0060], [40.7674, -73.9594]] // 検索範囲
},
},
});
この例では、location
フィールドの値が指定された四角形内に含まれるすべてのユーザーを選択します。
その他のジオロケーション演算子
Sequelize.Op
オブジェクトは、他のジオロケーション演算子も提供しています。
[Sequelize.Op.within]
: ジオメトリが指定された形状内に含まれているかどうかを確認します。[Sequelize.Op.distance]
: ジオメトリと指定されたポイント間の距離を計算します。
これらの演算子を使用して、さまざまなジオロケーションクエリを作成できます。
このチュートリアルでは、Node.js、ORM、MariaDB を使用して、Sequelize で WHERE 節にジオロケーション条件を追加する方法を説明しました。
このチュートリアルで学んだことを利用して、ジオロケーションに基づいてデータをクエリするアプリケーションを作成できます。
コード
const Sequelize = require('sequelize');
const { Op } = require('sequelize');
// MariaDB データベースに接続
const sequelize = new Sequelize('database_name', 'username', 'password', {
host: 'localhost',
dialect: 'mariadb',
});
// モデル定義
const User = sequelize.define('user', {
name: Sequelize.STRING,
location: Sequelize.GEOMETRY('POINT'), // ジオロケーションフィールド
});
// ジオロケーション条件
const users = await User.findAll({
where: {
location: {
[Op.within]: [[40.7128, -74.0060], [40.7674, -73.9594]] // 検索範囲
},
},
});
// 結果をコンソールに出力
console.log(users);
説明
このコードは、以下の手順を実行します。
Sequelize
とSequelize.Op
モジュールをインポートします。- MariaDB データベースに接続します。
User
モデルを定義します。- 結果をコンソールに出力します。
実行方法
- ターミナルを開きます。
- プロジェクトディレクトリに移動します。
- 以下のコマンドを実行します。
node index.js
このコマンドを実行すると、指定された四角形内に含まれるすべてのユーザーが出力されます。
応用
このコードは、さまざまな方法で拡張できます。
- 検索範囲を変更できます。
- 他のジオロケーション演算子を使用できます。
- 結果を処理するカスタムロジックを追加できます。
これらの拡張により、ジオロケーションに基づいてデータをクエリするさまざまなアプリケーションを作成できます。
Sequelize で MariaDB で WHERE 節にジオロケーション条件を追加するには、他にもいくつかの方法があります。
Sequelize.fn
関数を使用して、カスタム SQL 関数を呼び出すことができます。
const users = await User.findAll({
where: {
location: Sequelize.fn('ST_Within', Sequelize.col('location'), [[40.7128, -74.0060], [40.7674, -73.9594]]),
},
});
この例では、ST_Within
SQL 関数を使用して、location
フィールドの値が指定された四角形内に含まれているかどうかを確認します。
生の SQL を使用する
Sequelize は、生の SQL クエリを実行する方法も提供しています。
const users = await sequelize.query(`
SELECT * FROM users
WHERE ST_Within(location, ?::geometry)
`, {
replacements: [[40.7128, -74.0060], [40.7674, -73.9594]],
});
- 単純なジオロケーションクエリの場合は、
Sequelize.Op
演算子を使用するのが最適です。
どの方法を選択する場合でも、データベーススキーマとパフォーマンス要件を考慮することが重要です。
node.js orm mariadb