【最新版】Node.js vs io.js 徹底比較！ 選び方のポイントも解説

Node.jsとio.jsの違い

歴史

• Node.jsは2009年にRyan Dahlによって作成されました。
• io.jsは2014年にNode.jsのフォークとして作成されました。

ガバナンス

• Node.jsは当初、Joyentという会社によって管理されていました。
• io.jsはオープンなガバナンスモデルを採用しており、コミュニティによって管理されています。

開発

• Node.jsの開発は比較的ゆっくりとしています。
• io.jsはより速いペースで開発されています。

機能

• Node.jsとio.jsは、ほとんどの機能で互換性があります。
• io.jsには、Node.jsにはないいくつかの新しい機能が追加されています。

パフォーマンス

• io.jsは、いくつかのベンチマークでNode.jsよりも高速であることが示されています。

コミュニティ

• Node.jsには、より大きなコミュニティがあります。
• io.jsのコミュニティは、より小さいですが、成長しています。

• 安定性と成熟度を重視する場合は、Node.jsがよい選択です。
• 最新機能と高速なパフォーマンスを重視する場合は、io.jsがよい選択です。
• オープンなガバナンスモデルを重視する場合は、io.jsがよい選択です。

そのため、現在新しいプロジェクトを開始する場合は、Node.jsを選択することをお勧めします。

Node.js サンプルコード

Hello World

const http = require('http');

const server = http.createServer((req, res) => {
  res.statusCode = 200;
  res.setHeader('Content-Type', 'text/plain');
  res.end('Hello World!\n');
});

server.listen(3000, () => {
  console.log('Server listening on port 3000');
});

このコードは、HTTPサーバーを作成し、/ エンドポイントにアクセスすると "Hello World!" と表示するものです。

ファイル読み込み

const fs = require('fs');

fs.readFile('data.txt', 'utf8', (err, data) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  console.log(data);
});

このコードは、data.txt ファイルを読み込み、その内容をコンソールに出力します。

モジュール使用

const express = require('express');

const app = express();

app.get('/', (req, res) => {
  res.send('Hello from Express!');
});

app.listen(3000, () => {
  console.log('Server listening on port 3000');
});

このコードは、Expressモジュールを使用して、簡単なWebサーバーを作成します。

非同期処理

const async = require('async');

async.waterfall([
  (callback) => {
    console.log('Step 1');
    callback(null, 'data from step 1');
  },
  (data, callback) => {
    console.log('Step 2', data);
    callback(null, data + ' from step 2');
  },
  (data, callback) => {
    console.log('Step 3', data);
    callback(null, data + ' from step 3');
  },
], (err, result) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  console.log('Final result:', result);
});

このコードは、async モジュールを使用して、非同期処理を順番に実行します。

エラー処理

try {
  const fs = require('fs');
  const data = fs.readFileSync('data.txt', 'utf8');
  console.log(data);
} catch (err) {
  console.error(err);
}

このコードは、try...catch ブロックを使用して、エラー処理を行います。

これらのコードはほんの一例です。Node.jsは、Webアプリケーション、ネットワークツール、ユーティリティなど、さまざまな種類のアプリケーション開発に使用できます。

Node.jsとio.jsの違い：詳細比較

• Node.js: 2009年リリース

• Node.js: 2015年まではJoyent社が管理、現在はNode.js Foundationが管理
• io.js: オープンなガバナンスモデル、コミュニティ管理

• 互換性: ほとんどの機能で互換性がある
• io.js: 一部の最新機能が追加されていた

• ベンチマーク: io.jsの方が高速な結果が出ていたケースがあった

• io.js: 小規模なコミュニティだったが成長中

現状

• 2018年: io.jsはNode.jsにマージ

• 現在新規プロジェクトを始める場合: Node.jsがおすすめ
• io.jsの特徴:
  • 最新機能
  • オープンなガバナンスモデル

補足

• 上記は、あくまで2018年時点の情報です。
• Node.jsとio.jsの技術的な詳細については、それぞれの公式ドキュメントを参照してください。