SEO対策もバッチリ!jQueryで複数回 $(document).ready を安全に使う方法
jQueryで複数回 $(document).ready を実行した場合の動作
- 複数回実行しても問題なく動作します。
- 呼び出した順に処理されます。
- 同じファイル内でも、別のファイルでも、呼び出し順は変わりません。
this
やvar
などの変数は、各$(document).ready
内で独立しています。
詳細
$(document).ready
は、DOM が読み込まれた後に実行される処理を定義する関数です。複数回呼び出しても問題なく動作し、呼び出した順に処理されます。
以下の例では、$(document).ready
が2回呼び出され、それぞれ異なる処理が実行されています。
$(document).ready(function() {
// 最初の処理
alert("最初の処理");
});
$(document).ready(function() {
// 2番目の処理
alert("2番目の処理");
});
this や var などの変数
各 $(document).ready
内で定義された変数は、その関数内でのみ有効です。他の $(document).ready
内では参照できません。
以下の例では、var
で定義された変数は、それぞれの $(document).ready
内でのみ有効です。
$(document).ready(function() {
var num = 1;
alert(num); // 1
});
$(document).ready(function() {
var num = 2;
alert(num); // 2
});
注意点
複数回 $(document).ready
を呼び出す場合、処理が重複したり、競合したりする可能性があります。コードを書き換える前に、意図した動作になることを確認する必要があります。
補足
- 上記の情報に加えて、以下の点にも注意が必要です。
- 処理が重い場合は、複数回
$(document).ready
を呼び出すと、ページの読み込み速度が遅くなる可能性があります。 - コードの読みやすさや保守性を考慮して、複数回
$(document).ready
を呼び出す必要がない場合は、1回のみ呼び出すようにしましょう。
- 処理が重い場合は、複数回
関連キーワード
- JavaScript
- jQuery
- $(document).ready
- DOM
- イベントハンドラ
- 変数
- スコープ
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>jQuery - multiple $(document).ready</title>
</head>
<body>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
<script>
$(document).ready(function() {
// 最初の処理
alert("最初の処理");
});
$(document).ready(function() {
// 2番目の処理
alert("2番目の処理");
});
</script>
</body>
</html>
このコードを実行すると、以下のダイアログボックスが順番に表示されます。
最初の処理
2番目の処理
this
やvar
などの変数のスコープを確認するサンプルコード- 処理が重複したり、競合したりするサンプルコード
$(document).ready 以外の方法
window.onload
イベントは、ウィンドウの読み込みが完了した後に発生します。以下のコードのように、イベントハンドラに処理を記述することができます。
window.onload = function() {
// 処理
};
defer 属性
script
要素の defer
属性を指定すると、DOM が読み込まれた後にそのスクリプトが実行されます。以下のコードのように、defer
属性を指定することができます。
<script src="script.js" defer></script>
async 属性
script
要素の async
属性を指定すると、DOM が読み込まれると同時にそのスクリプトが実行されます。ただし、他のスクリプトの読み込みを妨げる可能性があるため、注意が必要です。
<script src="script.js" async></script>
ES6 モジュールの import
ES6 モジュールを使用している場合は、import
キーワードを使ってモジュールを読み込むことができます。モジュールが読み込まれると、そのモジュール内の処理が実行されます。
import { myFunction } from "./my-module.js";
myFunction();
それぞれの方法の比較
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
$(document).ready | jQuery で簡単に使える | 処理が重複したり、競合したりする可能性がある |
window.onload イベント | すべてのブラウザで使える | 処理のタイミングが遅くなる可能性がある |
defer 属性 | 処理のタイミングを遅らせられる | スクリプトの読み込みが遅くなる可能性がある |
async 属性 | 処理を早く実行できる | 他のスクリプトの読み込みを妨げる可能性がある |
import | モジュールの依存関係を管理しやすい | ES6 モジュールに対応していないブラウザでは使えない |
どの方法を使うべきかは、状況によって異なります。以下の点を考慮して選択しましょう。
- 使いやすさ
- 処理のタイミング
- ブラウザの対応状況
javascript jquery