Angular Routingのベストプラクティス:pathMatch: 'full' を賢く使う

2024-04-02

Angularにおける pathMatch: 'full' の意味と効果

AngularでRouteを定義する際、pathMatchというオプションを使用できます。これは、URLがどのように一致する必要があるかを指定するために使用されます。

pathMatch: 'full' は、URLが完全に一致する必要があることを示します。つまり、URLが指定されたパスと完全に一致した場合のみ、そのルートがアクティブになります。

以下の例では、pathMatch: 'full' を使用して、'/about' というURLにのみ AboutComponent がアクティブになるようにしています。

const routes: Routes = [
  {
    path: 'about',
    pathMatch: 'full',
    component: AboutComponent
  }
];

この場合、以下のURLは AboutComponent をアクティブにします。

  • /about
  • /about/something

pathMatch: 'full' を使用する利点

  • より正確なルーティングが可能になります。
  • 意図しないURLへのアクセスを防ぐことができます。
  • URLが完全に一致する必要があるため、より厳密な設定となります。
  • すべてのURLを網羅するように、すべてのパスを定義する必要があります。
  • pathMatch: 'prefix': URLが指定されたパスで始まる場合にのみ、そのルートがアクティブになります。

pathMatch: 'full' は、URLが完全に一致する必要がある場合に使用します。より正確なルーティングが可能になりますが、すべてのURLを網羅するように設定する必要があります。




app.component.html

<router-outlet></router-outlet>
import { Component } from '@angular/core';
import { Routes, RouterModule } from '@angular/router';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
})
export class AppComponent { }

const routes: Routes = [
  {
    path: 'home',
    component: HomeComponent
  },
  {
    path: 'about',
    pathMatch: 'full',
    component: AboutComponent
  },
  {
    path: 'contact',
    component: ContactComponent
  },
  {
    path: '**',
    redirectTo: 'home'
  }
];

@NgModule({
  imports: [
    BrowserModule,
    RouterModule.forRoot(routes)
  ],
  declarations: [
    AppComponent,
    HomeComponent,
    AboutComponent,
    ContactComponent
  ],
  bootstrap: [ AppComponent ]
})
export class AppModule { }
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'home-component',
  templateUrl: './home.component.html',
})
export class HomeComponent { }
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'about-component',
  templateUrl: './about.component.html',
})
export class AboutComponent { }
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'contact-component',
  templateUrl: './contact.component.html',
})
export class ContactComponent { }

このコードを実行すると、以下のURLにアクセスしたときに、対応するコンポーネントが表示されます。

  • /home: HomeComponent
  • /contact: ContactComponent

その他のURLはすべて、HomeComponent にリダイレクトされます。

ポイント

  • pathMatch: 'full' は、AboutComponent のように、特定のURLにのみアクセスできるコンポーネントを定義する場合に役立ちます。



pathMatch: 'full' の代替方法

末尾スラッシュを使用する

URLの末尾にスラッシュを追加することで、pathMatch: 'full' と同じ効果を得ることができます。

const routes: Routes = [
  {
    path: 'about/',
    component: AboutComponent
  }
];

redirectTo を使用して、特定のURLにアクセスしたときに、別のURLにリダイレクトすることができます。

const routes: Routes = [
  {
    path: 'about',
    redirectTo: 'about/',
  }
];

正規表現を使用することで、より複雑なURLパターンを一致させることができます。

const routes: Routes = [
  {
    path: 'about/:id',
    component: AboutComponent
  }
];
  • pathMatch: 'full' は、最もシンプルでわかりやすい方法です。

angular typescript angular-router


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