CSSの値を自在に操る!JavaScriptによるCSS値取得・設定テクニック

2024-05-19

JavaScriptを使ってCSS値を取得する方法

window.getComputedStyle() メソッドを使う

このメソッドは、要素とその疑似要素に適用されているすべてのCSSプロパティの値を含むオブジェクトを返します。 特定のプロパティ値を取得するには、返されたオブジェクトに対してプロパティ名でアクセスします。

const element = document.getElementById('target-element');
const style = window.getComputedStyle(element);
const width = style.width;
console.log(width); // 例: "100px"

element.style プロパティを使う

このプロパティは、要素に直接設定されているCSSスタイルプロパティの値を操作するためのオブジェクトです。 要素にインラインスタイルで設定されている値のみを取得できます。

const element = document.getElementById('target-element');
const width = element.style.width;
console.log(width); // 例: "100px"

補足

  • window.getComputedStyle() メソッドは、要素に適用されているすべてのCSSプロパティの値を取得するため、インラインスタイルで設定された値よりも外部CSSファイルで設定された値が優先されます。
  • 要素のプロパティ値を操作するには、element.style.propertyName に新しい値を代入します。



    <!DOCTYPE html>
    <html>
    <head>
      <title>CSS値を取得</title>
    </head>
    <body>
      <div id="target-element" style="width: 200px; height: 100px; background-color: blue;">
        要素
      </div>
      <script>
        const element = document.getElementById('target-element');
        const style = window.getComputedStyle(element);
        const width = style.width;
        const height = style.height;
        const backgroundColor = style.backgroundColor;
        console.log(`幅: ${width}`); // 例: "200px"
        console.log(`高さ: ${height}`); // 例: "100px"
        console.log(`背景色: ${backgroundColor}`); // 例: "rgb(0, 0, 255)"
      </script>
    </body>
    </html>
    

    このコードを実行すると、コンソールに以下の出力が表示されます。

    幅: 200px
    高さ: 100px
    背景色: rgb(0, 0, 255)
    
    <!DOCTYPE html>
    <html>
    <head>
      <title>CSS値を取得</title>
    </head>
    <body>
      <div id="target-element" style="width: 200px; height: 100px;">
        要素
      </div>
      <script>
        const element = document.getElementById('target-element');
        const width = element.style.width;
        const height = element.style.height;
        console.log(`幅: ${width}`); // 例: "200px"
        console.log(`高さ: ${height}`); // 例: "100px"
      </script>
    </body>
    </html>
    
    幅: 200px
    高さ: 100px
    

    説明

    • 上記のコードでは、まず getElementById() メソッドを使って要素を取得します。
    • 次に、window.getComputedStyle() メソッドまたは element.style プロパティを使って、要素に適用されているCSSプロパティの値を取得します。
    • 取得した値は、コンソールにログ出力しています。
    • このコードは、要素に適用されているCSSプロパティの値を取得するだけです。 プロパティ値を操作するには、element.style.propertyName = newValue のように代入する必要があります。
    • 要素にインラインスタイルで設定されている値のみ取得できます。 外部CSSファイルで設定された値を取得するには、window.getComputedStyle() メソッドを使用する必要があります。



    JavaScriptでCSS値を取得するその他の方法

    CSSOM を使用する

    CSS Object Model (CSSOM) は、WebページのCSSスタイルを操作するためのAPIです。 element.style プロパティと同様に、要素に直接設定されているCSSスタイルプロパティの値を取得できます。

    const element = document.getElementById('target-element');
    const width = element.style.width;
    const height = element.style.height;
    console.log(`幅: ${width}`); // 例: "200px"
    console.log(`高さ: ${height}`); // 例: "100px"
    

    getComputedStyle() メソッドと getPropertyValue() メソッドを組み合わせる

    window.getComputedStyle() メソッドは、要素に適用されているすべてのCSSプロパティの値を含むオブジェクトを返します。 特定のプロパティ値を取得するには、返されたオブジェクトに対して getPropertyValue() メソッドを使用します。

    const element = document.getElementById('target-element');
    const style = window.getComputedStyle(element);
    const width = style.getPropertyValue('width');
    const height = style.getPropertyValue('height');
    console.log(`幅: ${width}`); // 例: "200px"
    console.log(`高さ: ${height}`); // 例: "100px"
    

    ライブラリを使用する

    JavaScriptには、CSS値を取得するためのライブラリがいくつかあります。 例えば、css-moduleinline-style などのライブラリを使用することができます。

    これらのライブラリは、より簡潔で使いやすいコードを提供することが多いですが、追加のライブラリを導入する必要があるという欠点があります。

    カスタムフックを使用する

    Reactなどのライブラリを使用している場合は、カスタムフックを使用してCSS値を取得することができます。 カスタムフックは、再利用可能なロジックをカプセル化するためのReact関数です。

    import React, { useState, useEffect } from 'react';
    
    function useCSSValue(propertyName) {
      const [value, setValue] = useState('');
    
      useEffect(() => {
        const element = document.getElementById('target-element');
        const style = window.getComputedStyle(element);
        const newValue = style.getPropertyValue(propertyName);
        setValue(newValue);
      }, []);
    
      return value;
    }
    
    function MyComponent() {
      const width = useCSSValue('width');
      const height = useCSSValue('height');
    
      return (
        <div>
          <p>幅: {width}</p>
          <p>高さ: {height}</p>
        </div>
      );
    }
    
    • シンプルでわかりやすい方法が必要であれば、window.getComputedStyle() メソッドを使用するのがおすすめです。
    • 特定のプロパティ値のみを取得したい場合は、element.style プロパティまたは getPropertyValue() メソッドを使用することができます。

    javascript css


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