React テストで「Property 'toBeInTheDocument' does not exist on type 'Matchers'" エラーを解決する方法

2024-05-15

React、Jest、および toBeInTheDocument マッチャーに関するエラー解説

`Property 'toBeInTheDocument' does not exist on type 'Matchers<any>'"

概要:

このエラーは、React テストにおいて toBeInTheDocument マッチャーを使用しようとした際に発生します。このマッチャーは、テスト対象の要素がドキュメント内に存在することを確認するために使用されます。

原因:

このエラーが発生する主な原因は2つ考えられます。

解決策:

以下のいずれかの方法で解決できます。

TypeScript 環境の場合:

  • @testing-library/jest-dom パッケージの型定義を追加する:

    • tsconfig.json ファイルに以下の設定を追加します。

      {
        "compilerOptions": {
          "types": ["@testing-library/jest-dom"]
        }
      }
      
    • または、jest.setup.ts ファイルを作成し、以下のコードを追加します。

      import '@testing-library/jest-dom';
      
  • toBeInTheDocument マッチャーを明示的にインポートする:

Jest 25.x 以前のバージョンの場合:

  • Jest のバージョンを 26.x 以降に更新する:

上記以外にも、以下の点に注意してください。

  • テスト対象の要素が実際にレンダリングされていることを確認してください。
  • 要素がドキュメント内の適切な場所に配置されていることを確認してください。

補足:

  • この回答は、React、Jest、および TypeScript に関する基本的な知識を前提としています。
  • より具体的な解決策については、エラーメッセージやコードの詳細な情報が必要です。



サンプルコード:React、Jest、および toBeInTheDocument マッチャー

コンポーネントコード (Button.js):

import React from 'react';

const Button = () => {
  return <button>クリック</button>;
};

export default Button;

テストコード (Button.test.js):

import React from 'react';
import { render, screen } from '@testing-library/react';
import '@testing-library/jest-dom';

test('ボタンコンポーネントがドキュメント内に存在する', () => {
  render(<Button />);
  const buttonElement = screen.getByText('クリック');
  expect(buttonElement).toBeInTheDocument();
});

このコードの説明:

  1. コンポーネントコード:
  2. テストコード:
    • render 関数を使用して Button コンポーネントをレンダリングします。
    • screen.getByText('クリック') 関数を使用して、ボタン要素を取得します。
    • expect(buttonElement).toBeInTheDocument(); アサーションを使用して、ボタン要素がドキュメント内に存在することを確認します。

実行方法:

  1. npx jest
    

期待される結果:

テストが成功し、以下の出力が表示されます。

PASS  Button.test.js (1ms)
  ✓ ボタンコンポーネントがドキュメント内に存在する (1ms)

このサンプルコードは、toBeInTheDocument マッチャーの使い方を理解するのに役立ちます。実際のテストでは、より複雑な条件やアサーションを使用する可能性があります。

  • このサンプルコードでは、@testing-library/react@testing-library/jest-dom パッケージを使用しています。これらのパッケージは、React テストを書くための便利なツールです。



React テストにおける "toBeInTheDocument" マッチャーの代替方法

screen.getByRole と toBeVisible を組み合わせる:

この方法は、アクセシビリティロールを使用して要素を検索し、それが表示されていることを確認します。

import React from 'react';
import { render, screen } from '@testing-library/react';

test('ボタンコンポーネントが表示されている', () => {
  render(<Button />);
  const buttonElement = screen.getByRole('button');
  expect(buttonElement).toBeVisible();
});
import React from 'react';
import { render, screen } from '@testing-library/react';

test('ボタンコンポーネントが存在する', () => {
  render(<Button />);
  const buttonElement = screen.queryByText('クリック');
  expect(buttonElement).toBeTruthy();
});

カスタムマッチャーを作成する:

より複雑なロジックが必要な場合は、カスタムマッチャーを作成することができます。

import { jest } from '@testing-library/jest-dom';

const isInTheDocument = (element) => {
  return document.body.contains(element);
};

expect(buttonElement).toMatchCustomMatcher(isInTheDocument);

それぞれの方法の利点と欠点:

方法利点欠点
screen.getByRoletoBeVisibleアクセシビリティに準拠したテストが可能すべての要素に適切なロールが設定されている必要がある
screen.queryByTexttoBeTruthyシンプルでわかりやすいテキスト内容に依存するため、変更の影響を受けやすい
カスタムマッチャー柔軟性が高い作成と理解にコストがかかる
  • 上記以外にも、document.querySelectordocument.getElementById などの DOM API を直接使用するする方法もあります。
  • テスト対象の要素がドキュメント内に存在するかどうかだけでなく、その状態や位置関係なども確認したい場合は、screen.getByTextscreen.queryByTexttoHaveAttribute などのマッチャーを組み合わせることもできます。

reactjs testing jestjs


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