Node.js で node-fetch を ES モジュールとして使用するサンプルコード

2024-09-05

Node.js で node-fetch を利用する際に発生する "Error: require() of ES modules is not supported when importing node-fetch" エラーの原因と解決策

このエラーは、Node.js v16.x以降と node-fetch v3.x以降を組み合わせた場合に発生します。node-fetch v3.xから、ESモジュール専用パッケージに変更されたため、従来の CommonJS 方式でのインポート (require()) がサポートされなくなったことが原因です。

解決策

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を選択できます。

node-fetch のバージョンを2.x系にダウングレードする

npm install [email protected]

パッケージ設定 (package.json) を修正して ES モジュールを有効にする

  1. package.json ファイルを開きます。
  2. type フィールドを module に設定します。
{
  "name": "your-project-name",
  "version": "1.0.0",
  "main": "index.js",
  "type": "module",
  "dependencies": {
    "node-fetch": "^3.0.0"
  }
}
  1. プロジェクトを再起動します。

TypeScript を使用する場合は、tsconfig.json ファイルで esModuleInterop オプションを true に設定する

{
  "compilerOptions": {
    "esModuleInterop": true
  }
}

isomorphic-fetch などの代替モジュールを使用する

isomorphic-fetch は、CommonJS と ES モジュールの両方で動作する fetch API の代替実装です。

npm install isomorphic-fetch

esm パッケージを使用する

esm パッケージは、CommonJS モジュールを ES モジュールに変換するツールです。このツールを使用して、[email protected] を ES モジュールに変換してからインポートすることができます。

npm install esm
npm install [email protected]
const fetch = require('esm')(require('node-fetch'));

// ...
  • 上記の解決策に加えて、Node.js のバージョンを v15.x 以下にダウングレードすることも可能です。ただし、これは非推奨の方法であり、今後の Node.js のバージョンアップに対応できなくなる可能性があります。
  • node-fetch の最新バージョンを使用したい場合は、プロジェクト全体を ES モジュールに移行する必要があります。



// main.js

import fetch from 'node-fetch';

(async () => {
  const response = await fetch('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts/1');
  const data = await response.json();
  console.log(data);
})();

このコードを実行するには、以下の手順が必要です。

{
  "name": "your-project-name",
  "version": "1.0.0",
  "main": "main.js",
  "type": "module",
  "dependencies": {
    "node-fetch": "^3.0.0"
  }
}
  1. 以下のコマンドを実行して、依存関係をインストールします。
npm install
  1. 以下のコマンドを実行して、コードを実行します。
node main.js

このコードを実行すると、以下の出力がコンソールに出力されます。

{
  "id": 1,
  "userId": 1,
  "title": "sunt aut facere cupidatat non proident",
  "body": "culpa qui officia deserunt mollit anim id est laborum"
}



Node.js v18 では、fetch APIがネイティブにサポートされました。これは、node-fetch パッケージをインストールする必要がないことを意味します。以下のコードは、ネイティブの fetch API を使用して HTTP リクエストを行う方法を示しています。

// main.js

const fetch = require('node-fetch');

(async () => {
  const response = await fetch('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts/1');
  const data = await response.json();
  console.log(data);
})();

axios などの代替モジュールを使用する

axios は、node-fetch と同様の機能を提供する人気のある HTTP ライブラリです。axios は、より多くの機能と、より使いやすい API を提供しています。

npm install axios
// main.js

const axios = require('axios');

(async () => {
  const response = await axios.get('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts/1');
  const data = response.data;
  console.log(data);
})();

undici を使用する

undici は、node-fetchaxios の背後で動作する低レベルの HTTP クライアントライブラリです。undici を使用すると、より多くの制御とカスタマイズが可能になります。

npm install undici
// main.js

const { Client } = require('undici');

(async () => {
  const client = new Client('https://jsonplaceholder.typicode.com');
  const response = await client.request('GET', '/posts/1');
  const data = await response.body.json();
  console.log(data);
})();

各方法の比較

方法利点欠点
node-fetch (v2.x)軽量でシンプル最新の Node.js バージョンでは非推奨
node-fetch (v3.x)ES モジュールと CommonJS の両方で利用可能一部の古い Node.js バージョンでは動作しない
ネイティブ fetch API軽量でシンプル、インストール不要Node.js v18以降でのみ利用可能
axios使いやすく、多くの機能を提供node-fetch よりも少し重い
undiciより多くの制御とカスタマイズが可能低レベルなライブラリであり、複雑な場合がある

node-fetch を Node.js で使用する方法はいくつかあります。最良の方法は、プロジェクトのニーズと要件によって異なります。

  • 軽量でシンプルなソリューションが必要な場合は、node-fetch (v2.x) またはネイティブの fetch API を使用します。
  • より多くの機能と使いやすさを求める場合は、axios を使用します。
  • より多くの制御とカスタマイズが必要な場合は、undici を使用します。

javascript node.js node-fetch



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