jQueryでイベントハンドラーを複数要素に設定:on()メソッド、イベントバブリング、イベント委譲、プラグイン活用

2024-04-02

jQueryで同じクリックイベントを複数の要素に適用する

jQuery を使用すると、同じクリックイベントを複数の要素に簡単に適用できます。これは、ボタン、画像、リンクなど、さまざまな要素に同じ処理を実行したい場合に便利です。

方法

複数の要素に同じクリックイベントを適用するには、以下の 2 つの方法があります。

on() メソッドは、イベントハンドラーを要素に割り当てるために使用されます。以下の例では、click イベントを .button クラスを持つすべての要素に割り当てています。

$(document).ready(function() {
  $('.button').on('click', function() {
    // クリックされた要素に対して処理を実行
    alert('ボタンがクリックされました!');
  });
});

click() メソッドは、on() メソッドのエイリアスです。以下の例は、on() メソッドを使用した例と同じ結果になります。

$(document).ready(function() {
  $('.button').click(function() {
    // クリックされた要素に対して処理を実行
    alert('ボタンがクリックされました!');
  });
});

イベントオブジェクト

イベントハンドラー関数には、イベントオブジェクトが渡されます。イベントオブジェクトには、イベントに関するさまざまな情報が含まれています。以下の例では、イベントオブジェクトを使用して、クリックされた要素の ID を取得しています。

$(document).ready(function() {
  $('.button').click(function(event) {
    // クリックされた要素の ID を取得
    var id = $(event.target).attr('id');
    
    alert('ボタン ' + id + ' がクリックされました!');
  });
});

複数のイベントを同時に処理するには、イベント名をカンマで区切ります。以下の例では、click イベントと mouseenter イベントを同時に処理しています。

$(document).ready(function() {
  $('.button').on('click mouseenter', function() {
    // クリックまたはマウスオーバーされた要素に対して処理を実行
    alert('ボタンがクリックまたはマウスオーバーされました!');
  });
});

イベントハンドラーは、off() メソッドを使用して解除できます。以下の例では、.button クラスを持つすべての要素から click イベントハンドラーを解除しています。

$(document).ready(function() {
  $('.button').off('click');
});

jQuery を使用すると、同じクリックイベントを複数の要素に簡単に適用できます。さまざまな方法を理解し、状況に合わせて使い分けてください。




<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>jQuery イベントサンプル</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
  <h1>同じクリックイベントを複数の要素に適用</h1>
  <p>以下のボタンはすべて同じクリックイベントを処理します。</p>
  <button class="button">ボタン1</button>
  <button class="button">ボタン2</button>
  <button class="button">ボタン3</button>

  <script>
  $(document).ready(function() {
    $('.button').on('click', function() {
      // クリックされた要素に対して処理を実行
      alert('ボタンがクリックされました!');
    });
  });
  </script>
</body>
</html>

このコードを実行すると、いずれかのボタンをクリックすると、「ボタンがクリックされました!」というアラートが表示されます。

  • 複数のイベントを同時に処理する例:
$(document).ready(function() {
  $('.button').on('click mouseenter', function() {
    // クリックまたはマウスオーバーされた要素に対して処理を実行
    alert('ボタンがクリックまたはマウスオーバーされました!');
  });
});
  • イベントハンドラーを解除する例:
$(document).ready(function() {
  $('.button').on('click', function() {
    // クリックされた要素に対して処理を実行
    alert('ボタンがクリックされました!');
  });

  // 5秒後にイベントハンドラーを解除
  setTimeout(function() {
    $('.button').off('click');
  }, 5000);
});

これらのサンプルコードを参考に、さまざまな状況に合わせて jQuery イベントを使用してみてください。




同じクリックイベントを複数の要素に適用する他の方法

イベントバブリングとは、イベントが発生した要素から親要素へとイベントが伝達される仕組みです。この仕組みを利用して、親要素にイベントハンドラーを設定することで、子要素がクリックされたときにも処理を実行することができます。

以下の例では、.container 要素に click イベントハンドラーを設定しています。.button 要素がクリックされたとき、イベントは .container 要素にも伝達されるため、イベントハンドラーが実行されます。

<div class="container">
  <button class="button">ボタン1</button>
  <button class="button">ボタン2</button>
  <button class="button">ボタン3</button>
</div>
$(document).ready(function() {
  $('.container').on('click', function() {
    // クリックされた要素に対して処理を実行
    alert('ボタンがクリックされました!');
  });
});

イベント委譲を使用する

イベント委譲とは、イベントが発生した要素ではなく、親要素にイベントハンドラーを設定することで、子要素がクリックされたときにも処理を実行する仕組みです。イベントバブリングと似ていますが、イベントハンドラーが実行されるタイミングが異なります。

<div class="container">
  <button class="button">ボタン1</button>
  <button class="button">ボタン2</button>
  <button class="button">ボタン3</button>
</div>
$(document).ready(function() {
  $('.container').on('click', '.button', function() {
    // クリックされた要素に対して処理を実行
    alert('ボタンがクリックされました!');
  });
});

jQuery プラグインを使用する

jQuery には、さまざまなイベント処理を簡単に行えるプラグインが用意されています。これらのプラグインを使用することで、より簡単に同じクリックイベントを複数の要素に適用することができます。

以下は、よく使用される jQuery イベントプラグインの例です。

これらのプラグインの使い方については、各プラグインのドキュメントを参照してください。

同じクリックイベントを複数の要素に適用するには、さまざまな方法があります。それぞれの方法の特徴を理解し、状況に合わせて使い分けてください。


jquery events


ページ遷移をスムーズに!JavaScript と jQuery によるリダイレクトテクニック

JavaScript でリダイレクトするには、以下のコードを使用します。上記のコードはすべて、https://www. example. com/ という URL にリダイレクトします。location. href と window. location...


jQuery キュー:アニメーションや処理を順番に実行する方法

キューの基本的な仕組みキューは、FIFO(First-In-First-Out)の順序で処理されます。つまり、最初にキューに追加された処理が最初に実行され、最後に追加された処理が最後に実行されます。キューを使用するには、以下の2つの方法があります。...


ブラウザ/タブ アクティブ判定におけるJavaScriptとjQueryの比較:ユースケース別解説

document. hidden プロパティは、ブラウザタブがアクティブかどうかを示すブーリアン値です。タブがアクティブな場合は false 、非アクティブな場合は true になります。visibilitychange イベントは、ブラウザタブの可視性が変化したときに発生します。このイベントリスナーを追加することで、タブがアクティブになったときと非アクティブになったときの処理を記述できます。...


jQueryでdivの存在確認:簡単で分かりやすい方法とサンプルコード

このチュートリアルでは、jQueryを使って<div>要素が存在するかどうかを判定する方法を2通りご紹介します。最もシンプルな方法は、$(selector).lengthプロパティを使う方法です。このプロパティは、jQueryオブジェクトが選択した要素の個数を返します。<div>要素が存在する場合、lengthプロパティは1になります。存在しない場合は0になります。...


迷ったらコレ!JavaScriptとjQueryで要素を作成し、IDを設定するベストプラクティス

このページでは、JavaScriptとjQueryを使用してHTML要素を作成し、IDを設定する方法について解説します。目次JavaScriptで要素を作成し、IDを設定する補足JavaScriptで要素を作成するには、document. createElement()メソッドを使用します。このメソッドは、指定された要素名を持つ新しい要素を作成します。...