CSS: ID属性が特定の文字列で始まる要素を選択する方法(JavaScript除外)
HTML、CSS、CSSセレクタにおける「文字列で始まるIDを選択するCSS」の書き方(JavaScript除外)
このチュートリアルでは、JavaScriptを使用せずに、文字列で始まるIDを選択するCSSの書き方について解説します。
要件
このチュートリアルを完了するには、以下の要件を満たす必要があります。
- HTMLとCSSの基本的な知識
- コモンセンス
ステップ1:HTMLの準備
まず、以下のHTMLコードを用意します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>CSS IDセレクタ</title>
</head>
<body>
<h1 id="header-1">見出し1</h1>
<h2 id="header-2">見出し2</h1>
<h3 id="header-3">見出し3</h1>
<p id="paragraph-1">段落1</p>
<p id="paragraph-2">段落2</p>
</body>
</html>
このコードでは、header-
で始まるIDを持つ見出し要素と、paragraph-
で始まるIDを持つ段落要素が定義されています。
/* すべての見出し要素にスタイルを適用 */
h1, h2, h3 {
color: red;
}
/* ID属性が "header-" で始まる要素にスタイルを適用 */
[id^="header-"] {
font-weight: bold;
}
/* ID属性が "paragraph-" で始まる要素にスタイルを適用 */
[id^="paragraph-"] {
text-decoration: underline;
}
このコードでは、以下の3つのスタイルルールが定義されています。
h1, h2, h3
:すべての見出し要素を赤色で表示します。[id^="header-"]
:ID属性が "header-" で始まるすべての要素を太字で表示します。
ステップ3:動作確認
上記の準備が完了したら、ブラウザでHTMLファイルを開いて動作を確認します。
- 見出し1、見出し2、見出し3は赤色で表示されます。
- 段落1、段落2は下線で表示されます。
説明
この例では、以下の2つのCSSセレクタを使用して、文字列で始まるIDを選択しています。
[id^="header-"]
:このセレクタは、属性名id
の値が"header-
で始まる文字列で始まる要素を選択します。
この方法は、接頭辞を含むIDを持つ要素を簡単に選択できるため、便利です。
補足
- JavaScriptを使用すると、より複雑な条件で要素を選択できます。
- CSSには、他にも様々なセレクタがあります。詳しくは、CSSに関するドキュメントを参照してください。
サンプルコード:HTMLとCSS
HTML
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>CSS IDセレクタ</title>
</head>
<body>
<h1 id="header-1">見出し1</h1>
<h2 id="header-2">見出し2</h1>
<h3 id="header-3">見出し3</h1>
<p id="paragraph-1">段落1</p>
<p id="paragraph-2">段落2</p>
</body>
</html>
CSS
/* すべての見出し要素にスタイルを適用 */
h1, h2, h3 {
color: red;
}
/* ID属性が "header-" で始まる要素にスタイルを適用 */
[id^="header-"] {
font-weight: bold;
}
/* ID属性が "paragraph-" で始まる要素にスタイルを適用 */
[id^="paragraph-"] {
text-decoration: underline;
}
- CSSコードでは、以下の3つのスタイルルールが定義されています。
ポイント
^
演算子は、文字列で始まる要素を選択します。- 上記の例では、
header-1
、header-2
、header-3
要素はすべて[id^="header-"]
セレクタに一致するため、太字で表示されます。 - 同様に、
paragraph-1
とparagraph-2
要素はすべて[id^="paragraph-"]
セレクタに一致するため、下線で表示されます。
このサンプルコードを参考に、様々なバリエーションを試してみてください。
HTML、CSS、CSSセレクタにおける「文字列で始まるIDを選択するCSS」の書き方(JavaScript除外)
方法1:属性セレクタを使用する
属性セレクタを使用して、ID属性の値の一部と一致する要素を選択することができます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>CSS IDセレクタ</title>
</head>
<body>
<h1 id="header-1">見出し1</h1>
<h2 id="header-2">見出し2</h1>
<h3 id="header-3">見出し3</h1>
<p id="paragraph-1">段落1</p>
<p id="paragraph-2">段落2</p>
</body>
</html>
/* すべての見出し要素にスタイルを適用 */
h1, h2, h3 {
color: red;
}
/* ID属性の値が "header-" で始まる要素にスタイルを適用 */
[id*="header-"] {
font-weight: bold;
}
/* ID属性の値が "paragraph-" で始まる要素にスタイルを適用 */
[id*="paragraph-"] {
text-decoration: underline;
}
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>CSS IDセレクタ</title>
</head>
<body>
<h1 id="header-1">見出し1</h1>
<h2 id="header-2">見出し2</h1>
<h3 id="header-3">見出し3</h1>
<p id="paragraph-1">段落1</p>
<p id="paragraph-2">段落2</p>
</body>
</html>
/* すべての見出し要素にスタイルを適用 */
h1, h2, h3 {
color: red;
}
/* ID属性の値に "header-" を含む要素にスタイルを適用 */
[id~=header-] {
font-weight: bold;
}
/* ID属性の値に "paragraph-" を含む要素にスタイルを適用 */
[id~=paragraph-] {
text-decoration: underline;
}
- 上記の方法は、いずれも「^」セレクタよりも汎用性が高く、ID属性の値の一部と一致する要素を選択できます。
html css css-selectors