Internet Explorer 8 で $.getJSON を安全に使用する

2024-04-08

jQuery で $.getJSON が IE8 でキャッシュされたデータを返す問題

jQuery の $.getJSON メソッドは、サーバーから JSON データを取得する便利な方法です。しかし、Internet Explorer 8 (IE8) では、このメソッドがキャッシュされたデータを返す問題が発生することがあります。

原因

IE8 は、XMLHttpRequest オブジェクトの responseType プロパティをデフォルトで "text" に設定しています。そのため、$.getJSON メソッドが呼び出されると、サーバーから取得された JSON データはテキストとしてキャッシュされます。

解決策

この問題を解決するには、$.getJSON メソッドのオプションパラメータ cachefalse に設定する必要があります。これにより、IE8 はキャッシュされたデータではなく、サーバーから最新データを常に取得するようになります。

$.getJSON("data.json", { cache: false }, function(data) {
  // データ処理
});

その他の解決策

以下の方法も有効です。

  • $.ajax メソッドを使用する
  • $.ajaxSetup メソッドを使用して、$.getJSON メソッドを含むすべての Ajax リクエストのデフォルト設定を変更する

補足

  • IE8 は古いブラウザであり、多くのセキュリティ問題を抱えています。可能な場合は、IE8 ではなく最新のブラウザを使用することを推奨します。
  • $.getJSON メソッドは、JSON データのみを処理できます。他の形式のデータを取得するには、$.ajax メソッドを使用する必要があります。

用語解説

  • jQuery: JavaScript ライブラリ
  • .getJSON:jQueryのメソッド。サーバーからJSONデータを取得するASP.NETMVC:WebアプリケーションフレームワークInternetExplorer8:マイクロソフトのWebブラウザキャッシュ:データを一時的に保存することXMLHttpRequest:ブラウザとサーバー間の通信を処理するオブジェクトresponseType:XMLHttpRequestオブジェクトのプロパティ。サーバーから取得されるデータの形式を指定するtext:テキスト形式JSON:JavaScriptObjectNotationの略。データ交換用の軽量なフォーマットcache:オプションパラメータ。キャッシュを使用するかどうかを指定するfalse:キャッシュを使用しない.ajax: jQuery のメソッド。サーバーとの通信を行う



// サーバー側のファイル data.json の内容
{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "city": "New York"
}

// クライアント側のコード
$.getJSON("data.json", { cache: false }, function(data) {
  console.log(data);
});

このコードを実行すると、以下の出力がコンソールに出力されます。

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "city": "New York"
}

ポイント

  • cache オプションパラメータを false に設定することで、IE8 でも常に最新データを取得することができます。
  • サーバー側のファイル名やデータの内容は、必要に応じて変更してください。
  • $.ajax メソッドを使用してサーバーから JSON データを取得する例:
$.ajax({
  url: "data.json",
  dataType: "json",
  success: function(data) {
    console.log(data);
  }
});
$.ajaxSetup({
  cache: false
});

// 以下のコードはすべて、キャッシュを使用せずにサーバーと通信します。

$.getJSON("data1.json", function(data) {
  // ...
});

$.ajax({
  url: "data2.json",
  // ...
});



$.getJSON 以外の方法

$.ajax メソッドは、より汎用的な Ajax リクエストを行うためのメソッドです。$.getJSON メソッドは、実際には $.ajax メソッドのラッパーです。

$.ajax({
  url: "data.json",
  dataType: "json",
  success: function(data) {
    console.log(data);
  }
});

XMLHttpRequest オブジェクトを使用して、直接サーバーと通信することもできます。

var xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open("GET", "data.json");
xhr.onload = function() {
  if (xhr.status === 200) {
    var data = JSON.parse(xhr.responseText);
    console.log(data);
  } else {
    console.error("エラーが発生しました: " + xhr.status);
  }
};
xhr.send();

JSONP は、クロスドメインリクエストを回避するための方法です。

// サーバー側のファイル data.jsonp の内容
callback({"name": "John Doe", "age": 30, "city": "New York"});

// クライアント側のコード
var callback = function(data) {
  console.log(data);
};

$.ajax({
  url: "data.json",
  dataType: "jsonp",
  jsonpCallback: "callback"
});
  • シンプルな方法で JSON データを取得したい場合は、$.getJSON メソッドを使用するのがおすすめです。
  • より複雑な Ajax リクエストを行う場合は、$.ajax メソッドを使用する必要があります。
  • クロスドメインリクエストを行う場合は、JSONP を使用する必要があります。

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