迷ったらコレ！JavaScriptで 大文字と小文字を区別せずに文字列比較を行うためのベストプラクティス
JavaScriptで 大文字と小文字を区別せずに文字列比較を行う方法
しかし、多くの場合、大文字と小文字を区別せずに比較したいことがあります。例えば、ユーザーが入力したIDをデータベース内のIDと比較する場合、ユーザーは大文字と小文字を間違って入力する可能性があります。
そこで、今回はJavaScriptで 大文字と小文字を区別せずに文字列比較を行う方法をいくつかご紹介します。
toLowerCase() メソッドを使う
最も簡単な方法は、toLowerCase() メソッドを使って比較する文字列をすべて小文字に変換することです。
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// str1 と str2 を小文字に変換
const lowerStr1 = str1.toLowerCase();
const lowerStr2 = str2.toLowerCase();
// 小文字に変換した文字列を比較
console.log(lowerStr1 === lowerStr2); // true
この方法はシンプルで分かりやすいですが、以下の点に注意する必要があります。
- 変換後の文字列は元の文字列とは異なるオブジェクトになります。
- 大文字と小文字以外の文字も変換されます。
toLowerCase() メソッドと同様に、toUpperCase() メソッドを使って比較する文字列をすべて大文字に変換することもできます。
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// str1 と str2 を大文字に変換
const upperStr1 = str1.toUpperCase();
const upperStr2 = str2.toUpperCase();
// 大文字に変換した文字列を比較
console.log(upperStr1 === upperStr2); // true
toLowerCase() メソッドと同様に、以下の点に注意する必要があります。
正規表現を使って、大文字と小文字を区別せずに文字列比較を行うこともできます。
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// 大文字と小文字を区別せずに比較する正規表現
const regex = /javascript/i;
// 正規表現を使って比較
console.log(regex.test(str1)); // true
console.log(regex.test(str2)); // true
正規表現を使う方法は、他の方法よりも複雑ですが、より柔軟な比較を行うことができます。
ライブラリを使う
Lodashなどのライブラリを使うと、大文字と小文字を区別せずに文字列比較を行うための便利な関数を使うことができます。
const _ = require('lodash');
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// Lodashを使って大文字と小文字を区別せずに比較
console.log(_.isEqual(str1, str2)); // true
ライブラリを使う方法は、コードを簡潔に書くことができますが、ライブラリの追加読み込みが必要になります。
JavaScriptで 大文字と小文字を区別せずに文字列比較を行う方法はいくつかあります。それぞれの特徴を理解して、状況に応じて適切な方法を選びましょう。
// 1. toLowerCase() メソッドを使う
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// str1 と str2 を小文字に変換
const lowerStr1 = str1.toLowerCase();
const lowerStr2 = str2.toLowerCase();
// 小文字に変換した文字列を比較
console.log(lowerStr1 === lowerStr2); // true
// 2. toUpperCase() メソッドを使う
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// str1 と str2 を大文字に変換
const upperStr1 = str1.toUpperCase();
const upperStr2 = str2.toUpperCase();
// 大文字に変換した文字列を比較
console.log(upperStr1 === upperStr2); // true
// 3. 正規表現を使う
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// 大文字と小文字を区別せずに比較する正規表現
const regex = /javascript/i;
// 正規表現を使って比較
console.log(regex.test(str1)); // true
console.log(regex.test(str2)); // true
// 4. ライブラリを使う
const _ = require('lodash');
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// Lodashを使って大文字と小文字を区別せずに比較
console.log(_.isEqual(str1, str2)); // true
このコードをコピーして、ブラウザの開発者ツールなどで実行してみてください。
大文字と小文字を区別せずに文字列比較を行う他の方法
localeCompare() メソッドは、ロケールに基づいて文字列を比較します。ロケールには、言語、地域、文化などの情報が含まれます。
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// ロケールに基づいて比較
console.log(str1.localeCompare(str2)); // 0
localeCompare() メソッドは、大文字と小文字だけでなく、ロケールに依存する他の文字も区別せずに比較することができます。
String.prototype.includes() メソッドは、指定された文字列が元の文字列に含まれているかどうかを調べます。
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// 大文字と小文字を区別せずに部分一致を調べる
console.log(str1.includes(str2.toLowerCase())); // true
console.log(str2.includes(str1.toLowerCase())); // true
String.prototype.includes() メソッドは、部分一致を調べる場合に便利です。
自作関数を使う
上記の方法で紹介した方法以外にも、自作関数を使って大文字と小文字を区別せずに文字列比較を行うことができます。
function compareIgnoreCase(str1, str2) {
// 大文字と小文字を区別せずに比較する処理
return str1.toLowerCase() === str2.toLowerCase();
}
const str1 = "JavaScript";
const str2 = "javascript";
// 自作関数を使って比較
console.log(compareIgnoreCase(str1, str2)); // true
自作関数を使う方法は、より柔軟な比較を行うことができます。
javascript string
