jQuery で DOM から要素が削除されたときにイベントをトリガーするサンプルコード
jQuery で DOM から要素が削除されたときにイベントをトリガーする方法
on() メソッドを使用する
on()
メソッドは、要素にイベントハンドラを登録するために使用されます。このメソッドには、イベントの種類、セレクタ、イベントハンドラ関数を引数として渡します。
$(document).on('remove', 'selector', function() {
// 要素が削除されたときに実行する処理
});
この例では、selector
に一致するすべての要素が DOM から削除されたときに、function()
が実行されます。
$(document).live('remove', 'selector', function() {
// 要素が削除されたときに実行する処理
});
この例では、selector
に一致するすべての要素が DOM から削除されたときに、function()
が実行されます。live()
メソッドは、jQuery 1.7 以降では非推奨となっていることに注意してください。
- 要素が削除されたときにイベントをトリガーする以外にも、要素が追加されたときや変更されたときにイベントをトリガーすることもできます。
- イベントハンドラ関数の中で、削除された要素にアクセスするには、
this
キーワードを使用できます。 - 複数のイベントハンドラを登録するには、
on()
メソッドを複数回呼び出すことができます。
例
以下の例では、#my-element
要素が DOM から削除されたときに、コンソールにログを出力します。
$(document).on('remove', '#my-element', function() {
console.log('要素が削除されました');
});
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>jQuery DOM イベントサンプル</title>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
<p id="my-element">要素を削除</p>
<button id="remove-button">削除</button>
<script>
$(document).ready(function() {
$('#remove-button').click(function() {
$('#my-element').remove();
});
$(document).on('remove', '#my-element', function() {
console.log('要素が削除されました');
});
});
</script>
</body>
</html>
説明
このコードは、以下のことを行います。
#my-element
要素と#remove-button
ボタンを作成します。#remove-button
ボタンがクリックされたときに、#my-element
要素を DOM から削除します。#my-element
要素が DOM から削除されたときに、コンソールに "要素が削除されました" というログを出力します。
実行方法
- 上記の HTML コードを保存します。
- Web ブラウザで HTML ファイルを開きます。
#remove-button
ボタンをクリックすると、#my-element
要素が削除され、コンソールに "要素が削除されました" というログが出力されます。
ポイント
- この例では、
on()
メソッドを使用してイベントハンドラを登録しています。 this
キーワードを使用して、削除された要素にアクセスしています。
$(document).delegate('selector', 'remove', function() {
// 要素が削除されたときに実行する処理
});
jQuery.event.special.remove イベントを使用する
jQuery.event.special.remove
イベントは、要素が削除されたときに発生する特別なイベントです。このイベントにハンドラを登録するには、以下のコードを使用します。
$(document).on('remove', function(event) {
// 要素が削除されたときに実行する処理
});
この例では、DOM から要素が削除されたときに、function()
が実行されます。
MutationObserver API を使用する
MutationObserver API は、DOM の変更を監視するための API です。この API を使用して、要素が削除されたときにイベントをトリガーすることができます。
const observer = new MutationObserver(function(mutations) {
mutations.forEach(function(mutation) {
if (mutation.type === 'childList' && mutation.removedNodes.length > 0) {
// 要素が削除されたときに実行する処理
}
});
});
observer.observe(document.documentElement, {
childList: true
});
どの方法を使用するべきか
使用する方法は、状況によって異なります。
- イベントハンドラを既存の要素に登録する必要がある場合は、
on()
メソッドを使用します。 - 動的に追加された要素にもイベントハンドラを登録する必要がある場合は、
delegate()
メソッドを使用します。 - イベントハンドラをより柔軟に制御する必要がある場合は、
jQuery.event.special.remove
イベントを使用します。 - DOM の変更をより詳細に監視する必要がある場合は、MutationObserver API を使用します。
jquery events dom