npm パッケージ一覧確認

2024-08-31

npmでユーザーインストールパッケージをリストする方法 (日本語)

npm (Node Package Manager) は、JavaScriptプロジェクトで外部のライブラリやツールを管理するためのツールです。これらパッケージのインストール状況を確認するには、以下のコマンドを使用します。

npm listコマンド

npm list

このコマンドは、現在のプロジェクトディレクトリにインストールされているパッケージとそのバージョンを表示します。

npm list -g

このコマンドは、グローバルにインストールされているパッケージをリストします。グローバルインストールされたパッケージは、システム全体で使用できるようになります。

npm list --depth=0コマンド

npm list --depth=0

このコマンドは、直接インストールされているパッケージのみを表示し、依存関係は表示しません。

npm ls

これは、npm listコマンドのエイリアスです。


npm list

出力:

├── [email protected]
└── [email protected]

この例では、現在のプロジェクトに axioslodash パッケージがインストールされていることがわかります。

注意

  • --depth オプションは、表示する依存関係の深さを指定します。
  • -g フラグを使用すると、グローバルインストールされたパッケージをリストします。



npmでインストールされたパッケージ一覧を確認するコード例

ターミナルでのコマンド実行 (最も一般的)

npm list

このコマンドをプロジェクトのルートディレクトリで実行すると、そのプロジェクトにインストールされているすべてのnpmパッケージとそのバージョンが表示されます。

npm list -g

このコマンドは、グローバルにインストールされたパッケージの一覧を表示します。

Node.jsスクリプトでの実行

Node.jsの組み込みモジュールであるchild_processを使用して、上記のコマンドをプログラムから実行することができます。

const { exec } = require('child_process');

exec('npm list', (error, stdout, stderr) => {
  if (error) {
    console.error(`error: ${error.message}`);
    return;
  }
  if (stderr) {
    console.error(`stderr: ${stderr}`);
    return;
  }
  console.log(stdout   );
});

npmプログラムの直接利用 (上級者向け)

npmのAPIを直接利用することも可能ですが、一般的には上記の方法で十分です。

パッケージマネージャーを利用した確認 (例: yarn)

yarnなどの他のパッケージマネージャーを使用している場合は、そのパッケージマネージャー固有のコマンドでパッケージ一覧を確認します。

各コマンドの解説

  • exec('npm list'): Node.jsのchild_processモジュールを使用して、npm listコマンドを実行
  • npm list -g: グローバルにインストールされたパッケージ一覧を表示
  • npmのバージョンによっては、表示形式やオプションが異なる場合があります。
  • npm lsnpm listのエイリアスです。
  • --depthオプションを指定することで、表示する依存関係の深さを調整できます。例えば、npm list --depth=0とすると、直接インストールされたパッケージのみが表示されます。

コード例の意味

上記のコードは、Node.jsのchild_processモジュールを使用して、ターミナルでnpm listコマンドを実行するのと同じことをプログラムで行っています。exec関数に実行したいコマンドを渡し、コールバック関数で実行結果を受け取ります。

  • コマンドの実行には、ターミナルと同様の権限が必要になる場合があります。
  • npmがグローバルにインストールされている必要があります。
  • Node.jsの環境が整っている必要があります。
  • npm outdatedコマンドを使うと、インストールされているパッケージの最新バージョンを確認できます。
  • package.jsonファイルには、プロジェクトで使用しているパッケージとそのバージョンが記述されています。

npmでインストールされたパッケージ一覧を確認するには、ターミナルでnpm listコマンドを実行するか、Node.jsのスクリプトからchild_processモジュールを使って実行します。これらの方法を使いこなすことで、プロジェクトの依存関係を管理しやすくなります。




npm のプログラム API を直接利用する

npm は、Node.js で書かれたプログラムであり、その内部の機能を直接呼び出すことができます。npm のドキュメントを参照し、パッケージに関する情報を取得する API を利用することで、より柔軟な処理が可能になります。

const npm = require('npm');

npm.load({}, (err) => {
  if (err) return console.error(err);

  npm.commands.list({}, (err, list) => {
    if (err) return console.error(err);
    console.log(list);
  });
});

package.json ファイルを直接解析する

プロジェクトのルートディレクトリにある package.json ファイルには、インストールされているパッケージの情報が記述されています。Node.js の fs モジュールなどを利用してこのファイルを解析することで、パッケージ一覧を取得できます。

const fs = require('fs');

fs.readFile('package.json', 'utf8', (err, data) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }
  const packageJson = JSON.parse(data);
  console.log(packageJson.dependencies); // dependencies オブジェクトに依存関係が記載
});

npm CLI ツールのオプションを活用する

npm list コマンドには、様々なオプションが用意されており、より詳細な情報を取得することができます。

  • --long: 詳細な情報を表示します。
  • --json: JSON形式で出力します。
npm list --depth=0 --json

サードパーティ製のツールを利用する

npm パッケージの一覧を管理したり、可視化したりするためのサードパーティ製のツールも存在します。例えば、npm-check は、インストールされているパッケージの最新バージョンをチェックするツールです。

IDE やコードエディタの機能を利用する

Visual Studio Code や WebStorm などの IDE やコードエディタには、npm パッケージの管理機能が組み込まれているものがあります。これらの機能を利用することで、プロジェクトで使用されているパッケージを簡単に確認できます。

どの方法を選ぶべきか?

  • IDE の活用
    IDE の機能を利用することで、視覚的にパッケージの情報を確認できます。
  • 自動化
    定期的にパッケージのバージョンをチェックしたい場合は、サードパーティ製のツールやスクリプトを作成します。
  • 詳細な情報
    --depth--json などのオプションを組み合わせることで、より詳細な情報を取得できます。
  • プログラムからのアクセス
    Node.js のスクリプトからパッケージ情報を取得したい場合は、npm のプログラム API を利用するか、package.json を解析します。
  • シンプルな一覧表示
    ターミナルで npm list を実行するのが最も簡単です。

npmでインストールされたパッケージ一覧を確認する方法には、様々な方法があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、どのような方法を選ぶかは、目的や状況によって異なります。

  • セキュリティ上の観点から、定期的にパッケージのアップデートを行うことを推奨します。
  • npm のバージョンや設定によっては、表示される情報が異なる場合があります。
  • package-lock.json ファイルには、インストールされたパッケージの正確なバージョンが記録されています。

javascript node.js npm



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