JavaScript文字列メソッド比較

2024-09-20

JavaScriptにおけるString.sliceとString.substringの違い

String.sliceString.substringはどちらもJavaScriptの文字列操作メソッドですが、その挙動は微妙に異なります。

String.slice(start, end)

  • 負のインデックス を指定することもできます。その場合、文字列の末尾から数えてのインデックスとなります。
  • 開始インデックス は0から始まり、終了インデックス は指定されたインデックスの直前までの文字を取得します。
  • 終了インデックス (end) をオプションで指定します。指定しない場合、文字列の末尾までを取得します。
  • 開始インデックス (start) を指定します。


let str = "Hello, world!";

console.log(str.slice(0, 5));    // Output: "Hello"
console.log(str.slice(7));       // Output: "world!"
console.log(str.slice(-5));      // Output: "world"
  • 負のインデックス を指定した場合、0に設定されます。
let str = "Hello, world!";

console.log(str.substring(0, 5));   // Output: "Hello"
console.log(str.substring(7));      // Output: "world!"
console.log(str.substring(-5));      // Output: "Hello, world!"

主な違い

  • 開始インデックスが終了インデックスより大きい場合
    String.sliceは空文字列を返しますが、String.substringは引数を入れ替えて処理します。
  • 負のインデックスの処理
    String.sliceは負のインデックスをサポートしますが、String.substringはサポートしません。



String.sliceの例

let str = "Hello, world!";

// 開始インデックスと終了インデックスを指定
console.log(str.slice(0, 5));    // Output: "Hello"

// 終了インデックスを省略
console.log(str.slice(7));       // Output: "world!"

// 負のインデックスを指定
console.log(str.slice(-5));      // Output: "world"
  • 3番目の例
    末尾から5文字を取得します。

String.substringの例

let str = "Hello, world!";

// 開始インデックスと終了インデックスを指定
console.log(str.substring(0, 5));   // Output: "Hello"

// 終了インデックスを省略
console.log(str.substring(7));      // Output: "world!"

// 負のインデックスを指定
console.log(str.substring(-5));      // Output: "Hello, world!"
  • 3番目の例
    負のインデックスは0に設定されるため、文字列全体を取得します。

比較




Array.fromとArray.prototype.join

  • Array.fromを使用して文字列を配列に変換し、その後Array.prototype.joinを使用して配列を文字列に戻すことで、文字列の特定の部分を取得することができます。
let str = "Hello, world!";

// 文字列を配列に変換
let arr = Array.from(str);

// 配列の特定の部分を取得
let subStr = arr.slice(0, 5).join('');

console.log(subStr); // Output: "Hello"

RegExpオブジェクト

  • RegExpオブジェクトを使用して文字列の特定のパターンをマッチさせ、マッチした部分を取得することができます。
let str = "Hello, world!";

// 正規表現パターンを作成
let regex = /Hello/;

// マッチした部分を取得
let match = str.match(regex);

console.log(match[0]); // Output: "Hello"

String.prototype.substr (非推奨)

  • String.prototype.substrString.sliceと似た機能を提供しますが、現在は非推奨となっています。
let str = "Hello, world!";

// 開始インデックスと長さを指定
let subStr = str.substr(0, 5);

console.log(subStr); // Output: "Hello"

選択基準

  • パターンマッチ
    RegExpオブジェクトは特定のパターンをマッチさせる必要がある場合に適しています。
  • 柔軟性
    Array.fromArray.prototype.joinはより柔軟な操作が可能ですが、パフォーマンスが若干低下する可能性があります。
  • シンプルさ
    String.sliceString.substringは最もシンプルで直感的な方法です。

javascript substring slice



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