jQuery 404 エラー 解決方法

2024-09-18

JavaScript の jQuery で 404 エラー (ファイルが見つかりません) が発生する問題について

現象:

JavaScript ライブラリである jQuery を使っている場合、ブラウザのデベロッパーツール (Google Chrome DevTools など) に「jquery-1.10.2.min.map が見つかりません (404 Not Found)」というエラーメッセージが表示されることがあります。

原因:

これはエラーというよりは、動作上の注意喚起です。jQuery の圧縮版 (min.js) を読み込んでいると、ソースコードのデバッグを容易にするためのマップファイル (jquery-1.10.2.min.map) も一緒に読み込まれるようになっています。しかし、このマップファイルがサーバー上に存在しない場合、404 エラーがコンソールに表示されます。

影響:

このエラー自体は、jQuery の機能に影響を与えないため、無視しても問題ありません。しかし、デベロッパーツールでソースコードのデバッグを行う際に、エラーメッセージが邪魔になることがあります。

対処法:

以下の方法があります。




jQuery の 404 エラー (ファイルが見つかりません) 解決方法 - コード例付き

問題の再現

HTML:

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>jQuery の 404 エラー</title>
  <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.10.2/jquery.min.js"></script>
</head>
<body>
  <script>
    $(document).ready(   function() {
      // jQueryを使ったコード
    });
  </script>
</body>
</html>

このコードを実行すると、ブラウザのデベロッパーツールに「jquery-1.10.2.min.map が見つかりません (404 Not Found)」というエラーが表示される可能性があります。

解決方法

マップファイルをサーバーに配置する

手順:

  • HTML の <script> タグで、マップファイルへのパスを正しく指定します。
  • ダウンロードしたファイルを Web サーバー上に配置します。

修正後 HTML:

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>jQuery の 404 エラー</title>
  <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.10.2/jquery.min.js"></script>
  <script src="path/to/jquery-1.10.2.min.map"></script>  </head>
<body>
  <script>
    $(document).ready(function() {
      // jQueryを使ったコード
    });
  </script>
</body>
</html>

ソースマップを無効にする

  • ファイルの先頭付近にあるコメント部分に「//@ sourceMappingURL=jquery.min.map」という行があるはずです。この行を削除します。
  • jQuery の圧縮版 (min.js) ファイルを開きます。

注意: ソースマップを無効にすると、デベロッパーツールでのデバッグ機能が制限されます。

非圧縮版の jQuery を使用する

  • HTML の <script> タグで、非圧縮版の jQuery ファイルへのパスを指定します。
  • jQuery の公式配布サイトから、使用するバージョンの jQuery (非圧縮版) をダウンロードします。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>jQuery の 404 エラー</title>
  <script src="path/to/jquery.js"></script>  </head>
<body>
  <script>
    $(document).ready(function() {
      // jQueryを使ったコード
    });
  </script>
</body>
</html>



CDN (Content Delivery Network) を利用する

CDN とは、世界各地に分散しているサーバーを使ってファイルを配信する仕組みです。jQuery の公式 CDN である を利用すれば、マップファイルを含む jQuery ライブラリを高速かつ安定的に配信できます。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>jQuery の 404 エラー</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-1.10.2.min.js"></script>
</head>
<body>
  <script>
    $(document).ready(function() {
      // jQueryを使ったコード
    });
  </script>
</body>
</html>

注意: CDN に頼らず自サーバーで管理したい場合は、CDN の利用は適していません。

ローカル開発環境でソースマップを利用する

開発環境であれば、ローカルにダウンロードした jQuery ライブラリ (圧縮版) とマップファイルを一緒に読み込むことができます。

  1. ダウンロードしたファイルをプロジェクトフォルダ内に配置します。

修正後 HTML (開発環境向け)

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>jQuery の 404 エラー</title>
  <script src="path/to/jquery-1.10.2.min.js"></script>
  <script src="path/to/jquery-1.10.2.min.map"></script>
</head>
<body>
  <script>
    $(document).ready(function() {
      // jQueryを使ったコード
    });
  </script>
</body>
</html>

注意: ローカル開発環境でのみ有効な方法です。本番環境にデプロイする際は、他の解決方法を選択する必要があります。

モダンなビルドツールを使用する

Webpack や Gulp など、最近のビルドツールでは、ソースコードのトランスパイリングやバンドル処理を行う際に、ソースマップの生成と管理を自動化することができます。これらツールを活用することで、開発・デバッグ作業を効率化しつつ、本番環境ではソースマップを生成しないように設定することもできます。


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