HTML文字列をJSXに変換

2024-09-22

ReactJSでHTML文字列をJSXに変換する

ReactJSでは、HTML文字列を直接コンポーネント内に記述することはできません。代わりに、JSXという構文を使用して、JavaScriptコードの中にHTMLのような構文を記述します。

HTML文字列をJSXに変換する方法

  1. HTML文字列をJavaScriptの変数に格納します

    const htmlString = '<div>Hello, world!</div>';
    
  2. JSXのテンプレートリテラルを使用して、HTML文字列をJSXに変換します

    const jsxElement = <div dangerouslySetInnerHTML={{ __html: htmlString }} />;
    
    • dangerouslySetInnerHTMLプロパティを使用することで、HTML文字列をJSXに変換することができます。
    • __htmlキーを使用して、HTML文字列を指定します。

具体的な例

import React, { Component } from 'react';

class MyComponent extends Component {
  render() {
    const htmlString = '<h1>This is a dynamic title</h1>';
    const jsxElement = <div dangerouslySetInnerHTML={{ __html: htmlString }} />;

    return (
      <div>
        {jsxElement}
      </div>
    );
  }
}

export default MyComponent;

この例では、htmlStringという変数にHTML文字列を格納し、dangerouslySetInnerHTMLプロパティを使用してJSXに変換しています。その後、変換されたJSXをコンポーネントのレンダリング結果に表示しています。

注意

  • 可能な限り、JSXの構文を使用して直接コンポーネントを構築することを推奨します。
  • dangerouslySetInnerHTMLプロパティは、信頼できないHTML文字列を使用する場合にはセキュリティリスクがあるため、慎重に使用してください。

JavaScript、jQuery、AJAXとの関係

  • AJAX
    AJAXは非同期通信を行うための技術であり、ReactJSでもAJAXを使用してサーバーからデータを取得し、それをJSXに変換して表示することができます。
  • jQuery
    jQueryはHTML操作やDOM操作を簡素化するためのライブラリですが、ReactJSでは主にJSXとReactのコンポーネントを使用してHTMLを操作します。
  • JavaScript
    ReactJSはJavaScriptライブラリであり、JSXはJavaScriptの構文拡張です。



例1: 基本的な変換

import React, { Component } from 'react';

class MyComponent extends Component {
  render() {
    const htmlString = '<h1>Hello, world!</h1>';
    const jsxElement = <div dangerouslySetInnerHTML={{ __html: htmlString }} />;

    return (
      <div>
        {jsxElement}
      </div>
    );
  }
}

export default MyComponent;
  • 変換されたJSXをコンポーネントのレンダリング結果に表示します。
  • htmlString変数にHTML文字列を格納します。

例2: 動的なコンテンツ

import React, { Component } from 'react';

class MyComponent extends Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.stat   e = {
      title: 'Dynamic Title'
    };
  }

  render() {
    const htmlString = `<h1>${this.state.title}</h1>`;
    const jsxElement = <div dangerouslySetInnerHTML={{ __html: htmlString }} />;

    return (
      <div>
        {jsxElement}
      </div>
    );
  }
}

export default MyComponent;
  • テンプレートリテラルを使用して、state.titleの値をHTML文字列に埋め込みます。
  • stateオブジェクトを使用して、動的なタイトルを管理します。

例3: AJAXを使用してデータを取得

import React, { Component } from 'react';

class MyComponent extends Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.stat   e = {
      content: ''
    };
  }

  componentDidMount() {
    fetch('https://api.example.com/data')
      .then(response => response.json())
      .then(data => {
        const htmlString = data.content;
        this.setState({ content: htmlString });
      });
  }

  render() {
    const jsxElement = <div dangerouslySetInnerHTML={{ __html: this.state.content }} />;

    return (
      <div>
        {jsxElement}
      </div>
    );
  }
}

export default MyComponent;
  • state.contentをJSXに変換して表示します。
  • サーバーから取得したデータをstate.contentに設定します。
  • componentDidMountライフサイクルメソッドを使用して、AJAXリクエストを発行します。



コンポーネントの分割

  • これにより、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。
  • HTML文字列を構成する要素を個別のコンポーネントに分割します。
import React from 'react';

function MyComponent() {
  return (
    <div>
      <h1>Hello, world!</h1>
      <p>This is a paragraph.</p>
    </div>
  );
}

テンプレートエンジン

  • テンプレートエンジンは、HTMLとJavaScriptを組み合わせて動的なコンテンツを生成するツールです。
  • JSXの代わりに、テンプレートエンジンを使用することもできます。
import React from 'react';
import { renderToString } from 'react-dom/server';

function MyComponent() {
  const template = `
    <h1>Hello, world!</h1>
    <p>This is a paragraph.</p>
  `;

  const jsxElement = renderToString(template);

  return (
    <div dangerouslySetInnerHTML={{ __html: jsxElement }} />
  );
}

カスタムフック

  • カスタムフックを使用して、HTML文字列をJSXに変換するロジックを抽象化することができます。
import React, { useState, useEffect } from 'react';

function useHtmlToJsx(htmlString) {
  const [jsxElement, setJsxElement] = useState(null);

  useEffect(() => {
    // HTML文字列をJSXに変換する処理
    setJsxElement(<div dangerouslySetInnerHTML={{ __html: htmlString }} />);
  }, [htmlString]);

  return jsxElement;
}

function MyComponent() {
  const htmlString = '<h1>Hello, world!</h1>';
  const jsxElement = useHtmlToJsx(htmlString);

  return (
    <div>
      {jsxElement}
    </div>
  );
}
  • カスタムフックは、HTML文字列をJSXに変換するロジックを再利用したい場合に使用できます。
  • テンプレートエンジンは、複雑なテンプレートが必要な場合に使用できますが、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
  • コンポーネントの分割は、最も推奨される方法です。

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