Node.jsで複数のMongoDBを使う

2024-10-17

JavaScript, Node.js, MongoDB: Mongoose and Multiple Databases

複数のデータベースを扱うMongooseとNode.jsプロジェクト

Node.jsでMongoDBを使用する際に、Mongooseは強力なORM (Object-Relational Mapper) として機能します。通常、Mongooseは単一のデータベースに接続しますが、特定のユースケースでは複数のデータベースを扱う必要が生じることがあります。

複数のデータベースに接続するMongooseの設定

  1. Mongooseのインストール
    npm install mongoose
    
  2. 複数のデータベース接続の設定
    const mongoose = require('mongoose');
    
    // データベース接続の設定
    const db1 = mongoose.createConnection('mongodb://localhost:27017/database1');
    const db2 = mongoose.createConnection('mongodb://localhost:27017/database2');
    
    // 各データベースにモデルを作成
    const Schema = mongoose.Schema;
    const UserSchema = new Schema({
        name: String,
        email: String
    });
    
    const User = db1.model('User', UserSchema);
    const Product = db2.model('Product', UserSchema);
    

複数のデータベースの利用

// データベース1にデータを保存
const user = new User({ name: 'John Doe', email: '[email protected]' });
user.save().then(() => {
    console.log('User saved to database 1');
});

// データベース2にデータを保存
const product = new Product({ name: 'Product A', price: 100 });
product.save().then(() => {
    console.log('Product saved to database 2');
});
  • セキュリティ
    異なるデータベースにデータを分散することで、セキュリティリスクを軽減することができます。
  • スケーラビリティ
    各データベースを独立してスケーリングできるため、アプリケーションの負荷に応じて柔軟に対応できます。
  • データの分離
    関連性のないデータを異なるデータベースに分割することで、パフォーマンスと管理性を向上させることができます。

注意事項

  • 複雑なアプリケーションでは、データベースの管理が困難になる可能性があります。
  • データベース間のトランザクション管理には注意が必要です。
  • 複数のデータベースを使用する場合は、適切なモデル設計とデータ管理が必要です。



Mongooseと複数のデータベースを扱うNode.jsプロジェクトのコード解説

const mongoose = require('mongoose');

// データベース接続の設定
const db1 = mongoose.createConnection('mongodb://localhost:27017/database1');
const db2 = mongoose.createConnection('mongodb://localhost:27017/database2');

// 各データベースにモデルを作成
const Schema = mongoose.Schema;
const UserSchema = new Schema({
    name: String,
    email: String
});

const User = db1.model('User', UserSchema);
const Product = db2.model('Product', UserSchema);

コード解説

  1. mongooseモジュールをインポートします。
  2. mongoose.createConnection()メソッドを使用して、データベース1とデータベース2に接続します。
  3. Schemaオブジェクトを作成し、ユーザーモデルと製品モデルのスキーマを定義します。
  4. db1.model()db2.model()を使用して、各データベースにモデルを作成します。
// データベース1にデータを保存
const user = new User({ name: 'John Doe', email: '[email protected]' });
user.save().then(() => {
    console.log('User saved to database 1');
});

// データベース2にデータを保存
const product = new Product({ name: 'Product A', price: 100 });
product.save().then(() => {
    console.log('Product saved to database 2');
});
  1. Userモデルを使用して、データベース1にユーザーデータを保存します。
  2. Productモデルを使用して、データベース2に製品データを保存します。

Node.jsで複数のMongoDBを使う

const mongoose = require('mongoose');

// データベース接続の設定
const db1 = mongoose.createConnection('mongodb://localhost:27017/database1');
const db2 = mongoose.createConnection('mongodb://localhost:27017/database2');

// 各データベースにモデルを作成
const Schema = mongoose.Schema;
const UserSchema = new Schema({
    name: String,
    email: String
});

const User = db1.model('User', UserSchema);
const Product = db2.model('Product', UserSchema);

// データベース1からデータを取得
User.find().then(users => {
    console.log('Users from database 1:', users);
});

// データベース2からデータを取得
Product.find().then(products => {
    console.log('Products from database 2:', products);
});
  1. User.find()Product.find()を使用して、各データベースからデータを検索します。
  2. 検索結果をコンソールに出力します。



  • 複数のMongoose接続設定
    const mongoose = require('mongoose');
    
    const options = {
        useNewUrlParser: true,
        useUnifiedTopology: true
    };
    
    const db1 = mongoose.createConnection('mongodb://localhost:27017/database1', options);
    const db2 = mongoose.createConnection('mongodb://localhost:27017/database2', options);
    
  • 複数のMongooseインスタンス
    const mongoose = require('mongoose');
    
    const db1 = mongoose.connect('mongodb://localhost:27017/database1');
    const db2 = mongoose.connect('mongodb://localhost:27017/database2');
    
    // 各データベースにモデルを作成
    const User = mongoose.model('User', ...);
    const Product = mongoose.model('Product', ...);
    

MongoDB Atlas

  • Mongooseの接続
    const mongoose = require('mongoose');
    
    const db1 = mongoose.connect('mongodb+srv://<username>:<password>@<cluster-name>.mongodb.net/<database1>?retryWrites=true&w=majority');
    const db2 = mongoose.connect('mongodb+srv://<username>:<password>@<cluster-name>.mongodb.net/<database2>?retryWrites=true&w=majority');
    
  • 複数のデータベースクラスタ
    MongoDB Atlasでは、複数のデータベースクラスタを作成し、各クラスタに異なるデータベースを配置することができます。

MongoDB Sharding

  • Mongooseの接続
    const mongoose = require('mongoose');
    
    const db = mongoose.connect('mongodb://shard1:27017,shard2:27017,shard3:27017?replicaSet=myReplicaSet');
    
  • データの分散
    MongoDB Shardingは、データを複数のサーバーに分散してスケーラビリティを向上させるための機能です。

複数のMongoDBインスタンス

  • Mongooseの接続
    const mongoose = require('mongoose');
    
    const db1 = mongoose.connect('mongodb://server1:27017/database1');
    const db2 = mongoose.connect('mongodb://server2:27017/database2');
    
  • 複数のMongoDBサーバー
    複数のMongoDBサーバーを立てて、各サーバーに異なるデータベースを配置することができます。

選択基準

  • 管理の容易さ
    管理の容易性やコストも考慮する必要があります。
  • アプリケーションの要件
    アプリケーションの規模、パフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティなどの要件に基づいて適切な方法を選択します。

javascript node.js mongodb



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