jQueryの:not()セレクタでスマートに選択

2024-04-18

jQuery で特定のクラスを持たない要素をすべて選択する方法

:not() セレクタを使用する

最も一般的な方法は、:not() セレクタを使用することです。これは、指定されたセレクタに一致しないすべての要素を選択します。

$(function() {
  // 特定のクラス "not-selected" を持たないすべての要素を選択します。
  var elements = $("*:not(.not-selected)");
  console.log(elements);
});

この方法はシンプルで分かりやすいですが、ネストされた要素を選択する場合には注意が必要です。例えば、以下の HTML 構造の場合、:not(.not-selected) セレクタは div 要素のみを選択します。 p 要素は選択されません。

<div class="not-selected">
  <p>This paragraph will not be selected.</p>
</div>

フィルタ関数を使用する

:not() セレクタの代わりに、フィルタ関数を使用することもできます。フィルタ関数は、各要素に対して個別に評価される関数です。この関数の中で、要素が特定の条件を満たすかどうかを判断することができます。

$(function() {
  // 特定のクラス "not-selected" を持たないすべての要素を選択します。
  var elements = $("*").filter(function() {
    return !$(this).hasClass("not-selected");
  });
  console.log(elements);
});

この方法は、より柔軟な選択を可能にするという利点があります。例えば、ネストされた要素を選択したり、複数の条件を満たす要素を選択したりすることができます。

each() メソッドと is() メソッドを使用して、すべての要素をループ処理し、特定のクラスを持たない要素を個別に選択することもできます。

$(function() {
  // 特定のクラス "not-selected" を持たないすべての要素を選択します。
  $("*").each(function() {
    if (!$(this).hasClass("not-selected")) {
      console.log($(this));
    }
  });
});

この方法は、他の方法よりも冗長ですが、ループ処理の過程で各要素に対して処理を行う必要がある場合に役立ちます。

jQuery で特定のクラスを持たない要素をすべて選択するには、いくつかの方法があります。それぞれのアプローチには長所と短所があるので、状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。

補足

上記の例では、クラスセレクタを使用していますが、他のタイプのセレクタ (要素名セレクタ、ID セレクタなど) を使用することもできます。

また、これらの方法は、jQuery のバニラ JavaScript の同等の方法に置き換えることができます。




jQuery で特定のクラスを持たない要素をすべて選択する - サンプルコード

例 1: :not() セレクタを使用する

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>jQuery で特定のクラスを持たない要素をすべて選択する</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
  <div class="container">
    <p class="selected">この段落は選択されます。</p>
    <p>この段落は選択されません。</p>
    <div class="not-selected">
      <p>この段落は選択されません。</p>
    </div>
  </div>

  <script>
    $(function() {
      // 特定のクラス "not-selected" を持たないすべての要素を選択します。
      var elements = $("*:not(.not-selected)");
      console.log(elements);

      // 選択された要素の背景色を変更します。
      elements.css("background-color", "yellow");
    });
  </script>
</body>
</html>

このコードを実行すると、コンソールに以下の出力が表示されます。

[object jQuery]

また、選択された要素の背景色が黄色に変わります。

例 2: フィルタ関数を使用する

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>jQuery で特定のクラスを持たない要素をすべて選択する</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
  <div class="container">
    <p class="selected">この段落は選択されます。</p>
    <p>この段落は選択されません。</p>
    <div class="not-selected">
      <p>この段落は選択されません。</p>
    </div>
  </div>

  <script>
    $(function() {
      // 特定のクラス "not-selected" を持たないすべての要素を選択します。
      var elements = $("*").filter(function() {
        return !$(this).hasClass("not-selected");
      });
      console.log(elements);

      // 選択された要素の背景色を変更します。
      elements.css("background-color", "yellow");
    });
  </script>
</body>
</html>

このコードは、例 1 と同じ結果を出力します。

例 3: each() メソッドと is() メソッドを使用する

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>jQuery で特定のクラスを持たない要素をすべて選択する</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
  <div class="container">
    <p class="selected">この段落は選択されます。</p>
    <p>この段落は選択されません。</p>
    <div class="not-selected">
      <p>この段落は選択されません。</p>
    </div>
  </div>

  <script>
    $(function() {
      // 特定のクラス "not-selected" を持たないすべての要素を選択します。
      $("*").each(function() {
        if (!$(this).hasClass("not-selected")) {
          console.log($(this));
          $(this).css("background-color", "yellow");
        }
      });
    });
  </script>
</body>
</html>

これらの例は、jQuery で特定のクラスを持たない要素をすべて選択する方法をいくつか示しています。状況に応じて最適な方法を選択してください。




jQuery で特定のクラスを持たない要素をすべて選択する - その他の方法

JavaScript の Array.prototype.filter() メソッドを使用する

この方法は、jQuery の組み込み関数を使用せずに、ネイティブの JavaScript 機能を使用して要素をフィルタリングする方法を示しています。

$(function() {
  // 特定のクラス "not-selected" を持たないすべての要素を JavaScript 配列に格納します。
  var elements = [].slice.call($("*")).filter(function(element) {
    return !$(element).hasClass("not-selected");
  });

  console.log(elements);

  // 選択された要素の背景色を変更します。
  $(elements).css("background-color", "yellow");
});

カスタムセレクタを作成する

この方法は、再利用可能なカスタムセレクタを作成する方法を示しています。

$.extend($.fn.findNotSelected, function() {
  return this.filter(function() {
    return !$(this).hasClass("not-selected");
  });
});

$(function() {
  // 特定のクラス "not-selected" を持たないすべての要素を選択します。
  var elements = $(document).findNotSelected();
  console.log(elements);

  // 選択された要素の背景色を変更します。
  elements.css("background-color", "yellow");
});

この方法は、より複雑なセレクタを記述するために使用できる XPath セレクタを使用する方法を示しています。

$(function() {
  // 特定のクラス "not-selected" を持たないすべての要素を選択します。
  var elements = $(document).find("*:not(.not-selected)");
  console.log(elements);

  // 選択された要素の背景色を変更します。
  elements.css("background-color", "yellow");
});

注意事項

上記の方法はすべて、特定のクラス "not-selected" を持たない要素をすべて選択する方法を示しています。必要に応じて、セレクタを変更して、選択する要素をさらに絞り込むことができます。

また、これらの方法は、パフォーマンスに影響を与える可能性があることに注意することが重要です。特に、大量の要素を処理する場合は、パフォーマンスを最適化するために他の方法を使用することを検討する必要があるかもしれません。


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