JavaScript配列シャッフル 解説

2024-08-21

JavaScriptで配列をシャッフルする方法

JavaScriptでは、配列の要素をランダムな順序に並べ替えることを「シャッフル」と呼びます。これは、さまざまなアプリケーションで有用な手法です。

Fisher-Yatesシャッフルアルゴリズム

最も一般的なシャッフルアルゴリズムの一つです。

function shuffle(array) {
  let currentIndex = array.length;

  // 残りの要素をシャッフルする
  while (currentIndex !== 0) {
    // ランダムなインデックスを取得
    const randomIndex = Math.floor(Math.random() * currentIndex);
    currentIndex--;

    // 現在の要素とランダムなインデックスの要素を交換
    [array[currentIndex], array[randomIndex]] = [array[randomIndex], array[currentIndex]];
  }

  return array;
}

ソート関数を利用

JavaScriptの組み込みソート関数sort()と比較関数を組み合わせることで、配列をシャッフルすることができます。

function shuffle(array) {
  return array.sort(() => Math.random() - 0.5);
}

使用例

const myArray = [1, 2, 3, 4, 5];
const shuffledArray = shuffle(myArray);
console.log(shuffledArray); // ランダムな順序の配列が出力される

注意

  • 性能
    シャッフルアルゴリズムの性能は、配列のサイズや使用頻度によって異なります。大規模な配列を頻繁にシャッフルする場合は、効率的なアルゴリズムを選択する必要があります。
  • ランダム性
    真にランダムな結果を得るためには、適切な乱数生成器を使用することが重要です。JavaScriptのMath.random()は、擬似乱数生成器であり、特定のシーケンスを生成します。より高度なランダム性が必要な場合は、専用のライブラリを使用することもできます。



JavaScript配列シャッフルのコード解説

function shuffle(array) {
  let currentIndex = array.length;

  // 残りの要素をシャッフルする
  while (currentIndex !== 0) {
    // ランダムなインデックスを取得
    const randomIndex = Math.floor(Math.random() * currentIndex);
    currentIndex--;

    // 現在の要素とランダムなインデックスの要素を交換
    [array[currentIndex], array[randomIndex]] = [array[randomIndex], array[currentIndex]];
  }

  return array;
}

解説

  1. shuffle(array)関数
    配列を受け取り、シャッフルされた配列を返します。
  2. currentIndex
    配列の現在のインデックスを保持します。
  3. whileループ
    currentIndexが0になるまで繰り返します。
  4. Math.floor(Math.random() * currentIndex)
    0からcurrentIndex - 1までのランダムな整数を取得します。
  5. [array[currentIndex], array[randomIndex]] = [array[randomIndex], array[currentIndex]];
    現在の要素とランダムなインデックスの要素を交換します。
  6. return array;
    シャッフルされた配列を返します。
function shuffle(array) {
  return array.sort(() => Math.random() - 0.5);
}
  1. array.sort()
    配列をソートします。
  2. () => Math.random() - 0.5
    比較関数を指定します。この関数は、ランダムな値を返すため、配列の要素をランダムな順序にソートします。
const myArray = [1, 2, 3, 4, 5];
const shuffledArray = shuffle(myArray);
console.log(shuffledArray); // ランダムな順序の配列が出力される
  1. myArray
    シャッフルする元の配列。
  2. shuffle(myArray)
    配列をシャッフルし、新しい配列を返します。
  3. console.log(shuffledArray)
    シャッフルされた配列を出力します。



Lodashの_.shuffle関数

LodashはJavaScriptのユーティリティライブラリで、配列のシャッフルを含むさまざまな機能を提供します。

const _ = require('lodash');

const myArray = [1, 2, 3, 4, 5];
const shuffledArray = _.shuffle(myArray);
console.log(shuffledArray);

ES6のArray.prototype.sort()とカスタム比較関数

function shuffle(array) {
  return array.sort((a, b) => 0.5 - Math.random());
}

この方法では、比較関数がランダムな値を返すため、配列の要素をランダムな順序にソートします。

function shuffle(array) {
  for (let i = array.length - 1; i > 0; i--) {
    const j = Math.floor(Math.random() * (i + 1));
    [array[i], array[j]] = [array[j], array[i]];
  }
  return array;
}

この改良版は、インデックスの範囲をより明確に指定し、パフォーマンスを向上させることができます。

カスタムシャッフル関数

function shuffle(array) {
  const shuffledArray = [];
  while (array.length > 0) {
    const randomIndex = Math.floor(Math.random() * array.length);
    shuffledArray.push(array.splice(randomIndex, 1)[0]);
  }
  return shuffledArr   ay;
}

この方法は、配列から要素をランダムに抽出して新しい配列を作成します。

選択基準

  • ライブラリ依存性
    ライブラリを使用する場合は、プロジェクトの依存関係を管理する必要があります。
  • 読みやすさ
    コードの読みやすさと保守性を考慮してください。
  • パフォーマンス
    大規模な配列を頻繁にシャッフルする場合は、効率的なアルゴリズムを選択する必要があります。

javascript arrays random



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