jQuery クラス選択と除外
JavaScript (jQuery) で特定のクラスの要素をすべて選択するが、特定の ID を除く
jQuery を使用して、特定のクラスを持つすべての要素を選択できますが、特定の ID の要素を除外することもできます。これを行うには、次の方法を使用します。
$("." + className + ":not(#" + id + ")")
解説
- :not(#" + id + ")
この部分は、選択された要素から IDid
を持つ要素を除外します。 - $("." + className)
括弧内の文字列は、クラス名className
を持つすべての要素を選択します。
例
<div class="my-class" id="element1">要素1</div>
<div class="my-class">要素2</div>
<div class="my-class">要素3</div>
// クラス "my-class" を持つすべての要素を選択するが、ID "element1" を除く
$(".my-class:not(#element1)").css("background-color", "yellow");
このコードでは、クラス my-class
を持つすべての要素の背景色を黄色に変更しますが、ID element1
を持つ要素は除外されます。
- より複雑な条件が必要な場合は、
filter()
メソッドを使用することもできます。 - 複数のクラスまたは ID を除外する場合は、
:not()
を複数回使用できます。
<div class="my-class" id="element1">要素1</div>
<div class="my-class">要素2</div>
<div class="my-class">要素3</div>
// クラス "my-class" を持つすべての要素を選択するが、ID "element1" を除く
$(".my-class:not(#element1)").css("background-color", "yellow");
-
HTML コード
- 3 つの
<div>
要素があり、すべてクラスmy-class
を持っています。 - 最初の
<div>
要素には IDelement1
が設定されています。
- 3 つの
-
jQuery コード
$(".my-class")
は、クラスmy-class
を持つすべての要素を選択します。:not(#element1)
は、選択された要素から IDelement1
を持つ要素を除外します。.css("background-color", "yellow")
は、選択された要素の背景色を黄色に変更します。
結果
このコードを実行すると、クラス my-class
を持つ要素のうち、ID element1
を持つ要素を除いたすべての要素の背景色が黄色になります。つまり、要素2と要素3の背景色が黄色になります。
$(".my-class").filter(function() {
return this.id !== "element1";
});
- 関数内の条件
this.id !== "element1"
は、現在の要素の ID がelement1
でない場合にtrue
を返します。 filter()
メソッドは、選択された要素から条件を満たす要素をフィルタリングします。
not() メソッドを直接使用する
$(".my-class").not("#element1");
not()
メソッドは、選択された要素から指定されたセレクタに一致する要素を除外します。
each() メソッドと条件文を使用する
$(".my-class").each(function() {
if (this.id !== "element1") {
// 要素を処理する
}
});
- 条件文を使用して、ID が
element1
でない要素を処理します。 each()
メソッドは、選択された要素を一つずつ処理します。
each()
メソッドは、要素を一つずつ処理する必要がある場合に便利です。not()
メソッドは、単純な除外条件を指定する場合に便利です。filter()
メソッドは、より柔軟な条件を指定できる場合に便利です。- どの方法を使用するかは、個人の好みや状況に応じて選択できます。
- これらの方法は、すべて同じ結果を生成します。
jquery jquery-selectors