知っておくと便利なjQueryテクニック!子要素を別の親要素に移動する方法3選

2024-06-26

ここでは、jQueryを使って子要素を別の親要素に移動する方法を、2つの代表的な方法と、それぞれの応用例を交えて詳しく解説します。

方法1:appendTo()メソッドを使う

appendTo()メソッドは、選択された要素を別の要素の子要素として末尾に追加します。この方法は、子要素を新しい親要素の一番下に移動したい場合に適しています。

<div id="parent1">
  <p>子要素1</p>
  <p>子要素2</p>
</div>

<div id="parent2">
  <p>親要素2の子要素</p>
</div>

<script>
  $(document).ready(function() {
    // idが"parent1"の要素の子要素を、idが"parent2"の要素の子要素として末尾に追加
    $("#parent1 p").appendTo("#parent2");
  });
</script>

上記のコードを実行すると、以下のようになります。

<div id="parent1">
</div>

<div id="parent2">
  <p>親要素2の子要素</p>
  <p>子要素1</p>
  <p>子要素2</p>
</div>

方法2:insertBefore()メソッドを使う

<div id="parent1">
  <p>子要素1</p>
  <p>子要素2</p>
  <p>子要素3</p>
</div>

<div id="parent2">
  <p>親要素2の子要素</p>
</div>

<script>
  $(document).ready(function() {
    // idが"parent1"の要素の子要素のうち、2番目の要素を、idが"parent2"の要素の1番目の要素の前に挿入
    $("#parent1 p:eq(1)").insertBefore("#parent2 p");
  });
</script>
<div id="parent1">
  <p>子要素1</p>
  <p>子要素3</p>
</div>

<div id="parent2">
  <p>子要素2</p>
  <p>親要素2の子要素</p>
</div>

応用例

  • ドラッグ&ドロップによる要素の並び替え
  • アコーディオンメニューの作成
  • タブメニューの作成
  • 動的なコンテンツの読み込み

その他の注意事項

  • 移動する子要素がすでに別の親要素に属している場合は、元の親要素から切り離されます。
  • 移動する子要素のIDやクラス名を使用する場合は、重複に注意する必要があります。
  • jQueryのバージョンによっては、メソッド名が変更されている場合があります。最新バージョンのドキュメントを参照してください。

上記以外にも、jQueryには様々な要素操作メソッドが用意されています。これらのメソッドを組み合わせることで、より複雑な操作も可能になります。詳しくは、jQueryの公式ドキュメントを参照してください。




    サンプルコード:jQueryで子要素を別の親要素に移動

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>jQueryで子要素を移動</title>
      <script src="https://jquery.com/"></script>
    </head>
    <body>
      <div id="parent1">
        <p>子要素1</p>
        <p>子要素2</p>
      </div>
    
      <div id="parent2">
        <p>親要素2の子要素</p>
      </div>
    
      <script>
        $(document).ready(function() {
          // idが"parent1"の要素の子要素を、idが"parent2"の要素の子要素として末尾に追加
          $("#parent1 p").appendTo("#parent2");
    
          // 移動後の要素を確認
          console.log($("#parent2 p"));
        });
      </script>
    </body>
    </html>
    
    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>jQueryで子要素を移動</title>
      <script src="https://jquery.com/"></script>
    </head>
    <body>
      <div id="parent1">
        <p>子要素1</p>
        <p>子要素2</p>
        <p>子要素3</p>
      </div>
    
      <div id="parent2">
        <p>親要素2の子要素</p>
      </div>
    
      <script>
        $(document).ready(function() {
          // idが"parent1"の要素の子要素のうち、2番目の要素を、idが"parent2"の要素の1番目の要素の前に挿入
          $("#parent1 p:eq(1)").insertBefore("#parent2 p");
    
          // 移動後の要素を確認
          console.log($("#parent2 p"));
        });
      </script>
    </body>
    </html>
    

    実行結果

    <div id="parent1">
    </div>
    
    <div id="parent2">
      <p>親要素2の子要素</p>
      <p>子要素1</p>
      <p>子要素2</p>
    </div>
    
    <div id="parent1">
      <p>子要素1</p>
      <p>子要素3</p>
    </div>
    
    <div id="parent2">
      <p>子要素2</p>
      <p>親要素2の子要素</p>
    </div>
    

    説明

    • 上記のコードは、HTML5とjQuery 1.12.4を前提としています。
    • コード内のコメントは、各部分の処理内容を説明しています。
    • コードを実行するには、ブラウザにファイルを保存して開くか、Webサーバーにアップロードして実行する必要があります。
    • コンソールログを確認するには、ブラウザの開発者ツールのコンソール機能を使用します。

    補足

    • 上記のサンプルコードは、基本的な操作のみを示しています。実際の使用場面に合わせて、必要に応じてコードを修正してください。
    • jQueryには、他にも様々な要素操作メソッドが用意されています。詳しくは、jQueryの公式ドキュメントを参照してください。



    jQueryで子要素を別の親要素に移動するその他の方法

    detach()メソッドとappend()メソッドを組み合わせる

    この方法は、まず移動する子要素を元の親要素から切り離し、その後新しい親要素に追加します。

    <div id="parent1">
      <p>子要素1</p>
      <p>子要素2</p>
    </div>
    
    <div id="parent2">
      <p>親要素2の子要素</p>
    </div>
    
    <script>
      $(document).ready(function() {
        // idが"parent1"の要素の子要素を切り離す
        var $childElements = $("#parent1 p").detach();
    
        // 切り離した子要素を、idが"parent2"の要素の子要素として追加
        $childElements.appendTo("#parent2");
      });
    </script>
    

    after()メソッドを使う

    この方法は、移動する子要素を参照要素の直後に挿入します。

    <div id="parent1">
      <p>子要素1</p>
      <p>子要素2</p>
      <p>参照要素</p>
    </div>
    
    <div id="parent2">
      <p>親要素2の子要素</p>
    </div>
    
    <script>
      $(document).ready(function() {
        // idが"parent1"の要素の子要素のうち、参照要素の直後に移動
        $("#parent1 p:eq(2)").after($("#parent1 p:eq(0)"));
      });
    </script>
    

    replaceWith()メソッドを使う

    <div id="parent1">
      <p>子要素1</p>
      <p>子要素2</p>
    </div>
    
    <div id="parent2">
      <p>親要素2の子要素</p>
    </div>
    
    <script>
      $(document).ready(function() {
        // idが"parent2"の要素の子要素を、idが"parent1"の要素の子要素で置き換える
        $("#parent2 p").replaceWith($("#parent1 p"));
      });
    </script>
    
    <div id="parent1">
      <p>子要素1</p>
      <p>子要素2</p>
    </div>
    
    <div id="parent2">
      <p>親要素2の子要素</p>
    </div>
    
    <script>
      $(document).ready(function() {
        // idが"parent1"の要素の子要素をラップ
        var $wrappedElements = $("#parent1 p").wrap("<div>");
    
        // ラップした要素を、idが"parent2"の要素の子要素として追加
        $wrappedElements.appendTo("#parent2");
      });
    </script>
    

    それぞれの方法の選び方

    上記で紹介した方法はそれぞれ、異なる特徴を持っています。状況に応じて、適切な方法を選択する必要があります。

    • appendTo()メソッド: 子要素を新しい親要素の一番下に移動したい場合に適しています。
    • detach()メソッドとappend()メソッドの組み合わせ: より柔軟な操作が必要な場合に使用できます。
    • after()メソッド: 移動する子要素を参照要素の直後に挿入したい場合に適しています。
    • replaceWith()メソッド: 移動する子要素を別の要素で置き換える必要がある場合に適しています。

    jquery jquery-plugins


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