SVG要素の色変更方法

2024-08-18

SVG 要素の色を変更する方法 (CSS、SVG、色関連)

SVG 要素の色を変更するには、CSS の fill プロパティを使用します。このプロパティは、SVG 内の形状やパスを塗りつぶす色を指定します。

詳細な説明

SVG 要素の選択

  • タグ名
    SVG 要素のタグ名 (例えば、pathrectcircle) を直接セレクタとして使用できますが、特定の要素をターゲットにする場合は、ID やクラスを使用することを推奨します。
  • クラス属性
    SVG 要素にクラスを割り当て、CSS でそのクラスをセレクタとして使用します。

fill プロパティ

  • 色の指定方法は、16進数カラーコード、RGB、RGBA、HSL、またはカラーキーワードを使用できます。
  • fill プロパティは、SVG 要素の内部を塗りつぶす色を指定します。

コード例

<svg width="200" height="100">
  <rect id="myRect" width="100" height="50" />
</svg>
#myRect {
  fill: red; /* 赤色で塗りつぶす */
}

さらに詳しく

  • SVG 内のスタイル
    SVG 要素自体に style 属性を使用して、インラインスタイルを適用することもできますが、一般的には外部スタイルシートを使用することを推奨します。
  • CSS カスタムプロパティ
    色を動的に変更したい場合は、CSS カスタムプロパティを使用できます。
  • stroke プロパティ
    SVG 要素の輪郭の色を変更するには、stroke プロパティを使用します。

注意点

  • ブラウザの互換性にも注意してください。
  • SVG の複雑さによっては、色を変更するために複数の要素をターゲットにする必要がある場合があります。
  • CSS は Cascading Style Sheets の略で、HTML や SVG の外観を制御するためのスタイルシート言語です。
  • SVG は Scalable Vector Graphics の略で、ベクター画像形式です。



コード例の説明

コード例 1: HTML と CSS

<svg width="200" height="100">
  <rect id="myRect" width="100" height="50" />
</svg>
#myRect {
  fill: red; /* 赤色で塗りつぶす */
}
  • CSS 部分

    • #myRect は ID が "myRect" の要素をセレクタとして指定しています。
    • fill: red; は選択された要素 (この場合は長方形) の内部を赤色で塗りつぶすことを指定しています。
  • HTML 部分

    • <svg> タグは SVG グラフィックの開始タグです。 widthheight 属性で SVG のサイズを指定しています。
    • <rect> タグは長方形を描画します。 id 属性で "myRect" という名前を付けています。

このコードは、SVG 内の長方形要素の色を変更する方法を示しています。

  1. HTML ファイルで SVG を作成し、長方形要素に ID "myRect" を割り当てます。
  2. CSS ファイルで ID "myRect" を持つ要素を選択し、fill プロパティを使って色を赤色に設定します。

これにより、ブラウザ上で表示される長方形は赤色になります。

他の要素や色の変更

  • 色の指定には、16進数カラーコード (例: #FF0000)、RGB (例: rgb(255, 0, 0))、RGBA (例: rgba(255, 0, 0, 0.5))、HSL (例: hsl(0, 100%, 50%)) などの形式を使用できます。
  • 長方形以外の要素 (円、パスなど) に対しても同じように fill プロパティを使用して色を変更できます。

重要なポイント

  • 色の指定方法は複数あります。
  • SVG 要素を選択するには、ID、クラス、またはタグ名を使用します。
  • SVG 要素の色を変更するには、CSS の fill プロパティを使用します。



SVG 要素の色変更の代替方法

CSS フィルターの使用

  • filter プロパティを使用します。
  • SVG 要素全体の色調を変更したい場合に有効です。
svg {
  filter: hue-rotate(180deg); /* 色相を180度回転 */
}

SVG 内の fill 属性の直接変更

  • すべての要素の色を一括変更する場合や、特定の要素のみを変更する場合に便利です。
  • SVG ファイルをテキストエディタで開き、直接編集します。
<svg>
  <path fill="red" d="..."/>
  <circle fill="blue" cx="50" cy="50" r="20"/>
</svg>

JavaScript による動的変更

  • JavaScript の DOM 操作を使って、SVG 要素の fill 属性を変更します。
  • 色をプログラム的に変更したい場合に使用します。
const svgElement = document.querySelector('svg');
const pathElement = svgElement.querySelector('path');
pathElement.style.fill = 'green';

CSS プリプロセッサの使用 (Sass, Lessなど)

  • 色変数を定義し、複数の要素に適用することで、コードの再利用性とメンテナンス性を向上させます。
$primary-color: #ff0000;

svg path {
  fill: $primary-color;
}

SVG スプライトの使用

  • パフォーマンスの観点から優れている場合がありますが、管理が複雑になる可能性があります。

SVG フォントの使用

  • 特定のケースに限定されますが、柔軟性があります。
  • テキストとして SVG を扱うことで、フォントの色を変更できます。

CSS カスタムプロパティ (CSS 変数)

  • 色を動的に変更したい場合や、テーマに応じた色変更を行う場合に便利です。
:root {
  --primary-color: blue;
}

svg path {
  fill: var(--primary-color);
}

注意

  • 複数の方法を組み合わせることも可能です。
  • 選択する方法は、プロジェクトの要件、パフォーマンス、メンテナンス性、デザインの柔軟性などに応じて異なります。

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