JavaScript: Function.prototype.bind() メソッドを使って文字列から関数を実行する方法

2024-04-05

JavaScript関数名を文字列として実行する方法

eval() 関数は、文字列を受け取り、その文字列を JavaScript コードとして実行します。この関数を使うことで、文字列として保持している関数名を直接呼び出すことができます。

const funcName = "add";
const result = eval(funcName)(1, 2); // 3

function add(a, b) {
  return a + b;
}

上記コードでは、funcName 変数に "add" という文字列を格納し、eval() 関数を使ってその文字列をコードとして実行しています。eval() 関数の内部では add 関数が呼び出され、1 と 2 を引数として渡して実行されます。

ただし、eval() 関数はセキュリティ上のリスクを伴うため、使用には注意が必要です。悪意のあるコードを実行される可能性があるため、信頼できないソースからの文字列を eval() 関数で実行することは避けてください。

Function コンストラクタは、文字列を受け取り、その文字列をコードとして実行できる関数オブジェクトを作成します。この関数オブジェクトを使って、文字列として保持している関数名を呼び出すことができます。

const funcName = "add";
const func = new Function(funcName, `return ${funcName}(a, b);`);
const result = func(1, 2); // 3

function add(a, b) {
  return a + b;
}

上記コードでは、Function コンストラクタを使って、funcName 変数に格納されている文字列をコードとして実行できる関数オブジェクトを作成しています。func 変数に格納された関数オブジェクトは、add 関数と同じように呼び出すことができます。

Function コンストラクタは、eval() 関数よりも安全な方法で文字列をコードとして実行することができます。

オブジェクトのプロパティとして関数を参照する

関数名を文字列として保持している場合、その文字列をオブジェクトのプロパティ名として使うことで、その関数を参照することができます。

const obj = {
  add: function(a, b) {
    return a + b;
  },
};

const funcName = "add";
const result = obj[funcName](1, 2); // 3

上記コードでは、obj オブジェクトに add という名前の関数プロパティを定義しています。funcName 変数に "add" という文字列を格納し、obj オブジェクトの funcName プロパティを参照することで、add 関数を呼び出すことができます。

この方法は、オブジェクトに定義されている関数のみ使用できるという制限があります。

JavaScriptで、関数名を文字列として保持し、その関数を呼び出す方法はいくつかあります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、状況に応じて使い分ける必要があります。

  • eval() 関数は最も簡潔な方法ですが、セキュリティ上のリスクを伴うため、使用には注意が必要です。



eval() 関数を使う

const funcName = "add";
const result = eval(funcName)(1, 2); // 3

function add(a, b) {
  return a + b;
}

Function コンストラクタを使う

const funcName = "add";
const func = new Function(funcName, `return ${funcName}(a, b);`);
const result = func(1, 2); // 3

function add(a, b) {
  return a + b;
}

オブジェクトのプロパティとして関数を参照する

const obj = {
  add: function(a, b) {
    return a + b;
  },
};

const funcName = "add";
const result = obj[funcName](1, 2); // 3



JavaScript関数名を文字列として実行するその他の方法

window オブジェクトは、グローバルスコープに存在するオブジェクトであり、すべてのグローバル変数と関数をプロパティとして持っています。そのため、関数名を文字列として保持している場合、window オブジェクトのプロパティとしてその関数を参照することができます。

const funcName = "add";
const result = window[funcName](1, 2); // 3

function add(a, b) {
  return a + b;
}

上記コードでは、window オブジェクトの add プロパティを参照することで、add 関数を呼び出すことができます。

Function.prototype.bind() メソッドは、関数を別のオブジェクトにバインドすることができます。このメソッドを使って、関数名を文字列として保持している場合、その文字列を関数名として Function.prototype.bind() メソッドに渡すことで、新しい関数を生成することができます。

const funcName = "add";
const func = Function.prototype.bind(window[funcName], null);
const result = func(1, 2); // 3

function add(a, b) {
  return a + b;
}

上記コードでは、Function.prototype.bind() メソッドを使って、window オブジェクトの add 関数を null オブジェクトにバインドしています。func 変数に格納された新しい関数は、add 関数と同じように呼び出すことができます。

アロー関数を使うと、関数名を省略することができます。そのため、関数名を文字列として保持している場合、その文字列をアロー関数の引数として渡すことで、新しい関数を生成することができます。

const funcName = "add";
const func = (a, b) => window[funcName](a, b);
const result = func(1, 2); // 3

function add(a, b) {
  return a + b;
}
  • window オブジェクトを使う方法は、グローバルスコープに存在する関数のみ使用できるという制限があります。
  • Function.prototype.bind() メソッドを使う方法は、より複雑な方法ですが、より柔軟な方法で関数名を文字列として実行することができます。
  • アロー関数を使う方法は、簡潔な方法ですが、ES6以降のブラウザでのみ使用できます。

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