React Router: IndexRouteはもう古い? 最新の代替方法とサンプルコードで徹底解説

2024-06-27

React Router における IndexRoute の役割

具体的には、以下の様な役割を果たしていました。

  • 親ルートにアクセスされた場合、自動的に指定された子コンポーネントをレンダリングする
  • 親ルートに複数のサブルートがある場合、どのサブルートもアクティブではない場合にデフォルトの子コンポーネントをレンダリングする
  • 例えば、/users という親ルートと /users/profile/users/settings などのサブルートがあると仮定します。
  • この場合、/users にアクセスすると、IndexRoute に指定されたデフォルトの子コンポーネントがレンダリングされます。
  • 逆に、/users/profile または /users/settings にアクセスすると、それぞれのサブルートに対応するコンポーネントがレンダリングされます。

React Router v4 以降では、IndexRoute は廃止され、代わりに以下の方法で同じ機能を実現することができます。

  • 親ルートに path="/" を指定し、その中にレンダリングしたいデフォルトの子コンポーネントを配置する
  • 例えば、以下のコードは、/ にアクセスされた際に Home コンポーネントをレンダリングします。
<BrowserRouter>
  <div>
    <Route path="/" exact component={Home} />
    <Route path="/users" component={Users} />
  </div>
</BrowserRouter>

IndexRoute と上記の方法の主な違いは以下の通りです。

  • IndexRoute は専用のコンポーネントでしたが、新しい方法は Route コンポーネントの pathexact props を使用して実現します。
  • IndexRoute は親ルートにのみ使用できましたが、新しい方法はどのルートでも使用できます。
  • IndexRoute は React Router の古いバージョンで使用されていた機能です。
  • 親ルートのURLにアクセスされた際に、デフォルトの子コンポーネントをレンダリングするために使用されていました。



React RouterにおけるIndexRouteのサンプルコード

import React from 'react';
import { BrowserRouter, Route, IndexRoute } from 'react-router-dom';

const App = () => (
  <BrowserRouter>
    <div>
      <Route path="/" component={Home} />
      <Route path="/users" component={Users}>
        <IndexRoute component={UserList} />
        <Route path="/:userId" component={UserDetails} />
      </Route>
    </div>
  </BrowserRouter>
);

const Home = () => <h1>Home</h1>;
const Users = () => <h1>Users</h1>;
const UserList = () => <h2>User List</h2>;
const UserDetails = ({ userId }) => (
  <div>
    <h2>User Details: {userId}</h2>
  </div>
);

export default App;

このコードの説明

  • このコードは、React Router v3 を使用してシンプルなブログアプリケーションを作成しています。
  • アプリケーションには、//users/users/:userId の3つのルートがあります。
  • / ルートには、Home コンポーネントがレンダリングされます。
  • /users ルートには、Users コンポーネントがレンダリングされます。
    • UserDetails コンポーネントは、URL パラメータ userId を使用して特定のユーザーの詳細を表示します。

    React Router v4

    import React from 'react';
    import { BrowserRouter, Route, Switch } from 'react-router-dom';
    
    const App = () => (
      <BrowserRouter>
        <Switch>
          <Route path="/" exact component={Home} />
          <Route path="/users" component={Users} />
        </Switch>
      </BrowserRouter>
    );
    
    const Home = () => <h1>Home</h1>;
    const Users = () => (
      <div>
        <h2>Users</h2>
        <Route path="/users/:userId" component={UserDetails} />
      </div>
    );
    const UserDetails = ({ userId }) => (
      <div>
        <h2>User Details: {userId}</h2>
      </div>
    );
    
    export default App;
    
    • / ルートには、path="/"exact props を使用して Home コンポーネントをデフォルトでレンダリングするように指定しています。
    • /users ルートには、Users コンポーネントをレンダリングするように指定しています。
      • 上記のサンプルコードは、React Router v3 と React Router v4 で IndexRoute または exact props を使用してデフォルトの子コンポーネントをレンダリングする方法を示しています。
      • どちらのバージョンも、基本的なルーティング機能を提供しますが、React Router v4 の方が簡潔で読みやすいコードとなっています。



      React Router でデフォルトの子コンポーネントをレンダリングするその他の方法

      この方法は、IndexRoute を使用するよりも簡潔で読みやすいコードとなるため、推奨されています。

      import React from 'react';
      import { BrowserRouter, Route, Switch } from 'react-router-dom';
      
      const App = () => (
        <BrowserRouter>
          <Switch>
            <Route path="/" exact component={Home} />
            <Route path="/users" component={Users} />
          </Switch>
        </BrowserRouter>
      );
      
      // コンポーネントは変更ありません
      const Home = () => <h1>Home</h1>;
      const Users = () => <h1>Users</h1>;
      // ...
      
      export default App;
      

      useContext フックとデフォルトコンテキストを使用する方法もあります。この方法は、より汎用的なアプローチですが、設定が少し複雑になります。

      まず、デフォルトコンテキストを作成する必要があります。

      const DefaultContext = React.createContext({
        component: Home, // デフォルトコンポーネント
      });
      

      次に、DefaultContext をコンポーネントツリー全体に提供する必要があります。

      const App = () => (
        <DefaultContext.Provider value={{ component: Home }}>
          <BrowserRouter>
            <Switch>
              <Route path="/" exact component={RouteComponent} />
              <Route path="/users" component={Users} />
            </Switch>
          </BrowserRouter>
        </DefaultContext.Provider>
      );
      

      最後に、各ルートコンポーネントで useContext フックを使用してデフォルトコンポーネントを取得し、条件に応じてレンダリングします。

      const RouteComponent = () => {
        const { component } = useContext(DefaultContext);
        return <component />;
      };
      

      上記以外にも、デフォルトの子コンポーネントをレンダリングする方法はいくつかあります。

      • カスタムフックを使用する
      • レンダリングプロップを使用する
      • 高階コンポーネントを使用する

      これらの方法は、より高度なユースケース向けに適しています。

      • Switch コンポーネントと exact 属性 (推奨)
      • useContext フックとデフォルトコンテキスト
      • カスタムフック

      それぞれの方法には長所と短所があるため、要件に応じて適切な方法を選択する必要があります。


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