Express ミドルウェア解説

2024-10-09

Express.json() と Express.urlencoded() の解説 (日本語)

Express.json()Express.urlencoded() は、Node.js のウェブフレームワークである Express.js で、HTTP リクエストのボディを解析するためのミドルウェアです。これらのミドルウェアを使用することで、クライアントから送信された JSON または URL エンコードされたデータを受け取り、JavaScript オブジェクトに変換することができます。

Express.json()

  • 使用方法
    const express = require('express');
    const app = express();
    
    app.use(express.json());
    
    app.post('/data', (req, res) => {
      const data = req.body; // ここでJSONデータがJavaScriptオブジェクトとして扱えます
      res.send(data);
    });
    
  • 機能
    JSON形式のデータを受け取り、JavaScriptオブジェクトに変換します。

Express.urlencoded()

どちらを使うべきか

  • URLエンコードされたデータ
    Express.urlencoded() を使用します。
  • JSONデータ
    Express.json() を使用します。



const express = require('express');
const app = express();

// JSONデータを受け取るためのミドルウェア
app.use(express.json());

app.post('/data', (req, res) => {
  // クライアントから送信されたJSONデータをJavaScriptオブジェクトとして受け取る
  const data = req.body;

  // 受け取ったデータをレスポンスとして返す
  res.send(data);
});

app.listen(3000, () => {
  console.log('Server listening on port 3000');
});
const express = require('express');
const app = express();

// URLエンコードされたデータを受け取るためのミドルウェア
app.use(express.urlencoded({ extended: false }));

app.post('/form', (req, res) => {
  // クライアントから送信されたURLエンコードされたデータをJavaScriptオブジェクトとして受け取る
  const data = req.body;

  // 受け取ったデータをレスポンスとして返す
  res.send(data);
});

app.listen(3000, () => {
  console.log('Server listening on port 3000');
});

Express ミドルウェア解説

Express ミドルウェアは、Express.js アプリケーションの処理フローに機能を追加するための関数です。リクエストがサーバーに到達すると、ミドルウェアが順次実行され、リクエストオブジェクト (req)、レスポンスオブジェクト (res)、および次のミドルウェア関数 (next) を受け取ります。

ミドルウェアは、次のいずれかのアクションを実行できます:

  • エラーを処理する
    エラーが発生した場合に、エラーを処理します。
  • 次のミドルウェアに制御を渡す
    next() 関数を呼び出すことで、次のミドルウェアを実行します。
  • レスポンスを生成する
    レスポンスのヘッダーやボディを設定します。
  • リクエストを処理する
    リクエストのデータを解析したり、変更したりします。

ミドルウェアの例

const express = require('express');
const app = express();

// カスタムミドルウェア
function logger(req, res, next) {
  console.log(`${req.method} ${req.url}`);
  next();
}

// ミドルウェアを登録
app.use(logger);

// ルートハンドラー
app.get('/', (req, res) => {
  res.send('Hello, world!');
});

app.listen(3000, () => {
  console.log('Server listening on port 3000');
});



手動解析

  • URLエンコードされたデータ
    app.post('/form', (req, res) => {
      const data = querystring.parse(req.body);
      // 処理を続ける
    });
    
  • JSONデータ
    app.post('/data', (req, res) => {
      let data;
      try {
        data = JSON.parse(req.body);
      } catch (err) {
        // JSON解析エラーの処理
        res.status(400).send('Invalid JSON');
      }
      // 処理を続ける
    });
    

第三者ライブラリ

  • multer
    ファイルアップロードを処理するためのライブラリです。
  • body-parser
    Express.json() と Express.urlencoded() の機能を提供する人気のライブラリです。
  • 第三者ライブラリ は、特定の機能が必要な場合に使用できます。
  • 手動解析 は、より柔軟な制御が必要な場合に使用できます。
  • Express.json() と Express.urlencoded() は、シンプルで使いやすい方法です。

Express ミドルウェアは、リクエストの処理フローに機能を追加するための便利な方法ですが、それ以外の方法でもリクエストを処理することができます。

ルートハンドラーでの直接処理

  • しかし、コードが複雑になる可能性があります。
  • ルートハンドラー内で直接リクエストを処理することができます。

カスタムミドルウェアの代わりに関数を使用

  • しかし、ミドルウェアの機能が制限されます。
  • カスタムミドルウェアの代わりに、通常の関数を使用することができます。
  • 直接処理 は、シンプルなアプリケーションの場合に使用できます。
  • Express ミドルウェア は、コードをモジュール化し、再利用性を高めることができます。

javascript node.js express



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