jQuery.ajaxPrefilter でブラウザキャッシュを防止
JavaScript、jQuery、AJAX を用いたブラウザキャッシュの防止方法
そこで、ここでは JavaScript、jQuery、AJAX を用いて、ブラウザキャッシュを防止する方法を 分かりやすく 解説します。
キャッシュヘッダーの設定
最も一般的な方法は、AJAX リクエストヘッダーにキャッシュを無効にする指示を伝えることです。以下のコード例をご覧ください。
$.ajax({
url: '/data.json',
cache: false,
success: function(data) {
// データを処理
}
});
このコードでは、cache
オプションを false
に設定することで、ブラウザにキャッシュを保存しないよう指示しています。
URL パラメータの追加
キャッシュを無効にするもう 1 つの方法は、URL にランダムなパラメータを追加することです。これにより、ブラウザは毎回新しいリクエストとして処理し、キャッシュを使用しません。
$.ajax({
url: '/data.json?timestamp=' + new Date().getTime(),
success: function(data) {
// データを処理
}
});
このコードでは、timestamp
パラメータに現在時刻を追加することで、毎回異なる URL を生成しています。
jQuery.ajaxPrefilter を使用すると、すべての AJAX リクエストにデフォルトの設定を適用できます。以下のコード例をご覧ください。
$.ajaxPrefilter(function(options, originalOptions, xhr) {
xhr.setRequestHeader('Cache-Control', 'no-cache, no-store, must-revalidate');
xhr.setRequestHeader('Pragma', 'no-cache');
});
$.ajax({
url: '/data.json',
success: function(data) {
// データを処理
}
});
このコードでは、ajaxPrefilter
を使用して、すべての AJAX リクエストに Cache-Control
と Pragma
ヘッダーを設定しています。これらのヘッダーは、ブラウザにキャッシュを保存しないよう指示します。
その他の方法
上記以外にも、以下のような方法でブラウザキャッシュを防止することができます。
- メタタグの使用:
<meta http-equiv="cache-control" content="no-cache">
メタタグを<head>
セクションに追加することで、すべてのページでキャッシュを無効化できます。 - サービスワーカーの使用: サービスワーカーを使用して、ネットワークリクエストを傍受し、キャッシュを制御することができます。
注意事項
- キャッシュを完全に無効化すると、ページの読み込み速度が遅くなる可能性があります。
- キャッシュを無効化する必要があるのは、データが頻繁に変更される場合や、ユーザーが常に最新の情報を確認する必要がある場合のみです。
- キャッシュを無効化する代わりに、キャッシュの有効期限を短く設定することもできます。
ブラウザキャッシュの防止は、状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。上記の解説を参考に、それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、最適な方法を選択してください。
補足
- 上記のコード例は jQuery を使用していますが、JavaScript やその他のライブラリでも同様の処理を行うことができます。
- 具体的な実装方法は、使用するライブラリやフレームワークによって異なる場合があります。
JavaScript、jQuery、AJAX を用いたブラウザキャッシュの防止サンプルコード
キャッシュヘッダーの設定
// JavaScript
function getData() {
$.ajax({
url: '/data.json',
cache: false,
success: function(data) {
console.log(data);
}
});
}
getData();
// jQuery
$(document).ready(function() {
$.ajax({
url: '/data.json',
cache: false,
success: function(data) {
console.log(data);
}
});
});
URL パラメータの追加
// JavaScript
function getData() {
const timestamp = new Date().getTime();
const url = '/data.json?timestamp=' + timestamp;
$.ajax({
url: url,
success: function(data) {
console.log(data);
}
});
}
getData();
// jQuery
$(document).ready(function() {
const timestamp = new Date().getTime();
const url = '/data.json?timestamp=' + timestamp;
$.ajax({
url: url,
success: function(data) {
console.log(data);
}
});
});
jQuery.ajaxPrefilter の利用
// JavaScript
$.ajaxPrefilter(function(options, originalOptions, xhr) {
xhr.setRequestHeader('Cache-Control', 'no-cache, no-store, must-revalidate');
xhr.setRequestHeader('Pragma', 'no-cache');
});
function getData() {
$.ajax({
url: '/data.json',
success: function(data) {
console.log(data);
}
});
}
getData();
// jQuery
$(document).ready(function() {
$.ajaxPrefilter(function(options, originalOptions, xhr) {
xhr.setRequestHeader('Cache-Control', 'no-cache, no-store, must-revalidate');
xhr.setRequestHeader('Pragma', 'no-cache');
});
$.ajax({
url: '/data.json',
success: function(data) {
console.log(data);
}
});
});
その他の方法
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>ブラウザキャッシュ防止</title>
<meta http-equiv="cache-control" content="no-cache">
</head>
<body>
</body>
</html>
サービスワーカーの使用:
https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/API/Worker
注意事項
- 上記のサンプルコードはあくまでも例であり、実際の状況に合わせて調整する必要があります。
ブラウザキャッシュの防止方法:その他
サーバー側の設定
Web サーバーの設定を変更することで、ブラウザがページをキャッシュしないように指示することができます。具体的には、以下の方法があります。
Cache-Control
ヘッダーをno-cache
に設定するExpires
ヘッダーを0
に設定する
これらの設定方法は、使用する Web サーバーによって異なる場合があります。詳細については、Web サーバーのドキュメントを参照してください。
ブラウザの設定
多くのブラウザでは、設定画面からキャッシュを無効化することができます。具体的な方法は、ブラウザによって異なりますが、一般的には以下の手順で行うことができます。
- ブラウザのメニューを開きます。
- 設定を選択します。
- 詳細設定またはプライバシー設定を選択します。
- キャッシュに関する設定を選択します。
- キャッシュを無効化にします。
ブラウザ拡張機能を使用して、ブラウザキャッシュを無効化することもできます。いくつかの拡張機能が用意されており、それぞれ異なる機能を提供しています。
メタタグの使用
javascript jquery ajax