JavaScript配列ループ解説

2024-08-17

JavaScriptにおける配列のループ処理

JavaScriptでは、配列内の要素を一つずつ処理するためにループを使用します。複数のループ方法がありますが、ここでは最も一般的な方法を説明します。

forループ

  • 配列の長さを利用して、インデックスを指定しながら要素にアクセスします。
const myArray = [10, 20, 30, 40];

for (let i = 0; i < myArray.length; i++) {
  console.log(myArray[i]); // 配列の要素を出力
}
  • ループ内のコードブロックで、myArray[i]を使って現在の要素にアクセスします。
  • i++でループのたびにiをインクリメントします。
  • i < myArray.lengthでループ継続条件を指定します。配列の長さより小さい間ループを続けます。
  • let i = 0で初期化変数iを宣言し、0に初期化します。
  • forキーワードでループを開始します。

for...ofループ

  • 配列の要素を直接取り出します。
const myArray = [10, 20, 30, 40];

for (const element of myArray) {
  console.log(element); // 配列の要素を出力
}
  • const elementで、各要素をelement変数に代入します。
  • for...ofループは、イテラブルなオブジェクト(配列など)の要素を順番に処理します。
  • filter()メソッド:条件を満たす要素から新しい配列を作成します。
  • map()メソッド:配列の要素を新しい配列に変換します。
  • forEach()メソッド:配列の要素ごとにコールバック関数を呼び出します。

備考

  • 配列の長さはループ内で変更しないように注意してください。
  • ループの内部で配列の要素を変更すると、元の配列も変更されます。



JavaScript配列ループ解説とコード例

配列の要素をインデックスを使って順番に処理します。

const numbers = [10, 20, 30, 40];

for (let i = 0; i < numbers.length; i++) {
  console.log(numbers[i]); // 各要素を出力
}
  • console.log(numbers[i]): 配列の現在のインデックス i の要素を出力します。
  • for (let i = 0; i < numbers.length; i++): ループの初期化、条件、インクリメントを指定します。
    • i < numbers.length: ループが続く条件です。配列の長さよりも i が小さい間ループが続きます。
    • i++: 各ループの最後に i を 1 増やします。
const fruits = ["apple", "banana", "orange"];

for (const fruit of fruits) {
  console.log(fruit); // 各要素を出力
}
  • for (const fruit of fruits): 配列 fruits の各要素を fruit 変数に代入し、ループします。

forEachメソッド

配列の各要素に対してコールバック関数を呼び出します。

const colors = ["red", "green", "blue"];

colors.forEach(function(color) {
  console.log(color); // 各要素を出力
});
  • forEach(function(color)): 配列の各要素に対してコールバック関数を呼び出します。
    • color: コールバック関数のパラメータで、現在の要素を表します。

mapメソッド

配列の各要素に対して処理を行い、新しい配列を返します。

const numbers = [1, 2, 3, 4];

const doubledNumbers = numbers.map(function(number) {
  return number * 2;
});

console.log(doubledNumbers); // [2, 4, 6,    8]
  • map(function(number)): 配列の各要素に対してコールバック関数を呼び出し、新しい配列を作成します。
    • return number * 2: 各要素を2倍にした値を新しい配列に追加します。

filterメソッド

条件を満たす要素から新しい配列を作成します。

const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];

const evenNumbers = numbers.filter(function(number) {
  return number % 2 === 0;
});

console.log(evenNu   mbers); // [2, 4]



JavaScript配列のループ処理:代替方法

これまで、一般的な配列ループ方法を紹介しました。ここでは、より高度なまたは特殊なケースに対応する代替方法について説明します。

再帰関数によるループ

  • 関数自体を呼び出すことでループを実現します。
function loopArray(array, index = 0) {
  if (index >= array.length) {
    return;
  }
  console.log(array[index]);
  loopArray(array, index + 1);
}

const myArray = [10, 20, 30];
loopArray(myArray);
  • 再帰関数は、深い階層や複雑な処理に適している場合がありますが、スタックオーバーフローのリスクがあります。

ジェネレーター関数

  • yieldキーワードを使って、値を逐次生成する関数です。
function* arrayGenerator(array) {
  for (const element of array) {
    yield element;
  }
}

const myArray = [10, 20, 30];
const generator = arrayGenerator(myArray);

for (const value of generator) {
  console.log(value);
}
  • ジェネレーターは、大きなデータセットや非同期処理との連携に有用です。

reduceメソッド

  • 配列の要素を累積的に処理し、最終的な値を返します。
const numbers = [1, 2, 3, 4];
const sum = numbers.reduce((accumulator, currentValue) => accumulator + currentValue, 0);
console.lo   g(sum); // 10
  • reduceは、ループとは異なるアプローチですが、特定の計算やデータ変換に便利です。
  • 機能性
    目的とする処理に応じて、最適な方法を選びましょう。
  • 可読性
    コードの読みやすさを考慮して、適切なループ方法を選択してください。
  • パフォーマンス
    ループ方法によってパフォーマンスが異なる場合があります。大量のデータを扱う場合は、ベンチマークテストを行うことが重要です。

javascript arrays loops



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