jQueryで要素を除外するテクニックをマスターしよう!not()擬似クラスとメソッド徹底解説

2024-06-10

jQueryでセレクタから特定のクラスを持つ要素を除外する方法

:not() 擬似クラスを使用する

最も一般的な方法は、:not() 擬似クラスを使用する方法です。これは、セレクタ内に除外したい要素を記述することで実現できます。

<div class="container">
  <p class="target">要素1</p>
  <p class="exclude">要素2</p>
  <p class="target">要素3</p>
</div>

上記のHTMLに対して、以下のコードを実行すると、.target クラスを持つ要素のうち、.exclude クラスを持たない要素のみが選択されます。

$( ".container p:not(.exclude)" ).css( "color", "red" );

もう1つの方法は、.not() メソッドを使用する方法です。これは、まず対象となる要素を選択し、その後 .not() メソッドで除外したい要素を指定することで実現できます。

<div class="container">
  <p class="target">要素1</p>
  <p class="exclude">要素2</p>
  <p class="target">要素3</p>
</div>

上記のHTMLに対して、以下のコードを実行すると、.container 内の .target クラスを持つ要素が選択され、その後 .exclude クラスを持つ要素が除外され、結果的に .target クラスを持つ要素のうち、.exclude クラスを持たない要素のみが選択されます。

$( ".container p" ).not( ".exclude" ).css( "color", "red" );

補足

  • 複数のクラスを除外したい場合は、カンマ区切りで記述できます。
  • より複雑なセレクタを使用することもできます。

<div class="container">
  <p class="target red">要素1</p>
  <p class="exclude green">要素2</p>
  <p class="target blue">要素3</p>
</div>

以下のコードを実行すると、.container 内の .target クラスを持つ要素のうち、.exclude クラスまたは .green クラスを持たない要素のみが選択されます。

$( ".container p.target:not(.exclude, .green)" ).css( "color", "red" );

これらの方法を理解することで、jQueryでより柔軟な要素選択が可能になります。




    HTML

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>jQueryで要素を除外する</title>
      <script src="https://jquery.com/"></script>
      <style>
        .target {
          color: red;
        }
        .exclude {
          color: blue;
        }
      </style>
    </head>
    <body>
      <div class="container">
        <p class="target">要素1</p>
        <p class="target exclude">要素2</p>
        <p class="target">要素3</p>
      </div>
      <script>
        $(document).ready(function() {
          // :not() 擬似クラスを使用する
          $(".container p:not(.exclude)").css("background-color", "yellow");
    
          // .not() メソッドを使用する
          $(".container p").not(".exclude").css("font-weight", "bold");
        });
      </script>
    </body>
    </html>
    

    説明

    このコードは以下の処理を実行します。

    1. HTMLを読み込み、DOMを操作する準備をします。
    2. :not() 擬似クラスを使用して、.container 内の .target クラスを持つ要素のうち、.exclude クラスを持たない要素を選択します。
    3. 選択された要素の背景色を黄色に設定します。

    このコードを実行すると、以下の結果になります。

    <div class="container">
      <p class="target" style="color: red; background-color: yellow;">要素1</p>
      <p class="target exclude" style="color: blue;">要素2</p>
      <p class="target" style="color: red; font-weight: bold;">要素3</p>
    </div>
    

    このサンプルコードは、jQueryでセレクタから特定のクラスを持つ要素を除外する方法を理解するのに役立ちます。

    このサンプルコードはあくまでも一例であり、状況に合わせて様々な方法で応用することができます。




      jQueryでセレクタから特定のクラスを持つ要素を除外するその他の方法

      フィルターメソッドを使用する

      filter() メソッドを使用すると、選択された要素のセットから特定の要素を除外することができます。

      <div class="container">
        <p class="target">要素1</p>
        <p class="exclude">要素2</p>
        <p class="target">要素3</p>
      </div>
      
      $( ".container p" ).filter(function() {
        return !$(this).hasClass('exclude');
      }).css( "border", "1px solid red" );
      

      カстомセレクタを使用すると、独自の条件に基づいて要素を選択することができます。

      <div class="container">
        <p class="target">要素1</p>
        <p class="exclude">要素2</p>
        <p class="target">要素3</p>
      </div>
      
      $( ".container p" ).not(function() {
        return $(this).hasClass('exclude');
      })
      .css( "text-decoration", "underline" );
      

      each() メソッドを使用して、選択された要素をループ処理し、特定の条件に一致する要素を除外することができます。

      <div class="container">
        <p class="target">要素1</p>
        <p class="exclude">要素2</p>
        <p class="target">要素3</p>
      </div>
      
      $( ".container p" ).each(function() {
        if ($(this).hasClass('exclude')) {
          $(this).remove();
        }
      });
      

      これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。状況に合わせて最適な方法を選択してください。

        jQueryでセレクタから特定のクラスを持つ要素を除外するには、様々な方法があります。状況に合わせて最適な方法を選択することで、より柔軟な要素選択が可能になります。


        jquery


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