Mongooseでフィールド検索

2024-09-26

Mongooseは、Node.jsのMongoDBドライバです。特定のフィールドを検索するには、find()メソッドの第二引数に投影オブジェクトを渡します。

投影オブジェクトは、キーと値のペアで構成されます。キーは検索したいフィールド名、値は1または0です。

  • 0
    指定したフィールドを結果から除外する。

const mongoose = require('mongoose');

// モデルの定義
const userSchema = new mongoose.Schema({
  name: String,
  age: Number,
  email: String
});

const User = mongoose.model('User', userSchema);

// 特定のフィールドを検索
User.find({}, { name: 1, age: 1, _id: 0 })
  .then(users => {
    console.log(users); // _idを除くnameとageのみが表示される
  })
  .catch(err => {
    console.error(err);
  });

この例では、_idを除くnameageフィールドのみを検索結果に含めています。

ポイント

  • _idフィールドはデフォルトで含まれますが、_id: 0と設定することで除外できます。
  • 投影オブジェクトは、検索結果の構造を制御します。
  • find()メソッドの第一引数は検索条件です。空のオブジェクト{}はすべてのドキュメントを検索します。



Mongooseで特定のフィールドをfindする例

例1: 基本的なフィールド検索

const mongoose = require('mongoose');

// モデルの定義
const userSchema = new mongoose.Schema({
  name: String,
  age: Number,
  email: String
});

const User = mongoose.model('User', userSchema);

// 特定のフィールドを検索
User.find({}, { name: 1, age: 1, _id: 0 })
  .then(users => {
    console.log(users); // _idを除くnameとageのみが表示される
  })
  .catch(err => {
    console.error(err);
  });
  • 説明
    • find()メソッドですべてのユーザーを検索します。
    • 第二引数の投影オブジェクトで、nameageフィールドを結果に含め、_idフィールドを除外します。
    • 検索結果をコンソールに出力します。

例2: 条件付きフィールド検索

User.find({ age: { $gte: 30 } }, { name: 1, email: 1 })
  .then(users => {
    console.log(users); // 年齢が30以上のユーザーのnameとemailを表示
  })
  .catch(err => {
    console.error(err);
  });
  • 説明
    • find()メソッドの第一引数で、年齢が30以上のユーザーを検索します。
    • 第二引数の投影オブジェクトで、nameemailフィールドを結果に含めます。

例3: プロジェクションのネスト

const userSchema = new mongoose.Schema({
  address: {
    city: String,
    country: String
  }
});

User.find({}, { 'address.city': 1 })
  .then(users => {
    console.log(users); // 各ユーザーのaddress.cityのみを表示
  })
  .catch(err => {
    console.error(err);
  });
  • 説明
    • ネストされたフィールドを指定するには、ドット表記を使用します。
    • この例では、各ユーザーのaddress.cityフィールドのみを表示します。
  • 条件付き検索を行う場合は、find()メソッドの第一引数に検索条件を指定します。



Mongooseで特定のフィールドを検索する代替方法

Mongooseでは、特定のフィールドを検索する際に、find()メソッドの第二引数に投影オブジェクトを渡す方法が一般的です。しかし、他にもいくつかの代替方法があります。

select()メソッド

find()メソッドのチェーンメソッドとしてselect()メソッドを使用することもできます。

User.find()
  .select('name age')
  .then(users => {
    console.log(users);
  })
  .catch(err => {
    console.error(err);
  });

lean()メソッド

lean()メソッドを使用すると、検索結果をプレーンなJavaScriptオブジェクトとして返します。これにより、Mongooseのドキュメントオブジェクトのオーバーヘッドを回避できます。

User.find()
  .lean()
  .select('name age')
  .then(users => {
    console.log(users);
  })
  .catch(err => {
    console.error(err);
  });

findOne()メソッド

単一のドキュメントを検索する場合は、findOne()メソッドを使用できます。

User.findOne()
  .select('name age')
  .then(user => {
    console.log(user);
  })
  .catch(err => {
    console.error(err);
  });

aggregate()メソッド

より複雑な検索やデータ処理が必要な場合は、aggregate()メソッドを使用できます。

User.aggregate([
  { $project: { name: 1, age: 1, _id: 0 } }
])
  .then(users => {
    console.log(users);
  })
  .catch(err => {
    console.error(err);
  });

選択基準

  • 機能
    aggregate()メソッドはより複雑な検索やデータ処理が可能ですが、学習コストが高くなります。
  • パフォーマンス
    lean()メソッドはMongooseのドキュメントオブジェクトのオーバーヘッドを回避するため、パフォーマンスが向上する場合があります。
  • シンプルさ
    find()メソッドとselect()メソッドは最もシンプルです。

javascript node.js mongodb



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