Tampermonkey で jQuery を使う方法
Tampermonkey は、ブラウザ上で JavaScript コードを実行できる拡張機能です。この拡張機能を使って、ウェブサイトの動作をカスタマイズしたり、自動化したりすることができます。
しかし、Tampermonkey スクリプトで jQuery を使うには、まず jQuery ライブラリを読み込む必要があります。以下に、その方法を説明します。
@require 指示子を使用する
Tampermonkey スクリプトのヘッダー部分に @require
指示子を使って、jQuery の CDN またはローカルファイルの URL を指定します。
// ==UserScript==
// @name My Tampermonkey Script
// @namespace http://tampermonkey.net/
// @version 1.0
// @description description here
// @author Your name
// @match https://example.com/*
// @grant none
// @require https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.1/jquery.min.js
// ==/UserScript==
// jQuery を使用したコード
$(document).ready(function() {
// jQuery の機能を使って、ウェブサイトの要素を操作したり、イベントをトリガーしたりできます
$('body').css('background-color', 'red');
});
スクリプト内で jQuery を動的に読み込む
JavaScript の createElement
メソッドを使って、スクリプトタグを作成し、jQuery の CDN またはローカルファイルの URL を src
属性に設定します。その後、このスクリプトタグを document.head
または document.body
に追加します。
// ==UserScript==
// ...
// ==/UserScript==
// jQuery を動的に読み込む
var script = document.createElement('script');
script.src = 'https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.1/jquery.min.js';
document.head.appendChild(script);
// jQuery が読み込まれた後に実行されるコード
script.onload = function() {
$(document).ready(function() {
// jQuery の機能を使用
});
};
注意
- jQuery を使用すると、スクリプトのサイズと実行時間が増加する可能性があります。必要に応じて、jQuery の代わりに純粋な JavaScript を使用することも検討してください。
- ローカルファイルを使用する場合、ファイルのパスを正しく指定してください。
- CDN から jQuery を読み込む場合、インターネット接続が必要です。
- jQuery のバージョンは、使用するウェブサイトや他のライブラリとの互換性を考慮して選択してください。
// ==UserScript==
// @name My Tampermonkey Script
// @namespace http://tampermonkey.net/
// @version 1.0
// @description description here
// @author Your name
// @match https://example.com/*
// @grant none
// @require https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.1/jquery.min.js
// ==/UserScript==
// jQuery を使用したコード
$(document).ready(function() {
// jQuery の機能を使って、ウェブサイトの要素を操作したり、イベントをトリガーしたりできます
$('body').css('background-color', 'red');
});
解説
$('body').css('background-color', 'red');
は、body 要素の背景色を赤色に設定する例です。$(document).ready()
関数内で jQuery を使用して、DOM が完全に読み込まれた後にコードを実行します。@require
指示子を使って、jQuery の CDN からライブラリを読み込みます。
// ==UserScript==
// ...
// ==/UserScript==
// jQuery を動的に読み込む
var script = document.createElement('script');
script.src = 'https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.1/jquery.min.js';
document.head.appendChild(script);
// jQuery が読み込まれた後に実行されるコード
script.onload = function() {
$(document).ready(function() {
// jQuery の機能を使用
});
};
script.onload
イベントリスナーを使って、jQuery が読み込まれた後に実行されるコードを定義します。document.head.appendChild(script)
で、スクリプトタグを head 要素に追加します。src
属性に jQuery の CDN URL を設定します。- JavaScript の
createElement
メソッドを使って、スクリプトタグを作成します。
- デメリット
- ファイルの管理が必要。
- 更新が面倒。
- メリット
- インターネット接続がなくても使用できる。
- カスタム版の jQuery を使用できる。
手順
- jQuery ライブラリのファイルをダウンロードして、Tampermonkey スクリプトと同じディレクトリに保存します。
@require
指示子を使って、ローカルファイルのパスを指定します。
// ==UserScript==
// @name My Tampermonkey Script
// @namespace http://tampermonkey.net/
// @version 1.0
// @description description here
// @author Your name
// @match https://example.com/*
// @grant none
// @require ./jquery.min.js // ローカルファイルのパス
// ==/UserScript==
// ...
ユーザースクリプトマネージャーの利用
- デメリット
- 導入と設定が必要。
- メリット
- 複数のユーザースクリプトを管理できる。
- 自動更新機能があるものもある。
- ユーザースクリプトマネージャーをインストールします。
- マネージャーの設定で、jQuery の CDN またはローカルファイルのパスを指定します。
- Tampermonkey スクリプトで、マネージャーが提供する API を使って jQuery を使用します。
- ユーザースクリプトマネージャーを使用する場合、マネージャーのドキュメントを参照して、具体的な使用方法を確認してください。
- セキュリティ
外部のスクリプトを読み込む際には、信頼できるソースからダウンロードし、セキュリティリスクを最小限に抑えてください。
javascript jquery tampermonkey