JavaScript、AJAX、Google Chromeで同一生成元ポリシーを無効にする

2024-04-02

Chromeで同一生成元ポリシーを無効にする方法

同一生成元ポリシーは、異なるオリジン間でのスクリプトやDOMへのアクセスを制限するセキュリティ対策です。これは、クロスサイトスクリプティング(XSS)などの攻撃を防ぐために役立ちます。しかし、開発者にとっては、異なるオリジン間で通信する必要がある場合に不便になることがあります。

Chromeで同一生成元ポリシーを無効にする方法はいくつかあります。

方法 1: コマンドラインフラグを使用する

Chromeを起動時に --disable-web-security というコマンドラインフラグを指定すると、同一生成元ポリシーなどのセキュリティに関する機能を無効化することができます。

chrome --disable-web-security

方法 2: 拡張機能を使用する

方法 3: ユーザーまたはブラウザにポリシーを設定する

Google Chrome Enterprise and Education の場合は、ユーザーまたはブラウザにポリシーを設定して、同一生成元ポリシーを無効にすることができます。詳細は、ユーザーまたはブラウザに Chrome のポリシーを設定する: https://support.google.com/chrome/a/answer/2657289?hl=ja を参照してください。

注意事項

同一生成元ポリシーを無効にすることは、セキュリティリスクを伴います。攻撃者がこの機能を悪用して、XSS攻撃などの攻撃を実行する可能性があります。

開発者向け情報

同一生成元ポリシーを無効にすることは、開発時に異なるオリジン間で通信する必要がある場合に役立ちます。しかし、本番環境では、セキュリティリスクを考慮して、この機能を使用しないことを強く推奨します。

この情報は参考情報のみを目的として提供されています。この情報に基づいて行ういかなる行動についても、責任を負いません。




同一生成元ポリシーを無効にするサンプルコード

// 別のオリジンにあるファイルを読み込む
var xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open('GET', 'https://example.com/file.js');
xhr.onload = function() {
  // ファイルの内容を処理
};
xhr.send();

このコードを実行すると、Chromeは警告を表示しますが、file.js の内容を読み込むことができます。

このコードは開発目的でのみ使用してください。本番環境では、セキュリティリスクを考慮して、同一生成元ポリシーを無効にすることは推奨しません。




同一生成元ポリシーを無効にするその他の方法

CORS ヘッダーを使用すると、異なるオリジン間でのリソースへのアクセスを許可することができます。

// サーバー側のコード
header('Access-Control-Allow-Origin: *');
// クライアント側のコード
var xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open('GET', 'https://example.com/file.js');
xhr.onload = function() {
  // ファイルの内容を処理
};
xhr.send();

JSONP は、異なるオリジン間で JSON データをやり取りするための方法です。

// クライアント側のコード
var script = document.createElement('script');
script.src = 'https://example.com/jsonp.js?callback=myCallback';
document.head.appendChild(script);

function myCallback(data) {
  // データを処理
}

WebSockets は、異なるオリジン間でリアルタイム通信を行うための方法です。

// クライアント側のコード
var socket = new WebSocket('wss://example.com/websocket');
socket.onmessage = function(event) {
  // メッセージを処理
};
socket.open();
// クライアント側のコード
var xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open('GET', 'http://proxy.example.com/https://example.com/file.js');
xhr.onload = function() {
  // ファイルの内容を処理
};
xhr.send();

これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。使用する方法は、要件に応じて選択する必要があります。


javascript ajax google-chrome


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