React状態配列更新方法

2024-08-28

React.js での状態配列を正しく修正する

React.jsでは、状態配列を直接変更することは推奨されていません。これは、Reactが状態の変化を検知し、再レンダリングをトリガーするためです。直接変更すると、Reactが状態の変化を検知できず、不適切なレンダリングが発生する可能性があります。

正しい方法: setStateを使用する

状態配列を修正する正しい方法は、setStateメソッドを使用することです。setStateは、新しい状態をReactに通知し、Reactが状態の変化を検知して再レンダリングを行います。


import React, { useState } from 'react';

function Example() {
  const [items, setItems] = useState([]);

  const addItem = () => {
    setItems([...items, 'new item']);
  };

  return (
    <div>
      <button onClick={addItem}>Add Item</button>
      <ul>
        {items.map((item, index) => (
          <li key={index}>{item}</li>
        ))}
      </u   l>
    </div>
  );
}

この例では、addItem関数が新しいアイテムを配列に追加するためにsetStateを使用しています。setItems([...items, 'new item'])は、既存の配列itemsをスプレッド演算子を使用して新しい配列にコピーし、新しいアイテムを追加しています。

重要なポイント

  • キープロパティ
    配列内の各要素に固有のキー(keyプロパティ)を割り当てます。これは、Reactが要素を効率的に識別し、再レンダリングを最適化するために重要です。
  • スプレッド演算子
    既存の配列をコピーして、新しい配列を作成する際に使用します。これにより、状態配列の不変性(immutable)を維持することができます。



例1: 配列に要素を追加する

import React, { useState } from 'react';

function Example() {
  const [items, setItems] = useState([]);

  const addItem = () => {
    setItems([...items, 'new item']);
  };

  return (
    <div>
      <button onClick={addItem}>Add Item</button>
      <ul>
        {items.map((item, index) => (
          <li key={index}>{item}</li>
        ))}
      </u   l>
    </div>
  );
}
  • mapメソッドを使用して、配列内の各アイテムをリスト要素としてレンダリングします。
  • addItem関数は、setItemsメソッドを使用して新しいアイテムを配列に追加します。スプレッド演算子...itemsを使用して既存の配列をコピーし、新しいアイテムを追加します。
  • useStateフックを使用して、itemsという状態配列を初期化します。

例2: 配列内の要素を更新する

import React, { useState } from 'react';

function Example() {
  const [items, setItems] = useState([{ id: 1, text: 'Item 1' }]);

  const updateItem = (id, newText) => {
    setItems(items.map(item => item.id === id ? { ...item, text: newText } : item));
  };

  return (
    <div>
      <ul>
        {items.map(item => (
          <li key={item.id}>
            {item.text}
            <button onClick={() => updateItem(item.id, 'Updated Text')}>Update</button>
          </li>
        ))}
      </ul>
    </div>
  );
}
  • updateItem関数は、setItemsメソッドを使用して配列内の特定の要素を更新します。mapメソッドを使用して配列内の各要素をループし、指定されたIDの要素を新しいテキストで更新します。スプレッド演算子を使用して要素をコピーし、新しいテキストを割り当てます。

例3: 配列から要素を削除する

import React, { useState } from 'react';

function Example() {
  const [items, setItems] = useState([{ id: 1, text: 'Item 1' }]);

  const deleteItem = (id) => {
    setItems(items.filter(item => item.id !== id));
  };

  return (
    <div>
      <ul>
        {items.map(item => (
          <li key={item.id}>
            {item.text}
            <button onClick={() => deleteItem(item.id)}>Delete</button>
          </li>
        ))}
      </ul>
    </div>
  );
}
  • deleteItem関数は、setItemsメソッドを使用して配列から特定の要素を削除します。filterメソッドを使用して、指定されたID以外の要素のみを含む新しい配列を作成します。



Immer.js

Immer.jsは、不変性(immutable)なデータ構造を簡単に操作するためのライブラリです。React.jsと組み合わせて使用することで、状態配列を直接変更する代わりに、Immer.jsのproduce関数を使用して新しい状態を作成することができます。

import React, { useState } from 'react';
import produce from 'immer';

function Example() {
  const [items, setItems] = useState([]);

  const addItem = () => {
    setItems(produce(items, draft => {
      draft.push('new item');
    }));
  };

  return (
    // ...
  );
}

Immer.jsは、produce関数を使用して新しい状態を作成し、元の状態を不変に保ちます。これにより、Reactが状態の変化を検知し、再レンダリングを適切に行うことができます。

Redux

Reduxは、アプリケーションの状態管理のためのライブラリです。Reduxを使用することで、状態を中央のストアに管理し、状態の変更を予測可能な方法で行うことができます。

import React, { useState } from 'react';
import { createStore } from 'redux';

const initialState = [];

const reducer = (state = initialState, action) => {
  switch (action.type) {
    case 'ADD_ITEM':
      return [...state, action.payload];
       default:
      return state;
  }
};

const store = create   Store(reducer);

function Example() {
  const [items, setItems] = useState(store.getState());

  const addItem = () => {
    store.dispatch({ type: 'ADD_ITEM', payload: 'new item' });
  };

  return (
    // ...
  );
}

Reduxでは、状態を中央のストアに管理し、アクションを使用して状態を変更します。状態の変化は、Reduxのミドルウェアやリデューサーによって処理されます。

Context API

Context APIは、コンポーネントツリー全体でデータを共有するためのReactの組み込み機能です。Context APIを使用して、状態配列を親コンポーネントから子コンポーネントに渡すことができます。

import React, { createContext, useContext, useState } from 'react';

const ItemsContext = createContext();

function ItemsProvider({ children }) {
  const [items, setItems] = useState([]);

  return (
    <ItemsContext.Provider value={{ items, setItems }}>
      {children}
    </ItemsContext.Provider>
  );
}

   function Example() {
  const { items, setItems } = useContext(ItemsContext);

  // ...
}

Context APIを使用することで、状態配列をコンポーネントツリー全体で共有し、複数のコンポーネントから状態を更新することができます。


javascript reactjs



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