【保存版】JavaScriptでBlobをFileに変換:FileReader、createObjectURL、Base64エンコーディング徹底比較

2024-04-27

JavaScript で Blob を File に変換する方法

JavaScript でファイルを扱う場合、しばしば BlobFile オブジェクトが混同されます。どちらもバイナリデータを表現するオブジェクトですが、いくつかの重要な違いがあります。

  • File: ネイティブなファイルシステムからのファイルを表します。名前、パス、MIME タイプなどの属性を持つことができます。
  • Blob: バイナリデータのみを保持するオブジェクトです。名前、パスなどの属性はありません。

ファイルをアップロードしたり、ダウンロードしたりするような場合には、File オブジェクトを使用する必要があります。しかし、API から取得したり、メモリ上で生成したりしたバイナリデータは Blob オブジェクトとしてしか得られない場合があります。このような場合、Blob オブジェクトを File オブジェクトに変換する必要があります。

Blob を File に変換する方法

JavaScript で BlobFile に変換するには、以下の 2 つの方法があります。

FileReader API を使用して、Blob オブジェクトの内容を読み取り、新しい File オブジェクトを作成することができます。

function blobToFile(blob, fileName, type) {
  const reader = new FileReader();
  reader.onload = function(event) {
    const dataURL = event.target.result;
    const file = new File([dataURL], fileName, { type });
    console.log(file);
  };
  reader.readAsDataURL(blob);
}

const blob = new Blob(['Hello, world!'], { type: 'text/plain' });
blobToFile(blob, 'hello.txt', 'text/plain');

createObjectURL と revokeObjectURL を使用する

URL.createObjectURL() メソッドを使用して、Blob オブジェクトからオブジェクト URL を生成することができます。このオブジェクト URL を使用して、新しい File オブジェクトを作成することができます。オブジェクト URL が不要になったら、URL.revokeObjectURL() メソッドを使用して破棄する必要があります。

function blobToFile(blob, fileName, type) {
  const objectURL = URL.createObjectURL(blob);
  const file = new File([objectURL], fileName, { type });
  console.log(file);

  // オブジェクト URL が不要になったら破棄する
  URL.revokeObjectURL(objectURL);
}

const blob = new Blob(['Hello, world!'], { type: 'text/plain' });
blobToFile(blob, 'hello.txt', 'text/plain');

Node.js での Blob から File への変換

Node.js では、fs モジュールの writeFile() メソッドを使用して、Blob オブジェクトをファイルに書き出すことができます。これにより、File オブジェクトを作成することなく、ファイルを保存することができます。

const fs = require('fs');

const blob = new Blob(['Hello, world!'], { type: 'text/plain' });
const fileName = 'hello.txt';

fs.writeFile(fileName, blob, (err) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }
  console.log('File saved successfully!');
});

JavaScript で BlobFile に変換するには、FileReader または createObjectURLrevokeObjectURL を使用することができます。どちらの方法を使用するかは、状況によって異なります。Node.js では、fs モジュールの writeFile() メソッドを使用して、ファイルを保存することができます。




JavaScript

FileReader を使用する

function blobToFile(blob, fileName, type) {
  const reader = new FileReader();
  reader.onload = function(event) {
    const dataURL = event.target.result;
    const file = new File([dataURL], fileName, { type });
    console.log(file);
  };
  reader.readAsDataURL(blob);
}

const blob = new Blob(['Hello, world!'], { type: 'text/plain' });
blobToFile(blob, 'hello.txt', 'text/plain');

createObjectURL と revokeObjectURL を使用する

function blobToFile(blob, fileName, type) {
  const objectURL = URL.createObjectURL(blob);
  const file = new File([objectURL], fileName, { type });
  console.log(file);

  // オブジェクト URL が不要になったら破棄する
  URL.revokeObjectURL(objectURL);
}

const blob = new Blob(['Hello, world!'], { type: 'text/plain' });
blobToFile(blob, 'hello.txt', 'text/plain');

Node.js

const fs = require('fs');

const blob = new Blob(['Hello, world!'], { type: 'text/plain' });
const fileName = 'hello.txt';

fs.writeFile(fileName, blob, (err) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }
  console.log('File saved successfully!');
});

説明

JavaScript

上記のコードは、2つの方法で BlobFile に変換する方法を示しています。

  1. FileReader を使用する:
    • FileReader オブジェクトを使用して、Blob オブジェクトの内容を読み取ります。
    • 読み取られた内容を Data URL に変換します。
    • Data URL とファイル名、MIME タイプを使用して新しい File オブジェクトを作成します。

Node.js

上記のコードは、fs モジュールの writeFile() メソッドを使用して、Blob オブジェクトをファイルに書き出す方法を示しています。

  • writeFile() メソッドに、ファイル名、書き込むデータ、オプションを含むオブジェクトを渡します。
  • Blob オブジェクトは、書き込むデータとして渡されます。
  • エラーが発生した場合、またはファイルが正常に書き込まれた場合に、コールバック関数が呼び出されます。

このサンプルコードは、基本的な使用方法を示すものです。具体的な使用方法については、状況に合わせて調整する必要があります。




Blob を File に変換するその他の方法

Base64 エンコーディングを使用する

Blob オブジェクトを Base64 エンコーディングされた文字列に変換し、その文字列を新しい File オブジェクトにデコードすることができます。

function blobToFileBase64(blob, fileName, type) {
  const reader = new FileReader();
  reader.onload = function(event) {
    const base64 = event.target.result;
    const file = new File([base64], fileName, { type });
    console.log(file);
  };
  reader.readAsDataURL(blob);
}

const blob = new Blob(['Hello, world!'], { type: 'text/plain' });
blobToFileBase64(blob, 'hello.txt', 'text/plain');

FormData を使用する

Blob オブジェクトを FormData オブジェクトに追加し、その FormData オブジェクトを使用して新しい File オブジェクトを作成することができます。

function blobToFileFormData(blob, fileName, type) {
  const formData = new FormData();
  formData.append('file', blob, fileName);
  const file = new File([formData], fileName, { type });
  console.log(file);
}

const blob = new Blob(['Hello, world!'], { type: 'text/plain' });
blobToFileFormData(blob, 'hello.txt', 'text/plain');

カスタムライブラリを使用する

blob-utilfile-saver.js などのライブラリを使用すると、Blob を File に変換する機能が提供されています。これらのライブラリを使用すると、コードを簡潔に記述することができます。

// blob-util を使用する場合
const { BlobToFile } = require('blob-util');

const blob = new Blob(['Hello, world!'], { type: 'text/plain' });
const file = BlobToFile(blob, 'hello.txt', 'text/plain');
console.log(file);

// file-saver.js を使用する場合
const saveAs = require('file-saver');

const blob = new Blob(['Hello, world!'], { type: 'text/plain' });
const file = new File([blob], 'hello.txt', { type: 'text/plain' });
saveAs(file);

注意事項

上記の方法は、すべて JavaScript で Blob を File に変換する方法です。使用する方法は、状況や好みによって選択してください。

また、これらの方法は、すべてのブラウザでサポートされているわけではないことに注意する必要があります。互換性が重要な場合は、FileReader を使用する方が安全です。

今回紹介したのは、JavaScript で Blob を File に変換するいくつかの方法です。状況に合わせて適切な方法を選択してください。


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