Sass/LESSでさらに便利! vhからピクセルを引く高度なテクニック

2024-06-23

CSSの calc() 関数で vh からピクセルを引くことは可能なのか?

問題点:

  • vh はビューポートの高さを百分率で表す単位です。一方、ピクセルは絶対的な長さの単位です。
  • calc() 関数は、異なる種類の単位を直接組み合わせることを想定されていません。

代替手段:

  1. 算術演算と単位の組み合わせ:
height: calc(100vh - 50px); /* ビューポートの高さを100%から50px引く */

上記のように、calc() 関数内で算術演算を行い、単位を揃えることで、vh からピクセルを引いたような値を計算することができます。

  1. CSS変数:
:root {
  --vh-minus-50px: calc(100vh - 50px);
}

#element {
  height: var(--vh-minus-50px);
}

CSS変数を用いて、vh から 50px を引いた値をあらかじめ定義しておき、それを要素の高さに設定する方法です。この方法では、複数の要素で同じ値を使用したい場合に便利です。

  1. JavaScript:
window.onload = function() {
  var vh = window.innerHeight;
  var element = document.getElementById('element');
  element.style.height = (vh - 50) + 'px';
};

JavaScriptを用いて、ページロード時にビューポートの高さを取得し、そこから 50px を引いた値を要素の高さに設定する方法です。この方法は、動的な処理が必要な場合に有効です。

注意点:

  • ブラウザによっては、calc() 関数の処理速度が遅くなる場合があります。
  • レスポンシブデザインの場合、ビューポートサイズの変化に応じて要素の高さを調整する必要があります。



    <!DOCTYPE html>
    <html>
    <head>
      <title>vhからピクセルを引く</title>
      <style>
        #element {
          height: calc(100vh - 50px); /* ビューポートの高さを100%から50px引く */
          background-color: #f00;
        }
      </style>
    </head>
    <body>
      <div id="element"></div>
    </body>
    </html>
    

    このコードは、#element 要素の高さをビューポートの高さを100%から50px引いた値に設定します。要素は赤色で塗りつぶされます。

    <!DOCTYPE html>
    <html>
    <head>
      <title>vhからピクセルを引く</title>
      <style>
        :root {
          --vh-minus-50px: calc(100vh - 50px);
        }
    
        #element {
          height: var(--vh-minus-50px); /* CSS変数を使用 */
          background-color: #f00;
        }
      </style>
    </head>
    <body>
      <div id="element"></div>
    </body>
    </html>
    

    このコードは、--vh-minus-50px というCSS変数にビューポートの高さを100%から50px引いた値を定義し、#element 要素の高さをその変数の値に設定します。要素は赤色で塗りつぶされます。

    <!DOCTYPE html>
    <html>
    <head>
      <title>vhからピクセルを引く</title>
      <style>
        #element {
          background-color: #f00;
        }
      </style>
    </head>
    <body>
      <div id="element"></div>
      <script>
        window.onload = function() {
          var vh = window.innerHeight;
          var element = document.getElementById('element');
          element.style.height = (vh - 50) + 'px';
        };
      </script>
    </body>
    </html>
    

    このコードは、JavaScriptを用いてページロード時にビューポートの高さを取得し、そこから 50px を引いた値を #element 要素の高さに設定します。要素は赤色で塗りつぶされます。

    説明:

    • 上記のコードはあくまでサンプルであり、実際の使用状況に合わせて調整する必要があります。
    • それぞれの方法にはそれぞれ長所と短所があります。状況に合わせて適切な方法を選択してください。



      CSS で vh からピクセルを引くその他の方法

      CSSフレームワークのユーティリティを使用する

      BootstrapやFoundationなどのCSSフレームワークには、vh からピクセルを引くためのユーティリティクラスが用意されている場合があります。これらのユーティリティクラスを使用すると、コードを簡潔に記述することができます。

      例:Bootstrap

      <div class="h-100-minus-50">
        </div>
      

      上記のコードは、Bootstrapの h-100-minus-50 ユーティリティクラスを使用することで、要素の高さをビューポートの高さを100%から50px引いた値に設定します。

      SassやLESSなどのCSSプリプロセッサを使用すると、calc() 関数以外にも様々な計算式を記述することができます。

      例:Sass

      $header-height: 50px;
      
      #element {
        height: 100vh - $header-height;
      }
      

      上記のコードは、Sassの変数 $header-height にヘッダーの高さを定義し、#element 要素の高さを 100vh から $header-height を引いた値に設定します。

      カスタム関数を使用する

      CSSでカスタム関数を作成し、vh からピクセルを引く処理をカプセル化することができます。

      function vhMinusPx($vh, $px) {
        return calc(100vh - $px);
      }
      
      #element {
        height: vhMinusPx(100, 50);
      }
      

      上記のコードは、vhMinusPx というカスタム関数を作成し、vh からピクセルを引く処理を定義しています。#element 要素の高さを vhMinusPx(100, 50) とすることで、ビューポートの高さを100%から50px引いた値を設定することができます。

      それぞれの方法のメリットとデメリット

      • CSSフレームワークのユーティリティを使用する:
        • メリット:コードが簡潔になる
        • デメリット:使用しているCSSフレームワークにユーティリティクラスが用意されている必要がある
      • Sass/LESSなどのCSSプリプロセッサを使用する:
        • メリット:柔軟性が高い
        • デメリット:Sass/LESSを習得する必要がある
      • カスタム関数を使用する:
        • メリット:コードを再利用しやすい
        • デメリット:コード量が増える

        上記以外にも、様々な方法で vh からピクセルを引くことができます。最適な方法は、状況や要件によって異なります。


        css less


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