Flexbox 表示の違い

2024-09-08

display: inline-flexdisplay: flex の違い (CSS/Flexbox)

日本語

display: inline-flexdisplay: flex は、CSSのFlexboxレイアウトにおいて、要素の表示方法を指定するプロパティです。その違いは、要素がブロックレベル要素として扱われるか、インラインレベル要素として扱われるかという点にあります。

display: flex

  • 他のブロックレベル要素と同様に、改行されます。
  • 要素の幅と高さを設定できます。
  • 要素は新しいブロックを作成し、そのブロック内に子要素を配置します。
  • 要素をブロックレベル要素として扱います。

display: inline-flex

  • 他のインラインレベル要素と同様に、同一行に表示されます。
  • 要素はテキストフローの中での位置を占めます。
  • display: inline-flex は、要素をテキストフロー内に配置し、インラインレベル要素としての特性を保持しながらFlexboxのレイアウトを利用したい場合に使用されます。
  • display: flex は、要素を独立したブロックとして配置し、柔軟なレイアウトを作成するのに適しています。


/* display: flex */
.container {
  display: flex;
  justify-content: center;
  align-items: center;
}

/* display: inline-flex */
.inline-container {
  display: inline-flex;
  align-items: center;
}



<div class="container">
  <div>Item 1</div>
  <div>Item 2</div>
  <div>Item 3</div>
</div>

<style>
  .container {
    display: flex;
    justify-content: center;
    align-items: center;
    border: 1px solid black;
    padding: 10px;
  }
</style>
  • justify-content: center は子要素を水平方向の中央に配置し、align-items: center は子要素を垂直方向の中央に配置します。
  • .container はブロックレベル要素として表示され、子要素は水平方向に並べられます。
  • この例では、.container 要素に display: flex を設定しています。
<p>This is some text. <span class="inline-container">Item 1 Item 2 Item 3</span></p>

<style>
  .inline-container {
    display: inline-flex;
    align-items: center;
    border: 1px solid black;
    padding: 5px;
  }
</style>
  • align-items: center は子要素を垂直方向の中央に配置します。
  • .inline-container はインラインレベル要素として表示され、テキストフローの中に配置されます。



浮動要素 (Floating Elements)

  • 欠点
    複雑なレイアウトやレスポンシブデザインの実装が難しくなることがあります。
  • 利点
    柔軟なレイアウトが作成できます。
  • 原理
    要素を左または右に浮かせ、他の要素の周りを回り込ませることでレイアウトを制御します。

絶対位置付け (Absolute Positioning)

  • 欠点
    他の要素との関係が複雑になることがあります。
  • 原理
    要素の位置を親要素に対する相対的な座標で指定し、レイアウトを制御します。

テーブル (Tables)

  • 欠点
    柔軟性に欠け、HTMLのセマンティクスが損なわれることがあります。
  • 原理
    テーブル構造を使用して、要素をセルに配置し、レイアウトを制御します。

CSS Grid Layout

  • 欠点
    理解が難しく、ブラウザのサポート状況がまだ限られています。
  • 利点
    複雑なレイアウトが作成でき、レスポンシブデザインの実装が容易です。

Flexboxと比較した場合の利点と欠点

  • 代替方法
    • より高度なレイアウトが作成できる場合がある。
    • ブラウザのサポート状況が限られる場合がある。
    • 理解が難しく、実装が複雑になることがある。
  • Flexbox
    • シンプルで理解しやすい。
    • ブラウザのサポートが良好。
    • 複雑なレイアウトには限界がある。

適切な方法の選択

  • 既存のHTML構造を利用したい
    テーブルが使用されることがあります。
  • 特殊なレイアウト
    浮動要素や絶対位置付けが使用されることがあります。
  • 複雑なレイアウトまたはレスポンシブデザイン
    CSS Grid Layoutが適しています。
  • シンプルで柔軟なレイアウト
    Flexboxが最適です。

css flexbox



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