【グローバルスコープ徹底解説】DOM ツリー要素の ID を JavaScript で取得する方法
DOM ツリー要素の ID がグローバル プロパティになるか?
DOM ツリー要素の ID は、グローバル プロパティにはなりません。
ただし、いくつかの注意点があります。
グローバルスコープで要素にアクセスする方法
以下の方法で、グローバルスコープから DOM 要素にアクセスすることは可能です。
- document.getElementById() 関数を使う: この関数は、ID を指定して要素を 1 つ取得します。取得した要素は、グローバルスコープで参照できます。
const element = document.getElementById('myElement');
// 以降、`element` はグローバルスコープで利用可能
- window オブジェクトを使う:
window
オブジェクトには、DOM ツリーのルート要素であるdocument
プロパティがあります。このプロパティを使って、ID で要素を取得することができます。取得した要素は、グローバルスコープで参照できます。
const element = window.document.getElementById('myElement');
// 以降、`element` はグローバルスコープで利用可能
ID と同じ名前のグローバル変数
DOM 要素の ID と同じ名前のグローバル変数が存在する場合、その変数にアクセスすると、DOM 要素ではなく変数が返されます。
これは、変数が優先的に参照されるためです。意図せず DOM 要素にアクセスしてしまうのを防ぐため、ID と同じ名前のグローバル変数は避けることを推奨します。
その他の注意点
- 上記の方法で取得した要素は、あくまでもその時点での DOM ツリーの状態 を反映しています。DOM ツリーが変更された場合、要素のプロパティや状態も変化します。
- パフォーマンス を考慮する場合、頻繁にグローバルスコープから要素にアクセスするのは避けたほうが良いでしょう。その場合は、局所変数に要素を格納するなど、適切な方法を選択してください。
DOM ツリー要素の ID はグローバル プロパティではありませんが、上記の方法でグローバルスコープからアクセスすることは可能です。ただし、注意点も理解した上で利用することが重要です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>DOM ツリー要素の ID をグローバルスコープで取得</title>
</head>
<body>
<div id="myElement">グローバルスコープでアクセスできる要素</div>
<script>
const element = document.getElementById('myElement');
console.log(element); // DOM 要素が出力されます
</script>
</body>
</html>
window オブジェクトを使う
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>DOM ツリー要素の ID をグローバルスコープで取得</title>
</head>
<body>
<div id="myElement">グローバルスコープでアクセスできる要素</div>
<script>
const element = window.document.getElementById('myElement');
console.log(element); // DOM 要素が出力されます
</script>
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>ID と同じ名前のグローバル変数</title>
</head>
<body>
<div id="myElement">グローバルスコープでアクセスできる要素</div>
<script>
// ID と同じ名前のグローバル変数を宣言
const myElement = 10;
const element = document.getElementById('myElement');
console.log(element); // DOM 要素が出力されます
console.log(myElement); // 10 が出力されます
</script>
</body>
</html>
このコード例は、DOM ツリー要素の ID をグローバルスコープで取得する方法を理解するのに役立ちます。
補足
- 上記のコードはあくまで例であり、実際の開発では状況に合わせて適切な方法を選択してください。
- DOM 操作は複雑な場合もあります。より詳細な情報については、JavaScript のドキュメントや書籍などを参照してください。
DOM ツリー要素をグローバルスコープで取得するその他の方法
注意: この方法は、Internet Explorer 8 以前 の古いブラウザでのみ使用可能です。現代的な JavaScript 開発では推奨されません。
document.all
プロパティは、DOM ツリー内のすべての要素をコレクションとして取得できます。コレクション内の要素は、インデックス番号または名前でアクセスできます。
const element = document.all['myElement'];
console.log(element); // DOM 要素が出力されます
カスタム属性を使う
DOM 要素にカスタム属性を設定し、その属性値を使って要素を取得する方法です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>カスタム属性を使う</title>
</head>
<body>
<div id="myElement" data-global="true">グローバルスコープでアクセスできる要素</div>
<script>
const elements = document.querySelectorAll('[data-global="true"]');
const element = elements[0];
console.log(element); // DOM 要素が出力されます
</script>
</body>
</html>
HTML5 では、data-*
属性を使ってデータ属性を定義することができます。データ属性を使って要素を取得する方法と、カスタム属性を使う方法は似ています。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>データ属性を使う</title>
</head>
<body>
<div id="myElement" data-global="true">グローバルスコープでアクセスできる要素</div>
<script>
const elements = document.querySelectorAll('[data-global="true"]');
const element = elements[0];
console.log(element); // DOM 要素が出力されます
</script>
</body>
</html>
グローバルオブジェクトに格納する
DOM 要素をグローバルオブジェクトに格納することで、グローバルスコープからアクセスすることができます。
const globalObject = window; // または、任意のグローバルオブジェクト
globalObject.myElement = document.getElementById('myElement');
// 以降、`globalObject.myElement` で DOM 要素にアクセス可能
javascript html dom