Node.js ファイル追記 解説

2024-08-30

Node.jsでファイルに追記する

JavaScript、Node.js、fsモジュール

Node.jsでファイルに追記するには、fsモジュールを使用します。このモジュールは、ファイルシステムへの読み書き操作を提供します。

追記方法

  1. fsモジュールのインポート
    const fs = require('fs');
    
  2. ファイルを開く
    fs.appendFile('filename.txt', '追加するテキスト', (err) => {
        if (err) throw err;
        console.log('追加が完了しました');
    });
    
    • filename.txt: 追記するファイル名です。
    • 追加するテキスト: ファイルに追加するテキストです。
    • (err) => { ... }: ファイル操作が完了した後に実行されるコールバック関数です。エラーが発生した場合、errにエラーオブジェクトが格納されます。

追記の説明

  • エラーが発生した場合、コールバック関数が実行され、エラーオブジェクトが渡されます。
  • 追記が成功すると、コールバック関数が実行されます。
  • ファイルが存在しない場合は、新しいファイルが作成されます。
  • fs.appendFileメソッドは、指定されたファイルにテキストを追記します。

追記の例

const fs = require('fs');

fs.appendFile('log.txt', '新しいログを追加します\n', (err) => {
    if (err) throw err;
    console.log('ログが追加されました');
});

このコードでは、log.txtファイルに新しいログメッセージを追加します。

注意

  • エラーが発生した場合、適切なエラー処理を実装してください。
  • ファイルが存在しない場合、自動的に作成されます。
  • ファイル操作は非同期処理であるため、コールバック関数を使用して結果を処理する必要があります。



例1: 基本的な追記

const fs = require('fs');

fs.appendFile('filename.txt', '追加するテキスト', (err) => {
    if (err) throw err;
    console.log('追加が完了しました');
});
  • 追記が成功すると、コンソールに「追加が完了しました」と表示します。
  • エラーが発生した場合、エラーを投げます。
  • fs.appendFileメソッドを使用して、filename.txtファイルに「追加するテキスト」を追記します。

例2: 複数行の追記

const fs = require('fs');

const textToAdd = `
新しい行1
新しい行2
新しい行3
`;

fs.appendFile('filename.txt', textToAdd, (err) => {
    if (err) throw err;
    console.log('複数行が追加されました');
});
  • 複数行のテキストをtextToAdd変数に格納します。

例3: 非同期処理の利用

const fs = require('fs');

fs.appendFile('filename.txt', '追加するテキスト', (err) => {
    if (err) {
        console.error('エラーが発生しました:', err);
    } else {
        console.log('追加が完了しました');
    }
});

console.log('他の処理が実行されます');
  • エラーが発生した場合、エラーメッセージを表示します。
  • fs.appendFileメソッドは非同期処理であるため、コールバック関数が実行される前に他の処理が実行されます。

例4: Promiseの利用

const fs = require('fs');
const util = require('util');

const appendFileAsync = util.promisify(fs.appendFile);

async function appendToFile() {
    try {
        await appendFileAsync('filename.txt', '追加するテキスト');
        console.log('追加が完了しました');
    } catch (err) {
        console.error('エラーが発生しました:', err);
    }
}

appendToFile();
  • async/await構文を使用して、非同期処理を同期的に記述します。
  • util.promisifyを使用して、fs.appendFileメソッドをPromiseに変換します。



fs.writeFileメソッドの使用

fs.writeFileメソッドは、ファイルの内容を書き換えます。既存のファイルが存在する場合、その内容を上書きします。ファイルが存在しない場合は、新しいファイルを作成します。

const fs = require('fs');

fs.writeFile('filename.txt', '追加するテキスト', (err) => {
    if (err) throw err;
    console.log('追加が完了しました');
});

fs.createWriteStreamメソッドの使用

fs.createWriteStreamメソッドは、ファイルへの書き込みストリームを作成します。このストリームを使用して、ファイルにデータを書き込むことができます。

const fs = require('fs');

const writeStream = fs.createWriteStream('filename.txt', { flags: 'a' });

writeStream.write('追加するテキスト');
writeStream.end();
  • flags: 'a'オプションは、ファイルに追記するモードを指定します。

fs.promisesモジュールの使用

fs.promisesモジュールは、fsモジュールのメソッドをPromiseベースで提供します。これにより、非同期処理をより簡潔に記述することができます。

const fs = require('fs').promises;

async function appendToFile(filename, text) {
    try {
        await fs.appendFile(filename, text);
        console.log('追加が完了しました');
    } catch (err) {
        console.error('エラーが発生しました:', err);
    }
}

appendToFile('filename.txt', '追加するテキスト');

streamモジュールの使用

streamモジュールを使用して、ファイルへの書き込みをより柔軟に制御することができます。

const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('input.txt');
const writableStream = fs.createWriteStream('output.   txt', { flags: 'a' });

readableStream.pipe(writableStream);
  • このコードは、input.txtファイルの内容をoutput.txtファイルに追記します。

javascript node.js fs



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