jQuery で Ajax リクエストがタイムアウトしたかどうかを確実に知る方法
jQuery での $.ajax エラーがタイムアウトかどうかを判断する方法
タイムアウトエラーを判断する方法
以下の方法は、$.ajax
リクエストで発生したエラーがタイムアウトかどうかを判断する一般的な方法です。
error コールバック関数を使用する:
$.ajax
リクエストには、エラーが発生した場合に呼び出されるerror
コールバック関数を指定できます。このコールバック関数には、エラーオブジェクトが渡されます。このオブジェクトには、XMLHttpRequest
オブジェクトへの参照が含まれています。このオブジェクトを使用して、エラーの種類と原因を確認できます。$.ajax({ url: '/data.json', error: function(error) { if (error.timeout) { console.error('タイムアウトエラーが発生しました。'); } else { console.error('その他のエラーが発生しました。'); } } });
$.ajax
オプションのtimeout
プロパティを使用して、リクエストのタイムアウト時間を設定できます。タイムアウト時間が経過しても応答が届かない場合、error
コールバック関数が呼び出され、error.timeout
プロパティがtrue
に設定されます。$.ajax({ url: '/data.json', timeout: 5000, // 5秒後にタイムアウト error: function(error) { if (error.timeout) { console.error('タイムアウトエラーが発生しました。'); } else { console.error('その他のエラーが発生しました。'); } } });
jQuery Deferred オブジェクトを使用する:
$.ajax
リクエストは、Deferred
オブジェクトを返します。このオブジェクトを使用して、リクエストの完了、成功、エラーを処理できます。Deferred
オブジェクトには、state()
メソッドとpromise()
メソッドがあります。state()
メソッドは、リクエストの現在の状態 ("pending"
,"resolved"
,"rejected"
) を返します。promise()
メソッドは、リクエストが完了したときに実行される関数を指定するためのメソッドです。
以下のコードは、
Deferred
オブジェクトを使用してタイムアウトエラーを判断する方法を示しています。var request = $.ajax({ url: '/data.json', timeout: 5000 }); request.done(function(data) { console.log('リクエストが成功しました。'); }).fail(function(error) { if (error.state() === 'timeout') { console.error('タイムアウトエラーが発生しました。'); } else { console.error('その他のエラーが発生しました。'); } });
その他の注意点
- 上記の方法は、一般的な方法を説明しています。使用するライブラリや環境によっては、異なる方法が必要になる場合があります。
- タイムアウトエラーが発生した場合は、適切な処理を行う必要があります。例えば、リクエストを再実行したり、ユーザーにエラーメッセージを表示したりするなどが考えられます。
- ネットワーク環境やサーバーの負荷状況によっては、タイムアウト時間が経過しても応答が届く場合があります。
$(document).ready(function() {
// タイムアウト時間を設定
var timeout = 5000;
// $.ajax リクエストを実行
$.ajax({
url: '/data.json',
timeout: timeout,
error: function(error) {
// エラーの種類を判断
if (error.timeout) {
console.error('タイムアウトエラーが発生しました。');
} else {
console.error('その他のエラーが発生しました。');
}
},
success: function(data) {
console.log('リクエストが成功しました。');
console.log(data);
}
});
});
このコードでは、以下の処理が行われます。
timeout
変数に、リクエストのタイムアウト時間を設定します。$.ajax
リクエストを実行します。error
コールバック関数で、エラーの種類を判断します。timeout
プロパティがtrue
の場合は、タイムアウトエラーが発生したと判断します。success
コールバック関数で、リクエストが成功したことを処理します。
$(document).ready(function() {
// タイムアウト時間を設定
var timeout = 5000;
// $.ajax リクエストを実行
var request = $.ajax({
url: '/data.json',
timeout: timeout
});
// リクエストが完了したときに処理を実行
request.done(function(data) {
console.log('リクエストが成功しました。');
console.log(data);
}).fail(function(error) {
// エラーの種類を判断
if (error.state() === 'timeout') {
console.error('タイムアウトエラーが発生しました。');
} else {
console.error('その他のエラーが発生しました。');
}
});
});
$.ajax
リクエストを実行し、Deferred
オブジェクトを取得します。Deferred
オブジェクトのdone()
メソッドを使用して、リクエストが成功したときに処理を実行します。fail()
メソッド内で、state()
メソッドを使用してエラーの種類を判断します。
これらのサンプルコードを参考に、ご自身のニーズに合わせてコードをカスタマイズしてください。
jQuery で $.ajax エラーがタイムアウトかどうかを判断するその他の方法
globalSetup オプションを使用する:
$.ajaxSetup()
オプションを使用して、すべての $.ajax
リクエストにデフォルトのタイムアウト時間を設定できます。また、このオプションを使用して、timeout
プロパティが true
の場合に実行されるコールバック関数を指定できます。
$.ajaxSetup({
timeout: 5000,
error: function(xhr, errorType, error) {
if (xhr.timeout) {
console.error('タイムアウトエラーが発生しました。');
} else {
console.error('その他のエラーが発生しました。');
}
}
});
カスタムエラーハンドラを使用する:
$.ajax
リクエストにカスタムエラーハンドラを指定することで、タイムアウトエラーを含むすべてのエラーを処理できます。
$.ajax({
url: '/data.json',
error: function(error, textStatus, errorThrown) {
if (error.timeout) {
console.error('タイムアウトエラーが発生しました。');
} else {
console.error('その他のエラーが発生しました。詳細: ' + textStatus + ' ' + errorThrown);
}
},
success: function(data) {
console.log('リクエストが成功しました。');
console.log(data);
}
});
jQuery Migrate プラグインを使用すると、古いバージョンの jQuery の機能を新しいバージョンで使用できます。このプラグインには、$.ajax
リクエストの timeout
プロパティが true
の場合に実行されるコールバック関数を指定するための ajaxErrorTimeout
オプションが含まれています。
$.migrateExtend({
ajaxErrorTimeout: function(xhr, errorType, error) {
if (xhr.timeout) {
console.error('タイムアウトエラーが発生しました。');
} else {
console.error('その他のエラーが発生しました。');
}
}
});
$.ajax({
url: '/data.json',
success: function(data) {
console.log('リクエストが成功しました。');
console.log(data);
}
});
これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。ご自身のニーズに合わせて、最適な方法を選択してください。
jquery ajax connection-timeout