JavaScript日付フォーマット解説

2024-08-17

JavaScript で日付をフォーマットする方法

JavaScript では、日付オブジェクトを様々な形式で表示するために、いくつかの方法があります。

基本的な方法

  • toISOString(): ISO 8601 形式の文字列を返します。
  • toLocaleTimeString(): ローカル設定に基づいた時刻の文字列を返します。
  • new Date(): 現在の日時を取得します。
const now = new Date();

console.log(now.toLocaleDateString()); // 例: 2024/08/16
console.log(now.toLocaleTimeString()); // 例: 18:50:58
console.log(now.toISOString());      // 例: 2024-08-17T02:50:58.123Z

カスタムフォーマット

  • Intl.DateTimeFormat(): より細かい制御ができる日付フォーマットオブジェクトです。
const options = { year: 'numeric', month: '2-digit', day: '2-digit' };
const formatter = new Intl.DateTimeFormat('ja-JP', options);
const formattedDate = formatter.format(new Date());

console.log(formattedDate); // 例: 2024/08/16

独自関数によるフォーマット

  • 特殊なフォーマットが必要な場合は、自分で関数を定義することもできます。
function formatDate(date) {
  const year = date.getFullYear();
  const month = ('0' + (date.getMonth() + 1)).slice(-2);
  const day = ('0' + date.getDate()).slice(-2);
  return `${year}/${month}/${day}`;
}

const    formattedDate = formatDate(new Date());
console.log(formattedDate); // 例: 2024/08/16

注意点

  • 独自のフォーマット関数を作成する場合は、ゼロパディングや桁数調整などに注意が必要です。
  • Intl.DateTimeFormat() を使用すると、より正確なロケール指定やフォーマットのカスタマイズができます。
  • toLocaleDateString()toLocaleTimeString() の結果は、ユーザーのロケール設定によって異なる場合があります。



const now = new Date();

console.log(now.toLocaleDateString()); // 例: 2024/08/16
console.log(now.toLocaleTimeString()); // 例: 18:50:58
console.log(now.toISOString());      // 例: 2024-08-17T02:50:58.123Z
  • toISOString(): ISO 8601 形式の文字列を返します。これは国際標準の日時表現で、YYYY-MM-DDTHH:mm:ss.sssZ の形式になります。
  • new Date(): 現在の日時を表す Date オブジェクトを作成します。
const options = { year: 'numeric', month: '2-digit', day: '2-digit' };
const formatter = new Intl.DateTimeFormat('ja-JP', options);
const formattedDate = formatter.format(new Date());

console.log(formattedDate); // 例: 2024/08/16
  • formatter.format(new Date()): 指定したオプションとロケール (ja-JP) に基づいて日付をフォーマットします。
  • options オブジェクト: フォーマットのオプションを指定します。
    • year: 年の表示形式 ('numeric', '2-digit' など)
  • Intl.DateTimeFormat(): より柔軟な日付フォーマットを作成するためのコンストラクタです。
function formatDate(date) {
  const year = date.getFullYear();
  const month = ('0' + (date.getMonth() + 1)).slice(-2);
  const day = ('0' + date.getDate()).slice(-2);
  return `${year}/${month}/${day}`;
}

const    formattedDate = formatDate(new Date());
console.log(formattedDate); // 例: 2024/08/16
  • テンプレートリテラル (${}) を使って、年、月、日をスラッシュで結合して文字列を作成します。
  • ('0' + (date.getMonth() + 1)).slice(-2): 月を 2 桁の文字列に変換します。
  • getFullYear(), getMonth(), getDate(): 日付オブジェクトから年、月、日を取得します。
  • formatDate 関数: 日付オブジェクトを受け取り、指定したフォーマットの文字列を返します。



代替方法

toDateString() と toTimeString()

  • しかし、これらのメソッドはブラウザによってフォーマットが異なるため、信頼性が低い場合があります。
  • toDateString() は日付部分を、toTimeString() は時刻部分を文字列として返します。
const now = new Date();
console.log(now.toDateString()); // 例: Mon Aug 12 2024
console.log(now.toTimeString()); // 例: 18:52:52 GMT-0700 (Pacific Daylight Time)

手動フォーマット

  • 柔軟性がありますが、コードが冗長になる可能性があります。
  • 日付オブジェクトのメソッド (getFullYear(), getMonth(), getDate(), など) を使用して、日付の各部分を抽出し、自分で文字列を組み立てます。
function formatDate(date) {
  const year = date.getFullYear();
  const month = ('0' + (date.getMonth() + 1)).slice(-2);
  const day = ('0' + date.getDate()).slice(-2);
  return `${year}-${month}-${day}`;
}

const    formattedDate = formatDate(new Date());
console.log(formattedDate); // 例: 2024-08-12

ライブラリ利用

  • 例えば、Moment.js や Luxon などのライブラリがあります。
  • 日付フォーマット専用のライブラリを使用することで、複雑なフォーマットやタイムゾーン処理を簡略化できます。
// Moment.js の例
const moment = require('moment');
const formattedDate = moment().format('YYYY-MM-DD');
console.log(formattedDate); // 例: 2024-08-12

どの方法を選ぶか

  • 互換性を重視する場合は、Intl.DateTimeFormat() が推奨されます。
  • 複雑なフォーマットタイムゾーン処理が必要な場合は、ライブラリを利用することを検討してください。
  • シンプルなフォーマットで、ブラウザの挙動に依存しない場合は、手動フォーマットや Intl.DateTimeFormat() が適しています。

注意

  • ライブラリを使用する場合は、ライブラリの依存関係やパフォーマンスに注意が必要です。
  • 手動フォーマットはコードが冗長になりがちです。
  • toDateString()toTimeString() はブラウザによって異なる結果を返す可能性があるため、一般的には推奨されません。

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