React setState 動的キー名

2024-10-07

ReactJSにおける動的キー名でのsetState()について

JavaScriptReactJSでは、オブジェクトのプロパティ名として動的な値を使用することが可能です。これをcomputed properties(計算されたプロパティ)と呼びます。この機能を活用して、**setState()**のキー名を動的に指定することができます。

基本的な構文

this.setState({
  [dynamicKeyName]: newValue
});
  • newValue: 新しい値を設定したい値です。
  • [dynamicKeyName]: ここで、dynamicKeyNameは変数や関数呼び出しなどの動的な値となります。

class MyComponent extends React.Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.state = {
      data: {}
    };
  }

  handleButtonClick = () => {
    const dynamicKey = 'item_' + Math.random();
    this.setState({
      [dynamicKey]: {
        value: 'New value'
      }
    });
  };

  render() {
    return (
      <div>
        <button onClick={this.handleButtonClick}>Add Item</button>
        {Object.keys(this.state.data).map(key => (
          <p key={key}>{this.state.data[key].value}</p>
        ))}
      </div>
    );
  }
}

この例では、ボタンをクリックするとランダムなキー名(item_とランダムな数値)を生成し、そのキーに新しい値を設定しています。その後、Object.keys()を使用してstate.dataのキーをループし、各アイテムをレンダリングしています。

注意点

  • 動的なキー名を適切に管理し、エラーが発生しないように注意してください。
  • キー名は一意である必要があります。重複するキー名を使用すると、意図しない挙動が発生する可能性があります。

活用シーン

  • 外部データの読み込みと表示
  • ユーザー入力に基づく状態の更新
  • 動的に生成されるデータやコンポーネントの管理



this.setState({
  [dynamicKeyName]: newValue
});

ランダムなキー名でアイテムを追加する

class MyComponent extends React.Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.state = {
      items: {}
    };
  }

  handleButtonClick = () => {
    const randomId = Math.random().toString(36).substr(2, 9);
    this.setState({
      items: {
        ...this.state.items,
        [randomId]: {
          text: 'New item'
        }
      }
    });
  };

  render() {
    return (
      <div>
        <button onClick={this.handleButtonClick}>Add Item</button>
        <ul>
          {Object.keys(this.state.items).map(id => (
            <li key={id}>{this.state.items[id].text}</li>
          ))}
        </ul>
      </div>
    );
  }
}

この例では、ボタンをクリックするとランダムなキー名(randomId)を生成し、そのキーに新しいアイテムを追加しています。

ユーザー入力に基づいてアイテムを追加する

class MyComponent extends React.Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.state = {
      items: {},
      newItemText: ''
    };
  }

  handleInputChange = (event) => {
    this.setState({ newItemText: event.target.value });
  };

  hand   leAddItem = () => {
    const newItem    = { text: this.state.newItemText };
    this.setState({
      items: {
        ...this.state.items,
        [newItem.text]: newItem
      },
      newItemText: ''
    });
  };

  render() {
    return (
      <div>
        <input type="text" value={this.state.newItemText} onChange={this.handleInputChange} />
        <button onClick={this.handleAddItem}>Add Item</button>
        <ul>
          {Object.keys(this.state.items).map(key => (
            <li key={key}>{this.state.items[key].text}</li>
          ))}
        </ul>
      </div>
    );
  }
}

この例では、ユーザーがテキストを入力し、ボタンをクリックすると、入力されたテキストをキー名として新しいアイテムを追加しています。




**Object.assign()**の使用

this.setState(Object.assign({}, this.state.items, { [dynamicKeyName]: newValue }));

この方法では、既存のstate.itemsオブジェクトと新しいキーと値をマージして、新しい状態オブジェクトを作成します。

Spread Operatorの使用

this.setState({
  items: {
    ...this.state.items,
    [dynamicKeyName]: newValue
  }
});

この方法では、スプレッド演算子を使用して既存のstate.itemsオブジェクトを展開し、新しいキーと値を追加します。

Reducerパターンの使用

const reducer = (state, action) => {
  switch (action.type) {
    case 'ADD_ITEM':
      return {
        ...state,
        items: {
          ...state.items,
          [action.payload.key]: action.payload.value
        }
      };
    default:
      return state;
  }
};

class MyComponent extends React.Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.state = {
      items: {}
    };
  }

  handleButtonClick = () => {
    const dynamicKey = Math.random().toString(36).substr(2, 9);
    this.setState(state => reducer(state, { type: 'ADD_ITEM', payload: { key: dynamicKey, value: 'New value' } }));
  };

  render() {
    // ...
  }
}

この方法では、reducer関数を使用して状態の更新を管理します。reducerは、現在の状態とアクションを受け取り、新しい状態を返します。

選択基準

  • パフォーマンス: 一般的に、スプレッド演算子やreducerパターンは**Object.assign()**よりもパフォーマンスが優れています。
  • 可読性: reducerパターンは、複雑な状態の更新ロジックを整理し、可読性を向上させることができます。
  • シンプルさ: **Object.assign()**やスプレッド演算子は比較的シンプルで理解しやすいです。

javascript reactjs computed-properties



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