React Router v6でLinkコンポーネントにpropsを渡す方法

2024-04-02

React RouterでLinkにpropsを渡す方法

React Router v6では、Linkコンポーネントにpropsを渡すことで、遷移先のコンポーネントに情報を渡すことができます。これは、さまざまな情報を動的に表示したり、コンポーネント間のデータ共有を実現したりする際に役立ちます。

方法

Linkコンポーネントにpropsを渡す方法はいくつかあります。

  • toプロパティ

toプロパティは、遷移先のパスを指定します。オブジェクト形式で渡すことで、propsキーにpropsを指定できます。

<Link to={{
  pathname: "/about",
  props: {
    userId: 123,
  },
}}>About</Link>
  • stateプロパティ

stateプロパティは、遷移時に一時的に保存したいデータを格納します。遷移先のコンポーネントでは、useLocationフックを使用してstateプロパティにアクセスできます。

<Link to="/about" state={{ userId: 123 }}>About</Link>

遷移先のコンポーネントでpropsを受け取る

遷移先のコンポーネントでは、useParamsフックまたはuseLocationフックを使用して、渡されたpropsを受け取ることができます。

  • useParamsフック

useParamsフックは、toプロパティのパスパラメータにアクセスするためのフックです。

const { userId } = useParams();

// userId を使用してコンポーネントをレンダリング
  • useLocationフック

useLocationフックは、現在のURLと状態情報にアクセスするためのフックです。

const { state } = useLocation();

// state.userId を使用してコンポーネントをレンダリング

注意事項

  • toプロパティでオブジェクト形式を使用する場合は、必ずpropsキーを指定する必要があります。
  • stateプロパティは、遷移時に一時的に保存されるデータのみ格納する必要があります。永続的に保存したいデータは、propsやコンポーネントの状態に格納する必要があります。



import React from "react";
import { Link } from "react-router-dom";

const App = () => {
  return (
    <div>
      <h1>Home</h1>
      <Link to="/about" state={{ userId: 123 }}>About</Link>
    </div>
  );
};

const About = () => {
  const { userId } = useParams();

  return (
    <div>
      <h1>About</h1>
      <p>User ID: {userId}</p>
    </div>
  );
};

export default App;

このコードでは、HomeコンポーネントのLinkコンポーネントにstateプロパティを使用してuserIdを props として渡しています。

Aboutコンポーネントでは、useParamsフックを使用してuserIdを受け取り、表示しています。

このサンプルコードは基本的な例です。Linkコンポーネントに渡せるpropsは、toプロパティとstateプロパティ以外にも多数あります。詳細は、React Router v6ドキュメントを参照してください。




他の方法

  • renderプロパティ

renderプロパティは、レンダリング関数を渡すことで、リンクを動的に生成することができます。この関数内で、propsを渡したいコンポーネントをレンダリングできます。

<Link to="/about" render={({ location }) => (
  <MyLink
    to={location.pathname}
    userId={123}
  />
)}>About</Link>
  • componentプロパティ

componentプロパティは、直接コンポーネントを渡すことで、リンクを生成することができます。このコンポーネントにpropsを渡すことができます。

<Link to="/about" component={MyLink} props={{ userId: 123 }}>About</Link>

Linkコンポーネントにpropsを渡す方法はいくつかあります。どの方法を選択するかは、状況によって異なります。

  • シンプルな方法でpropsを渡したい場合は、toプロパティのpropsキーを使用する。
  • 動的にリンクを生成したい場合は、renderプロパティを使用する。
  • 特定のコンポーネントにpropsを渡したい場合は、componentプロパティを使用する。

それぞれの方法のメリットとデメリットを理解して、適切な方法を選択してください。


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