React Router でプロップを渡す

2024-09-12

React Router で Link コンポーネントにプロップを渡す

React Router の Link コンポーネントは、異なるルートにナビゲートするためのリンクを作成します。このコンポーネントには、ルートへのパスを指定する to プロパティがあります。さらに、 Link コンポーネントにプロップを渡し、そのプロップをナビゲーション先のコンポーネントで利用することができます。

コード例

import { Link } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  return (
    <div>
      <Link to="/detail" state={{ userId: 123 }}>
        User Details
      </Link>
    </div>
  );
}

この例では、state プロパティを使用して userId をナビゲーション先のコンポーネントに渡しています。

プロップの受け取り

ナビゲーション先のコンポーネントで、useLocation フックを使用して location.state からプロップを受け取ることができます。

import { useLocation } from 'react-router-dom';

function DetailPage() {
  const location = useLocation();
  const userId = location.state?.userId;

  return (
    <div>
      User ID: {userId}
    </div>
  );
}

注意

  • state プロパティは、一般的に小さなデータの受け渡しに適しています。大きなデータや複雑なオブジェクトを渡す必要がある場合は、他の方法 (例えば、URLパラメータやクエリパラメータ) を検討してください。
  • state プロパティは、URLに含まれないため、ブラウザの履歴を直接操作してアクセスした場合には、プロップが失われる可能性があります。



コード例の説明

Link コンポーネントにプロップを渡す

import { Link } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  return (
    <div>
      <Link to="/detail" state={{ userId: 123 }}>
        User Details
      </Link>
    </div>
  );
}
  • state プロパティ
    ナビゲーション先のコンポーネントに渡すデータをオブジェクトとして指定します。この例では、userId を 123 に設定しています。
  • to プロパティ
    ナビゲーション先のルートを指定します。この例では、/detail に設定されています。
  • Link コンポーネント
    異なるルートにナビゲートするためのリンクを作成します。
import { useLocation } from 'react-router-dom';

function DetailPage() {
  const location = useLocation();
  const userId = location.state?.userId;

  return (
    <div>
      User ID: {userId}
    </div>
  );
}
  • オプションチェーン演算子 (?.)location.state が存在する場合のみ userId を取得します。これにより、location.statenull または undefined の場合にエラーを防ぎます。
  • location.state
    Link コンポーネントで渡された state プロパティの値を取得します。
  • useLocation フック
    現在のロケーションに関する情報を取得します。



React Router でプロップを渡すための代替方法

URL パラメータ

  • 方法
    • Link コンポーネントの to プロパティに、URLパラメータを含むパスを指定します。
    • ナビゲーション先のコンポーネントで、useParams フックを使用してパラメータを取得します。
  • 利点
    URLに直接含まれるため、ブラウザの履歴を操作してもプロップが保持されます。


// Link コンポーネント
<Link to={`/detail/${userId}`}>User Details</Link>

// ナビゲーション先のコンポーネント
import { useParams } from 'react-router-dom';

function DetailPage() {
  const { userId } = useParams();
  // ...
}

クエリパラメータ

// Link コンポーネント
<Link to="/detail?userId=123">User Details</Link>

// ナビゲーション先のコンポーネント
import { useLocation } from 'react-router-dom';

function DetailPage() {
  const location = useLocation();
  const userId = new URLSearchParams(location.search).get('userId');
  // ...
}

カスタムフック

  • 方法
    • カスタムフックを作成し、プロップの受け渡しと処理を行います。
    • Link コンポーネントでカスタムフックを使用し、ナビゲーション先のコンポーネントでプロップを取得します。
  • 利点
    複雑なロジックをカプセル化し、コードの再利用性を向上させます。
import { useNavigate } from 'react-router-dom';

function useNavigateWithProps(path, props) {
  const navigate = useNavigate();

  return () => {
    navigate(path, { state: props });
  };
}

// Link コンポーネント
<button onClick={useNavigateWithProps('/detail', { userId: 123 })}>User Details</button>

// ナビゲーション先のコンポーネント
import { useLocation } from 'react-router-dom';

function DetailPage() {
  const location = useLocation();
  const userId = location.state?.userId;
  // ...
}

javascript reactjs react-router



テキストエリア自動サイズ調整 (Prototype.js)

Prototype. js を使用してテキストエリアのサイズを自動調整する方法について説明します。Prototype. js を読み込みます。window. onload イベントを使用して、ページの読み込み後にスクリプトを実行します。$('myTextarea') でテキストエリアの要素を取得します。...


JavaScript数値検証 IsNumeric() 解説

JavaScriptでは、入力された値が数値であるかどうかを検証する際に、isNaN()関数やNumber. isInteger()関数などを利用することが一般的です。しかし、これらの関数では小数点を含む数値を適切に検出できない場合があります。そこで、小数点を含む数値も正しく検証するために、IsNumeric()関数を実装することが有効です。...


jQueryによるHTMLエスケープ解説

JavaScriptやjQueryでHTMLページに動的にコンテンツを追加する際、HTMLの特殊文字(<, >, &, など)をそのまま使用すると、意図しないHTML要素が生成される可能性があります。これを防ぐために、HTML文字列をエスケープする必要があります。...


JavaScriptフレームワーク:React vs Vue.js

JavaScriptは、Webページに動的な機能を追加するために使用されるプログラミング言語です。一方、jQueryはJavaScriptライブラリであり、JavaScriptでよく行う操作を簡略化するためのツールを提供します。jQueryを学ぶ場所...


JavaScriptオブジェクトプロパティの未定義検出方法

JavaScriptでは、オブジェクトのプロパティが定義されていない場合、そのプロパティへのアクセスはundefinedを返します。この現象を検出して適切な処理を行うことが重要です。最も単純な方法は、プロパティの値を直接undefinedと比較することです。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



JavaScript、HTML、CSSでWebフォントを検出する方法

CSS font-family プロパティを使用するCSS font-family プロパティは、要素に適用されるフォントファミリーを指定するために使用されます。このプロパティを使用して、Webページで使用されているフォントのリストを取得できます。


ポップアップブロック検知とJavaScript

ポップアップブロックを検知する目的ポップアップブロックはユーザーのプライバシーやセキュリティを保護するためにブラウザに組み込まれている機能です。そのため、ポップアップブロックが有効になっている場合、ポップアップを表示することができません。この状況を検知し、適切な対策を講じるために、JavaScriptを使用することができます。


HTML要素の背景色をJavaScriptでCSSプロパティを使用して設定する方法

JavaScriptを使用すると、CSSプロパティを動的に変更して、HTML要素の背景色を制御できます。この方法により、ユーザーの入力やページの状況に応じて、背景色をカスタマイズすることができます。HTML要素の参照を取得HTML要素の参照を取得


JavaScript オブジェクトの長さについて

JavaScriptにおけるオブジェクトは、プロパティとメソッドを持つデータ構造です。プロパティはデータの値を保持し、メソッドはオブジェクトに対して実行できる関数です。JavaScriptの標準的なオブジェクトには、一般的に「長さ」という概念はありません。これは、配列のようなインデックスベースのデータ構造ではないためです。


JavaScriptグラフ可視化ライブラリ解説

JavaScriptは、ウェブブラウザ上で動作するプログラミング言語です。その中で、グラフの可視化を行うためのライブラリが数多く存在します。これらのライブラリは、データ構造やアルゴリズムを視覚的に表現することで、理解を深める助けとなります。