JavaScriptのPromise.allにおけるエラーハンドリング

2024-09-20

Promise.allは、複数のPromiseがすべて解決されたときに、すべての結果を配列として返すPromiseを生成します。しかし、これらのPromiseのいずれかが失敗した場合、Promise.allは直ちに拒否されます。

エラーハンドリングの一般的なアプローチ

  1. then/catchブロック:

    Promise.all([promise1, promise2, promise3])
      .then(results => {
        // すべてのPromiseが成功した場合の処理
      })
      .catch(error => {
        // 任意のPromiseが失敗した場合の処理
      });
    
  2. async/await:

    async function handlePromises() {
      try {
        const results = await Promise.all([promise1, promise2, promise3]);
        // すべてのPromiseが成功した場合の処理
      } catch (error) {
        // 任意のPromiseが失敗した場合の処理
      }
    }
    

特定のPromiseのエラーを処理する

Promise.allSettledは、すべてのPromiseが解決または拒否されたときに、各Promiseの結果をオブジェクトの配列として返すPromiseを生成します。これにより、特定のPromiseのエラーを個別に処理できます。

Promise.allSettled([promise1, promise2, promise3])
  .then(results => {
    results.forEach(result => {
      if (result.status === 'fulfilled') {
        // 成功したPromiseの処理
      } else {
        // 失敗したPromiseの処理
      }
    });
  });

エラーを再スローする

特定のエラーを再スローして、上位レベルで処理することもできます。

Promise.all([promise1, promise2, promise3])
  .then(results => {
    // すべてのPromiseが成功した場合の処理
  })
  .catch(error => {
    if (error.code === 'specific_error_code') {
      // 特定のエラーを再スロー
      throw error;
    } else {
      // 他のエラーを処理
    }
  });

注意:

  • Promise.allは、いずれかのPromiseが失敗すると直ちに拒否されることを忘れないでください。
  • 特定のPromiseのエラーを処理する場合は、Promise.allSettledを使用するか、個々のPromiseのthen/catchブロックでエラーを処理してください。



Promise.allエラー処理解説

Promise.all([promise1, promise2, promise3])
  .then(results => {
    // すべてのPromiseが成功した場合の処理
  })
  .catch(error => {
    // 任意のPromiseが失敗した場合の処理
  });
async function handlePromises() {
  try {
    const results = await Promise.all([promise1, promise2, promise3]);
    // すべてのPromiseが成功した場合の処理
  } catch (error) {
    // 任意のPromiseが失敗した場合の処理
  }
}
Promise.allSettled([promise1, promise2, promise3])
  .then(results => {
    results.forEach(result => {
      if (result.status === 'fulfilled') {
        // 成功したPromiseの処理
      } else {
        // 失敗したPromiseの処理
      }
    });
  });
Promise.all([promise1, promise2, promise3])
  .then(results => {
    // すべてのPromiseが成功した場合の処理
  })
  .catch(error => {
    if (error.code === 'specific_error_code') {
      // 特定のエラーを再スロー
      throw error;
    } else {
      // 他のエラーを処理
    }
  });



Promise.allエラー処理解説: 他のアプローチ

他のエラーハンドリング方法

Promise.race

  • 最初に解決または拒否されたPromiseの結果を返す。
  • 複数のPromiseのうち、最初に完了したものの結果を処理する必要がある場合に有用。
Promise.race([promise1, promise2, promise3])
  .then(result => {
    // 最初に解決されたPromiseの結果
  })
  .catch(error => {
    // 最初に拒否されたPromiseのエラー
  });
  • すべてのPromiseが拒否された場合にのみ拒否される。
  • 複数のPromiseのうち、少なくとも1つが成功すれば、その結果を返す。
Promise.any([promise1, promise2, promise3])
  .then(result => {
    // 成功したPromiseの結果
  })
  .catch(error => {
    // すべてのPromiseが拒否された場合のエラー
  });

Custom Error Handling Functions

  • 独自のエラーハンドリング関数を作成して、Promise.allの結果を処理する。
function handlePromiseErrors(results) {
  // エラーのチェックと処理
  // ...
}

Promise.all([promise1, promise2, promise3])
  .then(handlePromiseErrors)
  .catch(error => {
    // 他のエラーを処理
  });

Error Propagation

  • エラーを上位レベルに伝播して、そこで処理する。
Promise.all([promise1, promise2, promise3])
  .then(results => {
    // すべてのPromiseが成功した場合の処理
  })
  .catch(error => {
    // エラーを上位レベルに伝播
    throw error;
  });
  • これらのアプローチは、特定のユースケースに応じて選択してください。
  • Promise.raceとPromise.anyは、Promise.allとは異なる挙動を示すため、適切な使用法を理解してください。
  • カスタムエラーハンドリング関数やエラー伝播は、より柔軟なエラー処理を実現できます。

javascript es6-promise



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