文字列から日時へ変換

2024-09-08

JavaScriptにおける文字列から日時への変換について

JavaScriptで文字列を日時オブジェクトに変換するには、主に以下の方法があります。

Date.parse()関数

  • フォーマットが異なる場合は、事前に文字列をISO 8601形式に調整する必要があります。
  • 標準のISO 8601形式("YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ")の文字列を解析します。
const isoString = "2023-12-31T23:59:59Z";
const date = new Date(Date.parse(isoString));
console.log(date); // Tue Dec 31 2023 23:59:59 GMT

new Date(string)コンストラクタ

  • フォーマットが不明確な場合は、toLocaleString()toISOString()を使用し、フォーマットを調整してから使用することをおすすめします。
  • さまざまなフォーマットをサポートしますが、ブラウザ間の互換性や正確性に注意が必要です。
const customString = "2023/12/31 23:59:59";
const date = new Date(customString);
console.log(date); // Tue Dec 31 2023 23:59:59 GMT

moment.jsライブラリ

  • 第三者ライブラリのmoment.jsを使用すると、さまざまなフォーマットを柔軟に解析し、日時操作を簡単に行えます。
const moment = require('moment'); // Node.jsの場合
const customString = "2023/12/31 23:59:59";
const date = moment(customString, "YYYY/MM/DD HH:mm:ss");
console.log(date.toDate()); // Tue Dec 31 2023 23:59:59 GMT

フォーマット指定

  • フォーマットを指定したい場合は、moment.jsなどのライブラリを使用するか、文字列を事前に調整する必要があります。
  • Date.parse()new Date(string)は、デフォルトのISO 8601形式を使用します。

注意

  • ブラウザ間の互換性や正確性に注意してください。



JavaScriptで文字列を日時へ変換する際のコード例解説

「JavaScriptで文字列を日時へ変換する際のコード例を、フォーマット指定も含めて詳しく説明してほしい」ということですね。

コード例と解説

Date.parse()関数を使ったシンプルな例

const isoString = "2023-12-31T23:59:59Z"; // ISO 8601形式の文字列
const date = new Date(Date.parse(isoString));
console.log(date); // Tue Dec 31 2023 23:59:59 GMT
  • ISO 8601形式
    年月日時分秒を特定の形式で表す国際標準です。
  • new Date()
    ミリ秒からDateオブジェクトを作成します。
  • Date.parse()
    ISO 8601形式の文字列をミリ秒に変換します。

ポイント

  • タイムゾーンを明示的に指定したい場合は、文字列の最後に"Z"やタイムゾーンオフセットを付けます。
  • ISO 8601形式以外の文字列は正しく解析できない場合があります。

new Date()コンストラクタを使ったカスタムフォーマットの例

const customString = "2023/12/31 23:59:59";
const date = new Date(customString);
console.log(date); // Tue Dec 31 2023 23:59:59 GMT
  • 上記の例では、多くのブラウザで正しく解析されますが、必ずしも保証されるわけではありません。
  • new Date()は、さまざまなフォーマットの文字列を解析しようとしますが、ブラウザによって解釈が異なる場合があります。
  • より厳密なフォーマット指定には、moment.jsなどのライブラリが便利です。
  • カスタムフォーマットを使用する場合は、ブラウザの互換性を考慮する必要があります。

moment.jsを使った柔軟なフォーマット指定の例

const moment = require('moment'); // Node.jsの場合
const customString = "2023/12/31 23:59:59";
const date = moment(customString, "YYYY/MM/DD HH:mm:ss");
console.log(date.toDate()); // Tue Dec 31 2023 23:59:59 GMT
  • 第2引数にフォーマットを指定することで、任意の形式の文字列を解析できます。
  • moment.jsは、さまざまなフォーマットを柔軟に解析できるライブラリです。
  • フォーマット文字列の詳細はmoment.jsのドキュメントを参照してください。
  • moment.jsは強力なライブラリですが、導入する場合はファイルサイズや依存関係に注意が必要です。
  • moment.jsは柔軟なフォーマット指定が可能です。
  • new Date()はカスタムフォーマットに対応しますが、ブラウザ依存性があります。
  • Date.parse()はISO 8601形式に限定されます。

どの方法を選ぶべきか

  • 高度な日時操作が必要な場合
    moment.js
  • カスタムフォーマットが必要な場合
    new Date()またはmoment.js
  • シンプルなケース
    Date.parse()
  • エラー処理
    不正な文字列が渡された場合のエラー処理を考慮します。
  • ロケール
    表示形式はロケールによって異なります。
  • タイムゾーン
    タイムゾーンを考慮する場合は、toLocaleString()toISOString()などのメソッドを使用します。

具体的なユースケース

  • 日時を特定のフォーマットで表示する
  • 日時計算を行う
  • ユーザーが入力した日時文字列を検証する
  • サーバーから取得した日時文字列をJavaScriptで扱う

ご自身のプロジェクトに合わせて、適切な方法を選択してください。

さらに詳しく知りたい場合は、以下のキーワードで検索してみてください。

  • ISO 8601
  • moment.js
  • Dateオブジェクト
  • JavaScript 日時変換



代替方法

luxonライブラリ

  • よりモダンなJavaScriptの機能を活用し、パフォーマンスや機能面で優れています。
  • moment.jsの代替として人気のあるライブラリです。
const { DateTime } = luxon;

const customString = "2023/12/31 23:59:59";
const date = DateTime.fromISO(customString, { format: "yyyy/MM/dd HH:mm:ss" });
console.log(date.toJS()); // Tue Dec 31 2023 23:59:59 GMT

dayjsライブラリ

  • 基本的な日時操作機能を提供し、ファイルサイズが小さいため、パフォーマンスが向上します。
const dayjs = require('dayjs'); // Node.jsの場合

const customString = "2023/12/31 23:59:59";
const date = dayjs(customString, "YYYY/MM/DD HH:mm:ss");
console.log(date.toDate()); // Tue Dec 31 2023 23:59:59 GMT

date-fnsライブラリ

  • 多くの機能を提供し、パフォーマンスやモジュール性が高く評価されています。
const { parse } = require('date-fns'); // Node.jsの場合

const customString = "2023/12/31 23:59:59";
const date = parse(customString, 'yyyy/MM/dd HH:mm:ss', new Date());
console.log(date); // Tue Dec 31 2023 23:59:59 GMT

ブラウザの組み込み機能

  • ただし、機能やサポート状況はブラウザによって異なります。
  • ブラウザによっては、組み込みの機能を使用して日時操作を行うことができます。
const customString = "2023/12/31 23:59:59";
const date = new Date(customString);
console.log(date); // Tue Dec 31 2023 23:59:59 GMT

選択基準

  • コミュニティ
    サポートや更新が継続されているか。
  • モジュール性
    プロジェクトの構造に適しているか。
  • パフォーマンス
    性能が重要であれば、軽量なライブラリを選ぶ。
  • 機能
    必要とする機能が提供されているか。
  • プロジェクトの要件に合わせて適切なライブラリを選択してください。
  • ブラウザの組み込み機能も利用できますが、サポート状況に注意が必要です。
  • luxon, dayjs, date-fnsは、moment.jsの代替として人気のあるライブラリです。

javascript datetime type-conversion



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