スプレッド構文、Array.from、Lodash… JavaScriptで範囲を生成する方法

2024-04-02

JavaScriptで範囲を生成する

ループを使用する

最も基本的な方法は、ループを使用する方法です。

function generateRange(start, end) {
  const result = [];
  for (let i = start; i <= end; i++) {
    result.push(i);
  }
  return result;
}

const numbers = generateRange(1, 10);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

このコードは、startからendまでの範囲の各数値をresult配列に追加し、最後にその配列を返します。

Array.from()を使用して、範囲を生成することもできます。

const numbers = Array.from({length: 10}, (_, i) => i + 1);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

このコードは、lengthプロパティがend - start + 1である空の配列を作成し、Array.from()を使用して各要素にstartからendまでの値を割り当てます。

スプレッド構文を使用する

ES6以降では、スプレッド構文を使用して範囲を生成できます。

const numbers = [...Array(10).keys()].map(i => i + 1);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

このコードは、Array(10)で長さ10の空の配列を作成し、...演算子を使用してその配列を展開します。keys()メソッドを使用して、展開された配列の各要素のインデックスを取得し、map()を使用して1を加算します。

ライブラリを使用する

Lodashなどのライブラリを使用すると、範囲を生成する関数が提供されます。

const _ = require('lodash');

const numbers = _.range(1, 11);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

これらの方法のいずれを使用しても、JavaScriptで範囲を生成することができます。使用方法は、コードのスタイルや好みによって異なります。

関数型プログラミング

上記の例では、ループを使用していますが、関数型プログラミングの観点からは、ループを使用せずに範囲を生成したい場合があります。

その場合は、Array.from()やスプレッド構文を使用して、ループを使用せずに範囲を生成できます。

const numbers = Array.from({length: 10}, (_, i) => i + 1);

// または

const numbers = [...Array(10).keys()].map(i => i + 1);

これらのコードは、ループを使用せずに、startからendまでの範囲の配列を生成します。

JavaScriptには、Pythonのrange()関数のような、指定された範囲の配列を生成するメソッドはありません。しかし、ループ、Array.from()、スプレッド構文、ライブラリなどの方法を使用して、同様の機能を実現できます。

関数型プログラミングの観点からは、ループを使用せずに範囲を生成することが好ましい場合があります。その場合は、Array.from()やスプレッド構文を使用できます。




ループを使用する

function generateRange(start, end) {
  const result = [];
  for (let i = start; i <= end; i++) {
    result.push(i);
  }
  return result;
}

const numbers = generateRange(1, 10);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

Array.fromを使用する

const numbers = Array.from({length: 10}, (_, i) => i + 1);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

スプレッド構文を使用する

const numbers = [...Array(10).keys()].map(i => i + 1);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

Lodashを使用する

const _ = require('lodash');

const numbers = _.range(1, 11);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]



範囲を生成する他の方法

ジェネレータを使用すると、ループを使用せずに範囲を生成できます。

function* generateRange(start, end) {
  for (let i = start; i <= end; i++) {
    yield i;
  }
}

const numbers = generateRange(1, 10);

for (const number of numbers) {
  console.log(number);
}

// 出力:
// 1
// 2
// 3
// 4
// 5
// 6
// 7
// 8
// 9
// 10

このコードは、yieldキーワードを使用して、ジェネレータ関数を定義します。ジェネレータ関数を呼び出すと、イテレータが返されます。イテレータのnext()メソッドを呼び出すたびに、次の値が生成されます。

function generateRange(start, end) {
  if (start > end) {
    return [];
  }

  return [start, ...generateRange(start + 1, end)];
}

const numbers = generateRange(1, 10);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

このコードは、再帰を使用して、startからendまでの範囲の配列を生成します。startendより大きい場合は、空の配列を返します。そうでない場合は、startと、start + 1からendまでの範囲の配列を再帰的に生成した配列を結合して返します。

テンプレートリテラルを使用する

const numbers = `${Array(10).fill().map((_, i) => i + 1).join(',')}`;
console.log(numbers); // "1,2,3,4,5,6,7,8,9,10"

このコードは、Array(10).fill()を使用して、長さ10の空の配列を作成します。map()を使用して、各要素に1から10までの値を割り当てます。最後に、join(',')を使用して、配列の要素をカンマで区切って文字列に変換します。

JavaScriptには、範囲を生成するさまざまな方法があります。使用方法は、コードのスタイルや好みによって異なります。

ループを使用しない方法としては、ジェネレータ、再帰、テンプレートリテラルなどがあります。これらの方法は、コードをより簡潔に記述することができます。


javascript arrays functional-programming


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