JavaScript / jQueryで要素のスクロール位置を取得し、最後までスクロールしたかどうかを確認する方法

2024-04-02

JavaScript / jQuery で要素のスクロール位置を取得し、ユーザーが最後までスクロールしたかどうかを確認する方法

目次

  • 概要
  • 要素のスクロール位置を取得する方法
    • JavaScript
    • jQuery
  • 補足
    • パフォーマンスの考慮
    • スクロールイベントの発生タイミング
    • 要素の高さを取得する方法

Webページには、ウィンドウ全体だけでなく、個々の要素にもスクロールバーが存在することがあります。ユーザーが要素の最後までスクロールしたかどうかを確認したい場合、以下の情報を取得する必要があります。

  • 要素のスクロール位置
  • 要素の高さ

これらの情報を取得すれば、ユーザーが要素の最後までスクロールしたかどうかを判断することができます。

要素のスクロール位置を取得するには、以下の方法を使用できます。

// 要素のスクロール位置を取得
const scrollTop = element.scrollTop;

// 要素の横スクロール位置を取得
const scrollLeft = element.scrollLeft;

上記のように、scrollTop プロパティと scrollLeft プロパティを使用して、要素の縦スクロール位置と横スクロール位置を取得できます。

// 要素のスクロール位置を取得
const scrollTop = $(element).scrollTop();

// 要素の横スクロール位置を取得
const scrollLeft = $(element).scrollLeft();

jQueryを使用する場合でも、scrollTop() メソッドと scrollLeft() メソッドを使用して、要素のスクロール位置を取得できます。

ユーザーが最後までスクロールしたかどうかを確認するには、以下の方法を使用できます。

// 要素の最後までスクロールしたかどうかを確認
const isScrolledToBottom = scrollTop + window.innerHeight >= element.scrollHeight;

if (isScrolledToBottom) {
  // 最後までスクロールしたときの処理
}

上記のように、以下の条件を満たす場合、ユーザーは要素の最後までスクロールしたと判断できます。

  • 要素のスクロール位置 + ウィンドウの高さ >= 要素の高さ
// 要素の最後までスクロールしたかどうかを確認
const isScrolledToBottom = $(element).scrollTop() + $(window).height() >= $(element).height();

if (isScrolledToBottom) {
  // 最後までスクロールしたときの処理
}

jQueryを使用する場合でも、同様の方法でユーザーが最後までスクロールしたかどうかを確認できます。

以下のサンプルコードは、ユーザーが要素の最後までスクロールしたかどうかを確認し、メッセージを表示する例です。

<div id="element" style="height: 500px; overflow-y: scroll;">
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
</div>
const element = document.getElementById('element');

element.addEventListener('scroll', () => {
  const scrollTop = element.scrollTop;
  const elementHeight = element.scrollHeight;
  const windowHeight = window.innerHeight;

  if (scrollTop + windowHeight >= elementHeight) {
    console.log('最後までスクロールしました');
  }
});

スクロールイベントは頻繁に発生するため、パフォーマンスを考慮して処理を行う必要があります。

スクロールイベントは、ユーザーがスクロールバーを操作したときだけでなく、ブラウザの自動スクロールによっても発生します。

element.scrollHeight プロパティを使用して、要素の高さを取得できます。

  • [Check if a user has scrolled to the bottom of



<html>
<head>
  <title>サンプルコード</title>
</head>
<body>
  <div id="element" style="height: 500px; overflow-y: scroll;">
    <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
    <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
    <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
  </div>
  <script>
    const element = document.getElementById('element');

    element.addEventListener('scroll', () => {
      const scrollTop = element.scrollTop;
      const elementHeight = element.scrollHeight;
      const windowHeight = window.innerHeight;

      if (scrollTop + windowHeight >= elementHeight) {
        console.log('最後までスクロールしました');
      }
    });
  </script>
</body>
</html>

解説

  • element 変数に、スクロールバーを持つ要素を取得します。
  • element.addEventListener('scroll', () => { ... }) で、要素のスクロールイベントにリスナーを追加します。
  • スクロールイベントが発生すると、以下の処理が実行されます。
    • scrollTop 変数に、要素のスクロール位置を取得します。
    • elementHeight 変数に、要素の高さを取得します。
    • scrollTop + windowHeight >= elementHeight の条件を満たす場合、ユーザーが要素の最後までスクロールしたと判断し、「最後までスクロールしました」というメッセージを出力します。

実行方法

  1. 上記のコードを HTML ファイルに保存します。
  2. ブラウザで HTML ファイルを開きます。
  3. 要素を最後までスクロールすると、「最後までスクロールしました」というメッセージが出力されます。

応用

  • 最後までスクロールした時に、追加のコンテンツをロードする処理を追加できます。
  • 無限スクロールを実装する際などに活用できます。



ユーザーが要素の最後までスクロールしたかどうかを確認する他の方法

Intersection Observer API は、要素が画面に表示されたかどうかを監視する API です。この API を使用すれば、要素が画面の下部に表示されたことを検知し、最後までスクロールしたと判断することができます。

<div id="element" style="height: 500px; overflow-y: scroll;">
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
</div>
const element = document.getElementById('element');

const observer = new IntersectionObserver((entries, observer) => {
  entries.forEach(entry => {
    if (entry.isIntersecting) {
      console.log('要素が画面に表示されました');
    } else {
      console.log('要素が画面から非表示になりました');
    }
  });
});

observer.observe(element);
  • IntersectionObserver オブジェクトを作成します。
  • observe() メソッドで、監視対象の要素を指定します。
  • isIntersecting プロパティで、要素が画面に表示されているかどうかを確認できます。

scrollHeight プロパティと scrollTop プロパティ

scrollHeight プロパティは、要素のスクロール可能な高さを取得します。scrollTop プロパティは、要素の現在のスクロール位置を取得します。これらのプロパティを使用して、ユーザーが要素の最後までスクロールしたかどうかを確認することができます。

<div id="element" style="height: 500px; overflow-y: scroll;">
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
</div>
const element = document.getElementById('element');

const scrollTop = element.scrollTop;
const elementHeight = element.scrollHeight;
const windowHeight = window.innerHeight;

if (scrollTop + windowHeight >= elementHeight) {
  console.log('最後までスクロールしました');
}

onScroll イベントは、要素がスクロールされたときに発生します。このイベントを使用して、ユーザーが要素の最後までスクロールしたかどうかを確認することができます。

<div id="element" style="height: 500px; overflow-y: scroll;">
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
  <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
</div>
const element = document.getElementById('element');

element.onscroll = () => {
  const scrollTop = element.scrollTop;
  const elementHeight = element.scrollHeight;
  const windowHeight = window.innerHeight;

  if (scrollTop + windowHeight >= elementHeight) {
    console.log('

javascript jquery scroll


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