JavaScript, Node.js, 非同期処理におけるPromise.allとforEach

2024-10-02

Promise.allforEach は、JavaScriptとNode.jsの非同期処理において、複数の操作を並列または逐次的に実行するための重要なツールです。

Promise.all

  • いずれかが拒否された場合は、すぐに拒否され、他のPromiseの結果は無視されます。
  • すべてが解決された場合は、すべての結果を含む配列を返します。
  • 複数のPromiseを同時に実行し、すべてが解決または拒否されるまで待機します。


const promises = [
  fetch('https://api.example.com/data1'),
  fetch('https://api.example.com/data2'),
  fetch('https://api.example.com/data3')
];

Promise.a   ll(promises)
  .then(responses => {
    // すべてのPromiseが解決された場合の処理
    responses.forEach(response => {
      response.json().then(data => {
        console.log(data);
      });
    });
  })
  .catch(error => {
    // いずれかのPromiseが拒否された場合の処理
    console.error(error);
  });

forEach

  • forEach自体がPromiseを返しません。
  • 関数は非同期操作を行う場合、Promiseを返しても構いません。
  • 配列の各要素に対して指定された関数を呼び出します。
const data = [1, 2, 3];

data.forEach(item => {
  setTimeout(() => {
    console.log(item * 2);
  }, 1000);
});

Promise.allとforEachの使い分け

  • 逐次処理が必要な場合
    forEachを使用します。
  • 並列処理が必要な場合
    Promise.allを使用します。

注意

  • forEachは、各要素に対して関数を呼び出すため、時間がかかっても処理が継続されます。
  • Promise.allは、すべてのPromiseが解決されるまで待機するため、時間がかかる場合があります。



const promises = [
  fetch('https://api.example.com/data1'),
  fetch('https://api.example.com/data2'),
  fetch('https://api.example.com/data3')
];

Promise.a   ll(promises)
  .then(responses => {
    // すべてのPromiseが解決された場合の処理
    responses.forEach(response => {
      response.json().then(data => {
        console.log(data);
      });
    });
  })
  .catch(error => {
    // いずれかのPromiseが拒否された場合の処理
    console.error(error);
  });

解説

  1. 複数のPromiseを作成
    fetch関数を使用して、3つのURLからデータを取得するPromiseを作成します。
  2. Promise.allを実行
    Promise.all関数にPromiseの配列を渡します。
  3. すべてのPromiseが解決された場合
    thenメソッドで、すべてのPromiseが解決された場合の処理を指定します。
  4. 各Promiseの結果を処理
    forEachメソッドを使用して、各Promiseの結果を処理します。
const data = [1, 2, 3];

data.forEach(item => {
  setTimeout(() => {
    console.log(item * 2);
  }, 1000);
});
  1. 配列を作成
    dataという配列に数値を格納します。
  2. forEachを実行
    forEachメソッドを使用して、配列の各要素に対して関数を呼び出します。
  3. 非同期処理
    setTimeout関数を使用して、1秒後に数値を2倍して出力する非同期処理を実行します。



Async/Await

  • Promiseの代わりに使用でき、コードがより読みやすくなります。
  • 非同期処理を同期的なコードのように記述できる構文です。
async function fetchData() {
  const [response1, response2, response3] = await Promise.all([
    fetch('https://api.example.com/data1'),
    fetch('https://api.example.com/data2'),
    fetch('https://api.example.com/data3')
  ]);

  const [   data1, data2, data3] = await Promise.all([
    response1.json(),
    response2.json(),
    response3.json()
  ]);

  console.log(data1, data2, data3);
}

fetchData();
  • 競合的な処理やタイムアウトを実装する際に便利です。
  • 複数のPromiseのうち、最初に解決または拒否されたものを返すPromiseを返します。
const promise1 = new Promise((resolve) => {
  setTimeout(resolve, 2000, 'Promise 1');
});

const promise2 = new Promise((resolve) => {
  setTimeout(resolve, 1000, 'Promise 2');
});

Promise.race([promise1, promise2])
  .then(   result => {
    console.log(re   sult); // 'Promise 2'
  });
  • すべてが拒否された場合は、AggregateErrorを投げます。
const promise1 = new Promise((resolve) => {
  setTimeout(resolve, 2000, 'Promise 1');
});

const promise2 = new Promise((resolve) => {
  setTimeout(resolve, 1000, 'Promise    2');
});

const promise3 = new Promise((_, reject) => {
  setTimeout(reject, 3000, 'Promise 3');
});

Promise.any([promise1, promise2, promise3])
  .then(result => {
    console.log(result); // 'Promise 2'
  })
  .catch(error => {
    console.error(error); // AggregateError: All promises were rejected.
  });

javascript node.js asynchronous



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