ReactでJSONを読み込む方法
React.jsでローカルファイルからJSONデータを読み込む
前提
- JSONファイルがローカルに保存されている。
- React.jsアプリケーションが構築済みである。
方法
ファイルパスを設定
- JSONファイルの相対パスまたは絶対パスを指定する。
- 例:
./data.json
fetch APIを使用
fetch
APIを使用して、ローカルファイルからJSONデータをフェッチする。fetch
APIは、非同期操作であり、Promiseを返す。- 例:
fetch('./data.json') .then(response => response.json()) .then(data => { // JSONデータを受け取った後の処理 console.log(data); // データをReactコンポーネントに表示するなど }) .catch(error => { console.error('Error:', error); });
コード解説
.catch(error => { /* エラー処理 */ })
: フェッチが失敗した場合のエラー処理を実行する。.then(data => { /* 処理 */ })
: JSONデータを受け取った後の処理を実行する。.then(response => response.json())
: フェッチが成功した場合、response.json()
メソッドを使用して、JSONデータをパースする。fetch('./data.json')
: JSONファイルのパスを指定して、フェッチリクエストを送信する。
注意
- ローカルファイルを読み込むには、開発サーバーを使用するか、ファイルシステムAPIを使用する必要がある。
- ブラウザのセキュリティ制限により、ローカルファイルから直接フェッチすることはできない。
開発サーバーを使用
- 開発サーバーを使用することで、ローカルファイルから直接フェッチできる。
create-react-app
などで作成したプロジェクトでは、デフォルトで開発サーバーが提供される。
ファイルシステムAPIを使用
- ただし、ファイルシステムAPIはブラウザのサポート状況に注意が必要である。
- より複雑なファイル操作が必要な場合は、ブラウザのファイルシステムAPIを使用できる。
Reactコンポーネントへの表示
- 例えば、
useState
フックを使用して、JSONデータを状態に管理し、コンポーネントのレンダリング時に表示する。 - JSONデータを受け取った後は、Reactコンポーネントに表示する。
- ブラウザのセキュリティ制限により、直接フェッチできない場合は、開発サーバーを使用するか、ファイルシステムAPIを使用する。
- React.jsでローカルファイルからJSONデータを読み込むには、
fetch
APIを使用する。
ReactでJSONを読み込む方法
例1: fetch APIを使用
import React, { useState, useEffect } from 'react';
function MyComponent() {
const [data, setData] = useState(null);
useEffect(() => {
const fetchData = asyn c () => {
try {
const response = await fetch('./data.json');
const jsonData = await response.json();
setData(jsonData);
} catch (error) {
console.error('E rror:', error);
}
};
fetchData();
}, []);
return (
<div>
{data ? (
<ul>
{data.items.map(item => (
<li key={item.id}>{item.name}</li>
))}
</ul>
) : (
<p>Loading...</p>
)}
</div>
);
}
export default MyComponent;
解説
- コンポーネントのレンダリング時に、状態の値に基づいてJSONデータを表示する。
- JSONデータをパースして、状態に設定する。
await
キーワードを使用して、非同期処理を同期的に扱う。useEffect
フックを使用して、コンポーネントがマウントされたときに非同期処理を実行する。useState
フックを使用して、JSONデータを状態に管理する。
例2: Axiosを使用
import React, { useState, useEffect } from 'react';
import axios from 'axios';
function MyComponent() {
const [data, setData] = useState(null);
useEff ect(() => {
const fetchData = async () => {
try {
const response = await axios.get('./data.json');
setData(response.data);
} catch (error) {
cons ole.error('Error:', error);
}
};
fetchData();
}, []);
return (
<div>
{data ? (
<ul>
{data.items.map(item => (
<li key={item.id}>{item.name}</li>
))}
</ul>
) : (
<p>Loading...</p>
)}
</div>
);
}
export default MyComponent;
- それ以外の部分は、例1と同様である。
- Axiosライブラリを使用して、HTTPリクエストを簡潔に扱う。
- エラー処理を適切に行う。
- JSONデータの構造に応じて、表示方法を適切に調整する。
- ローカルファイルから直接フェッチする場合、ブラウザのセキュリティ制限により、開発サーバーを使用するか、ファイルシステムAPIを使用する必要がある。
- より複雑なファイル操作が必要な場合に適している。
- ブラウザのファイルシステムAPIを使用して、ローカルファイルを読み込む。
import React, { useState, useEffect } from 'react';
function MyComponent() {
const [data, setData] = useState(null);
useEffect(() => {
const fileReader = new FileReader();
fileReader.onload = (event) => {
const jsonData = JSON.parse(event.target.result);
setData(jsonData);
};
fileReader.readAsText('./data.json');
}, []);
// ...
}
カスタムフックを使用
- JSONデータの読み込みを再利用可能なカスタムフックとして実装する。
import React, { useState, useEffect } from 'react';
function useFetchJson(filePath) {
const [data, setData] = useState(null);
useEffect(() => {
const fetchData = async () => {
try {
const response = await fetch(filePath);
const jsonData = await response.json();
setData(jsonData);
} catch (error) {
console.error('Error:', error);
}
};
fetchData();
}, [filePath]);
return data;
}
function MyComponent() {
const data = useFetchJson('./data.json');
// ...
}
ReduxまたはContext APIを使用
- アプリケーション全体でJSONデータにアクセスする必要がある場合に適している。
- JSONデータをグローバルな状態管理ツールであるReduxまたはContext APIを使用して管理する。
Third-partyライブラリを使用
- より高度な機能やパフォーマンス最適化が必要な場合に有用である。
react-query
やswr
などのサードパーティライブラリを使用して、データフェッチとキャッシュを管理する。
選択基準
- パフォーマンス
高いパフォーマンスが求められる場合は、サードパーティライブラリが優れている。 - 再利用性
複数のコンポーネントでJSONデータを使用する場合は、カスタムフックやRedux/Context APIが便利である。 - 複雑度
シンプルな読み込みであれば、fetch
APIやカスタムフックが適している。
javascript ajax json