JavaScript、Ajax、JSONを使ってReact JSでローカルファイルからJSONデータを読み込む

2024-06-27

React JSでローカルファイルからJSONデータを読み込む

XMLHttpRequest (XHR) は、ブラウザからサーバーへ非同期HTTPリクエストを送信するためのAPIです。ローカルファイルへのアクセスも可能です。

コード例:

function loadJSON(file, callback) {
  const xhr = new XMLHttpRequest();
  xhr.open('GET', file);
  xhr.onload = function() {
    if (xhr.status === 200) {
      const data = JSON.parse(xhr.responseText);
      callback(data);
    } else {
      console.error('JSONファイルの読み込みに失敗しました。', xhr.statusText);
    }
  };
  xhr.send();
}

loadJSON('data.json', function(data) {
  console.log(data);
});

FileReader APIは、ブラウザ内でファイルを操作するためのAPIです。ローカルファイルを読み込み、その内容をテキストデータ、バイナリデータ、またはData URLとして取得することができます。

function loadJSON(file, callback) {
  const reader = new FileReader();
  reader.onload = function(event) {
    const data = JSON.parse(event.target.result);
    callback(data);
  };
  reader.readAsText(file);
}

const file = new File(['{"name": "John Doe", "age": 30}'], 'data.json');
loadJSON(file, function(data) {
  console.log(data);
});
  • シンプルなデータ読み込み: XMLHttpRequestの方がシンプルで書きやすいです。
  • ファイルサイズが大きい: FileReader APIの方が、メモリ使用量を抑えることができます。
  • エラー処理: FileReader APIは、エラー処理がより簡単です。

注意点

  • ローカルファイルのみアクセスできます。リモートファイルにはアクセスできません。
  • セキュリティ: ローカルファイルへのアクセスは許可されていますが、悪意のあるコードを実行する可能性があるため、注意が必要です。

    ご自身の目的に合った方法を選択してください。




    index.js

    import React, { useState } from 'react';
    
    function App() {
      const [data, setData] = useState({});
    
      const loadJSON = (file) => {
        const reader = new FileReader();
        reader.onload = (event) => {
          const jsonData = JSON.parse(event.target.result);
          setData(jsonData);
        };
        reader.readAsText(file);
      };
    
      return (
        <div>
          <h1>JSONデータ</h1>
          <button onClick={() => loadJSON(new File(['{"name": "John Doe", "age": 30}'], 'data.json'))}>ファイルを読み込む</button>
          {data && (
            <div>
              <p>名前: {data.name}</p>
              <p>年齢: {data.age}</p>
            </div>
          )}
        </div>
      );
    }
    
    export default App;
    

    package.json

    {
      "name": "react-app",
      "scripts": {
        "start": "react-scripts start",
        "test": "react-scripts test",
        "build": "react-scripts build"
      },
      "dependencies": {
        "react": "^18.0.0",
        "react-dom": "^18.0.0"
      }
    }
    

    このコードの説明

    1. useStateフックを使用して、JSONデータの状態変数 data を定義します。
    2. loadJSON 関数は、ファイルオブジェクトを引数として受け取り、その内容をJSONデータとして解析し、状態変数 data に格納します。
    3. App コンポーネントは、loadJSON 関数を実行するボタンと、JSONデータを表示する領域をレンダリングします。
    4. onClick イベントハンドラは、loadJSON 関数にファイルオブジェクトを渡して、ファイルを読み込みます。
    5. data が存在する場合、data.namedata.age を表示します。

    実行方法

    1. 上記のコードを index.jspackage.json ファイルに保存します。
    2. npm install コマンドを実行して、必要なライブラリをインストールします。
    3. npm start コマンドを実行して、開発サーバーを起動します。
    4. ブラウザで http://localhost:3000 にアクセスすると、サンプルアプリケーションが表示されます。
    5. "ファイルを読み込む" ボタンをクリックすると、ローカルファイルからJSONデータを読み込み、表示します。

    補足

    • このサンプルコードでは、data.json という名前のファイルを用意する必要があります。このファイルは、プロジェクトのルートディレクトリに配置する必要があります。
    • ファイル名やデータ構造は、ご自身の環境に合わせて変更してください。



    React JSでローカルファイルからJSONデータを読み込むその他の方法

    useReducerフックを使用して、JSONデータを読み込むためのreducer関数を定義することができます。

    import React, { useReducer } from 'react';
    
    const initialState = {
      data: null
    };
    
    const reducer = (state, action) => {
      switch (action.type) {
        case 'LOAD_JSON':
          return {
            data: action.payload
          };
        default:
          return state;
      }
    };
    
    function App() {
      const [state, dispatch] = useReducer(reducer, initialState);
      const { data } = state;
    
      const loadJSON = (file) => {
        const reader = new FileReader();
        reader.onload = (event) => {
          const jsonData = JSON.parse(event.target.result);
          dispatch({ type: 'LOAD_JSON', payload: jsonData });
        };
        reader.readAsText(file);
      };
    
      return (
        <div>
          <h1>JSONデータ</h1>
          <button onClick={() => loadJSON(new File(['{"name": "John Doe", "age": 30}'], 'data.json'))}>ファイルを読み込む</button>
          {data && (
            <div>
              <p>名前: {data.name}</p>
              <p>年齢: {data.age}</p>
            </div>
          )}
        </div>
      );
    }
    
    export default App;
    

    useEffectフックを使用して、ファイルの読み込みと状態の更新を処理することができます。

    import React, { useState, useEffect } from 'react';
    
    function App() {
      const [data, setData] = useState(null);
    
      useEffect(() => {
        const loadJSON = async (file) => {
          const response = await fetch(file);
          const jsonData = await response.json();
          setData(jsonData);
        };
    
        loadJSON(new File(['{"name": "John Doe", "age": 30}'], 'data.json'));
      }, []);
    
      return (
        <div>
          <h1>JSONデータ</h1>
          {data && (
            <div>
              <p>名前: {data.name}</p>
              <p>年齢: {data.age}</p>
            </div>
          )}
        </div>
      );
    }
    
    export default App;
    

    カスタムフック

    JSONデータの読み込みと処理をカプセル化するために、カスタムフックを作成することができます。

    import React, { useState, useEffect } from 'react';
    
    const useLoadJSON = (file) => {
      const [data, setData] = useState(null);
    
      useEffect(() => {
        const loadJSON = async () => {
          const response = await fetch(file);
          const jsonData = await response.json();
          setData(jsonData);
        };
    
        loadJSON();
      }, [file]);
    
      return data;
    };
    
    function App() {
      const data = useLoadJSON(new File(['{"name": "John Doe", "age": 30}'], 'data.json'));
    
      return (
        <div>
          <h1>JSONデータ</h1>
          {data && (
            <div>
              <p>名前: {data.name}</p>
              <p>年齢: {data.age}</p>
            </div>
          )}
        </div>
      );
    }
    
    export default App;
    

    各方法の比較

    方法利点欠点
    XMLHttpRequestシンプルで書きやすいエラー処理がやや複雑
    FileReader APIメモリ使用量を抑えられるファイルサイズが大きい場合にパフォーマンスが低下する可能性がある
    useReducerフック状態管理がしやすいコードが複雑になる
    useEffectフックコードがシンプルになるファイルの読み込みが非同期処理になる
    カスタムフックコードを再利用しやすいコードが冗長になる可能性がある

    React JSでローカルファイルからJSONデータを読み込む方法はいくつかあります。それぞれの方法には利点と欠点があるので、状況に合わせて最適な方法を選択してください。


    javascript ajax json


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